日本経済新聞

5月8日(火曜日)

日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様

コンテンツ一覧

トップ > 地域ニュース > 近畿 > 記事

地下鉄四つ橋線、阪急・南海と接続 新大阪-関空直結へ構想

2012/5/8 2:38
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷

 大阪府市統合本部の地下鉄改革プロジェクトチーム(PT)は7日までに、大阪市内を南北に走る市営地下鉄四つ橋線を延伸し、北を阪急電鉄、南を南海電鉄と接続して、新大阪―関西国際空港間を直結する新たな鉄道網構想をまとめた。同区間については「なにわ筋線」構想があるが、費用を抑えられる可能性があるという。統合本部は今後、阪急や南海に協力を求める方針。

 PTは8日に開く府市統合本部の会合で新構想を提示する。新構想が実現すれば、京阪神各地から関空へのアクセスが改善する。ただ市営地下鉄と阪急、南海はレール幅や給電方式が異なるうえ、事業費の負担割合など課題は山積している。

 関係者によると、JR大阪駅北側の再開発地区「うめきた」に、四つ橋線西梅田駅と阪急十三駅を結ぶ延伸路線「西梅田・十三連絡線」(約2.9キロ)を敷設する。阪急電鉄が国から事業認可を得ながら着工を凍結している十三―新大阪間の「新大阪連絡線」(約2キロ)が完成すれば、四つ橋線は新大阪のほか京都・神戸方面にもつながる。

 南海電鉄とは、なんば駅での接続を想定。ただ高架を走る南海と地下鉄を接続する必要があるうえ、四つ橋線と南海線はレール幅など仕様が全く異なる。異なるレール幅に対応できる新型車両の投入を議論し、相互乗り入れが難しい場合は、ホームを隣接させるなどして乗り換えを容易にすることを検討する。

 事業費の見通しは西梅田・十三連絡線が約950億円、新大阪連絡線は330億~400億円。南海との接続に必要な事業費は未算定だが、関係者は「(事業費1800億~3200億円とされる)なにわ筋線より安価」と説明している。

 現在、新大阪―関空間はJRの特急が走っており、所要時間は約50分。新構想ではこれよりも時間短縮を目指す。着手時期は市営地下鉄を民営化して以降になるという。

小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
印刷
関連キーワード

南海電鉄、阪急電鉄、市営地下鉄、PT

【PR】

【PR】

主要ジャンル速報

【PR】



主な市場指標

日経平均(円) 9,181.65 +62.51 8日 大引
NYダウ(ドル) 12,919.37 -89.16 8日 10:05
英FTSE100 5,621.06 -34.00 8日 15:05
ドル/円 79.81 - .84 -0.04円高 8日 23:00
ユーロ/円 103.73 - .78 -0.19円高 8日 23:00
長期金利(%) 0.860 +0.005 8日 15:03
NY原油(ドル) 97.94 -0.55 7日 終値

モバイルやメール等で電子版を、より快適に!

各種サービスの説明をご覧ください。

日本経済新聞の公式ページやアカウントをご利用ください。

[PR]

【PR】

ページの先頭へ

日本経済新聞 電子版について

日本経済新聞社について