日経WOMAN6月号の巻頭では、「私が変わる☆朝の新習慣」を特集しました。
12年3月に日経WOMANの公式サイト上で行った読者アンケート(762人、平均年齢36.5歳)で、朝時間の充実度を100点満点で表してもらったところ、読者平均は49.2点という低い数字! そして、73.1%が「もっと朝時間を活用したい」と答えました。
でも、朝時間の過ごし方を変えると本当に人生が変わるの?
そんな声が聞こえてきそうです。しかし、朝時間の過ごし方を変えて人生が充実したと、実体験を通じて話す人が、特集の中には続々と登場!
以前は朝7時30分起きだったけれど、2年前から5時30分起きに変えたという介護ヘルパーの女性(26歳)。早く起きた時間を福祉関係の資格取得の勉強にあて、介護福祉士や福祉住環境コーディネーター2級、3級の資格を取得してしまいました。また、夜早く寝るようになったため、夜食のラーメンやメロンパン、アイスも食べなくなり、2年間で5kgのダイエットに成功!
コミュニケーションスタイリストの吉戸三貴さん(35歳)は、以前は出社ギリギリの時間に飛び起きて、頭がさえないまま仕事に取りかかり、深夜まで残業するという悪循環に陥っていました。プライベートも健康も後ろ手に回っていた26歳のとき、ストレスと疲労が重なり救急車で運ばれる事態に。それをきっかけに、心身の健康を考えて朝6時起きにシフト。グリーンスムージーの朝食をとる、ストレッチをする、花に水をやるなど、ゆったり過ごすように心がけたところ、夜型生活に比べて、就業時間が1日4時間減! タイムマネジメントもスムーズにできるようになり、仕事の成果が上がるようになりました。
実際に、読者の“朝時間”の実態はどのようなのか。
平均起床時間は6時19分、平日、家を出る時間は7時23分、起床から家を出るまでは1時間19分あります。その間していることは、朝ごはんを作っている人が52.2%で一番多く、続いて、新聞やテレビでニュースをチェック、お弁当を作る、メールをする…と続きます。ちなみに、自らを「朝型」という読者の平均起床時間は5時48分。平均起床時間よりも約30分早いという結果が出ました。
いつもの朝より約30分時間があったら、あなたならどう過ごしますか? 読者のやってみたいことは、資格やスキルアップの勉強が38%、家でヨガやストレッチをすることが33.7%と、人気の過ごし方。ランニングやウオーキングをしたい人も22.9%おり、勉強したい!という日経WOMAN読者らしい希望のほかに、スポーツをしたい人が増えているのが印象的でした。
実際に、今回取材した、朝ランを習慣にしているPARACUP代表の森村ゆきさん、ヨガスタジオに朝通っている女性は、どちらもお話を聞いていてもキラキラしており、スポーツの朝習慣は、担当編集にとってもトライしたい朝習慣のひとつになりました。
ちなみに、監修者として登場していただいた日本IBMの永井孝尚さんは、会社の定時よりも2時間も早く出社している、“朝残業”型朝時間さん。仕事が忙しい時期は、もちろん早く出社した時間で仕事をし、残業せずに帰っていますが、余裕がある時期でも2時間前出社のペースは崩さないと教えてくれました。ただし、そんなときはすぐに会社には行かず、近くのカフェでブログを書くなど自己発信。また、「朝カフェ次世代研究会」という勉強会を主宰するなど、自分の時間としているそう。その結果、社外人脈が広がっただけでなく、なんと朝時間の活用法に関する本も執筆できてしまったそう! まさに、朝時間を使って人生が変わってしまったひとりでした。
今回の特集では、おすすめの朝活として、勉強や美容、掃除、スポーツなどを紹介するほか、女子力アップの朝ごはんレシピや朝早く出勤して仕事の効率を上げる“セルフサマータイム”の過ごし方など、様々なものを取り上げています。その中には、きっとみなさんにも合う朝の過ごし方があると思いますから、ぜひチェックしてみて下さい。
ちなみに、担当編集がすぐに取り入れたのが、ドーター・コパさんが教えてくれた、朝の開運習慣。タオルを毎日変える、通勤ルートを変えてみるなど、ほんのちょっとのことで運気が上がる習慣も、たくさん掲載していますので、お楽しみに!