兵庫県姫路市保健所は7日、同市広畑区正門通の焼肉店で4月25日に食事をした男女8人が下痢や発熱などの症状を訴え、男女4人から食中毒菌のカンピロバクターを検出したと発表した。入院者はなく、全員快方に向かっている。共通の食事が同店しかなく、市保健所は同店が原因とする食中毒と断定し、7日から3日間の営業停止処分にした。
市保健所によると、8人は牛タンやカルビといった焼き肉のほか、生レバーやサラダなどを食べた。原因は調査中だが、メニューの中の生レバーは、昨年7月に厚生労働省が販売業者や焼き肉店などに提供や販売の自粛を要請し、現在は販売禁止が検討されている食材という。
同店は市保健所の指導を受け、今月2日に生レバーや生センマイ、トリユッケといった生肉の提供を取りやめたという。