潮干狩り:木更津で今季も8割減 放射性セシウム風評で

毎日新聞 2012年04月24日 10時23分(最終更新 04月24日 12時27分)

震災後、風評被害で客の入りが戻らない潮干狩り場=千葉県木更津市で、荻野公一撮影
震災後、風評被害で客の入りが戻らない潮干狩り場=千葉県木更津市で、荻野公一撮影

 東日本大震災の影響で昨季は来場者が震災前の7割減となった東京湾の潮干狩り。復活が期待される今季も千葉県木更津市で8割減の状態だ。原発事故により、放射性セシウムが河川を通じて東京湾に流れ込んでいるとのイメージが持たれていることが原因とみられる。しかし、湾内で基準値を超えるセシウムを含んだ貝は見つかっておらず、専門家は「神経質になる必要はない」と話している。【田中裕之、荻野公一、久野華代】

 「放射能が心配で、市のホームページ(HP)で検査結果を確認して来ました」。今月中旬、木更津市内の潮干狩り場に子供と訪れた埼玉県の会社員、正木晶さん(26)は話した。休日こそ家族連れの姿が目立つが、運営する木更津漁業協同組合の内田武雄組合長は「客の戻りはまだまだ」とみている。

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