中国海軍の艦艇5隻が台湾南東の公海上を航行 初確認の揚陸艦も
防衛省は、自衛隊が初めてとらえた中国海軍のミサイル駆逐艦など、艦艇5隻が台湾南東の公海上を太平洋に向けて航行する様子の写真を公開した。
この5隻の中で注目されるのが、今回、自衛隊が初めて確認した「ユージャオ級揚陸艦」。
ヘリコプターが確認できる甲板は、軍事評論家・岡部 いさく氏によると、ヘリ2機分の離着陸可能な広さがあるという。
さらに、甲板の下の部分には、戦車も運搬可能なホーバークラフトを4隻積むことができ、空から、そして海からの揚陸が可能になるという。
この中国海軍について、岡部氏は「これまで揚陸艦が弱点とされてきたため、半年に1隻のペースで揚陸艦の建造を進めていて、南沙諸島などへの上陸能力をアピールする狙いがある」と話している。