NPOホワイトハンズ



 2009年卒業論文:『障害者の性と尊厳〜ホワイトハンズの活動を通して〜



2009年に、首都圏の福祉系学部に在籍されている大学生の方が、

「障害者の性と尊厳」をテーマに、ホワイトハンズへの取材を通して執筆した卒業論文です。

(個人情報保護のため、論文内容は一部割愛してあります)


目次:

はじめに

第一章:障害者が抱える性の問題

第二章:性の権利

第三章:「全国プライベート・ケア協議会」と「ホワイトハンズ」の活動

 【1】全国プライベート・ケア協議会

 【2】ホワイトハンズ

第四章:「全国プライベート・ケア協議会」と「ホワイトハンズ」の目指すもの

第五章:ホワイトハンズ見学体験

 【1】1日の流れ

 【2】インタビュー

第六章:考察

注釈・参考文献



はじめに

大学1年の頃、河合香織さんの「セックスボランティア」という本に出会った。

当時そんな世界があるとは知らなかった私には、衝撃的な内容であった。

それと同時に、福祉の大学にいるのに、ほとんどその件について語られないことに疑問を抱いた。


福祉の世界では、そのような話題はタブーであり、障害者の性に関して

なにも知らずに福祉の勉強をしている人も多いと思う。

性の欲求は誰もが持ち得るものである。障害者の性の確立を目指すことは、

障害者の尊厳を高めることに繋がると考えている。

自慰もできない障害者が性の欲求を満たすことも訴えることもできない社会の現状に違和感を持った。

私達は、障害者の性ときちんと向き合わなければならないのではないだろうか。


そんな中、障害者の射精介助を目的とした団体「ホワイトハンズ」に出会った。

「ホワイトハンズ」では、すべての人の性の権利の確立を目指して活動しており、私は非常に関心を持った。

そこで、射精介助に一日同行させていただくという貴重な体験をした。

その中で答えていただいたインタビューは興味深く、本題目に確信を持てる内容であった。


本論文では、その「ホワイトハンズ」の活動を中心に障害者の性の在り方を考察し、

障害者の性が社会的に確立されるべきであるということを目的とする。

そのためにまず、障害者の性が社会的に認められていない現状を整理し、問題点を明確にする(第一章)。

次いで、誰もが持ちうる性の権利について明文化したセクシュアル・ライツ宣言を挙げ、

擁護されるべき障害者の性の権利について述べる(第二章)。

次に、セクシュアル・ライツ宣言に通ずる考えを持って活動している団体「ホワイトハンズ」と

「プライベート・ケア協議会」について論じる(第三章)。

活動内容を踏まえ、その理念から風俗業と性介助の違いを明らかにする(第四章)。

そして、「ホワイトハンズ」での射精介助の一日とインタビューの様子を報告する(第五章)。

それらのことから障害者の性がどうあるべきかを検討する(第六章)。



第一章 障害者が抱える性の問題

障害者と「性」は結びつきにくい。

障害者はその行動が限られたり、周りの環境により健常者よりかなり性的なハンデを背負うからだ。

中にはそのような経験を一度もせずに一生を終えてしまう障害者も少なくないという。

まずは、その障害者が抱える性に関する問題点を明確にしたい。


そこで、自身が障害を持ち、性問題の当事者であり、大学でも教鞭をとっている谷口明広氏に注目した。

谷口明広著の『障害を持つ人たちの性』から障害者が抱える性の問題を四点にまとめた。


1.自身の身体に関する認識の欠如

寝たきりで他人に大小便の処理を任せなければならない障害者は、

自分自身の性器すら認知できないということも現実に起こっている。

実際に30歳を過ぎた女性が、自分の性器の周囲に陰毛が生えていることも知らずにいたという事例がある。

谷口明弘は「何よりも先に自分の性器を鏡などにより確認する事が、自分の身体を知ることにつながり、

刻々と変している身体に対応した心理状態が形成していける」〔谷口明弘1956,p.196〕としている。

自分の身体を見たり触ったりする事で精通や初潮を経験している障害者でも、

経験のみで知識が伴っていない者が多いのである。

自分自身の身体を理解することは、他人の身体も理解し大切にすることに繋がる。

幼少期から自分の身体に慣れ親しんでいないことが問題である。


2.周囲の理解のなさと偏見

無知な障害者に性の情報を教えないことに対し、しばしば「寝た子を起こすな」という表現が用いられる。

施設と母親はなんとか「寝た子を起こすな」という考え方で性に関することを知らせまいとしてしまう傾向がある。

性に関心を持ち始めた障害を持つ人達は、そのような考え方自体を持つことが‘罪’であると教えられ、

両親をはじめ周りの人達から性に関する情報をシャットアウトされてしまう。

また、生理の処理が大変ということで女性障害者に子宮摘出を勧めることも大きな問題となった。

これらは介護者側のエゴであり、障害者は性的欲求を満たさなくてもいいという偏見が根底にあるのである。


3.性教育の不十分さ

前述したような親や周囲の人々の偏見は、障害者に対する性教育を妨げている。

障害を持つ人の中には、手を握り合っただけで赤ちゃんができるとまで考えてしまっている人もいる。

その女性は妊娠するという恐怖心から大切なスキンシップも図ることができないという。


施設や親元で介護を受ける人は極端に性の情報が入ってきにくい。

性的欲求はあれど、自慰の仕方やセックスの仕方がわからないという人も少なくない。

射精や夢精、そして生理がどのようなメカニズムで起こるのかを明確に教授し、

生殖のメカニズムも丁寧に教えることが必要である。

道具を使えば一人で自慰ができる場合もあり、障害者ならではの性教育もあるはずだ。


4.障害者自身が抱える劣等意識

問題点は、環境的要因ばかりではない。障害者自身の劣等意識が性への妨げにもなっている。

子どもの頃から「普通の子ではないんだから」と言われ、変形した自分の手足や

ゆがんだ顔を認識するという経験を通して、彼らは自分のイメージを「汚」とか「悪」という感覚で

形成してしまうということがよくある。

バッドイメージを伴って形成された自己イメージは、障害をもった自分を異性から関心を抱かれる

対象者の範疇から外してしまい、自分を「性」とは関係のない者と規定してしまうのである。

これは、「異性を好きになっても相手にしてもらえないので、初めから自分を性とは無縁の場所に置く」という

自己防衛の意味を含んでいるとも考えられる。

また、性交に関しても彼らは劣等感を持つという。例えば、性交の体位に関して

「正常位」という言葉が存在するが、腕にも足にも障害を持つ男性が「正常位」を保持することはほとんど不可能である。

この「正常位」という体位が不可能であった体験が精神的苦悩となり、身体障害が重度化した事例も存在する。

性交という最もプライベートな空間において「何が正常であるか」という問題自体が不自然なことなのであり、

性満足を得られる個々人に合った姿勢が個人の「正常位」なのだということを理解せねばならない。


このように障害者が性をめぐって抱える問題は多くあるが、問題の根底にあるのはやはり周りの偏見によるものである。

今の社会は、自分で自慰もできない障害者が、性の欲求を満たすことも訴えることも許されない状態となっている。

性というプライベートな話題ということも相まって、周囲の人々の障害者の性的欲求に対する認識は足りていない。

障害者がまるで性の欲求を全く持っていないかのような扱いである。

地域での自立した生活を継続させていくことが最重要課題と考える人々は、

障害者の性をそれ程に重要でないと考え、生活問題と切り離してしまっている。


私たちは、障害者に関して性の問題を生活問題の一部として認識することが必要である。

性の欲求を普遍的な権利として捉え、障害者も例外ではなく性的権利を持ち得ることを理解しなくてはならない。

その誰もが持ち得る性の権利について、次章で述べていきたい。



第二章 性の権利

性を誰もが持ち得る権利として認めることを明文化したものに、性の権利宣言(セクシュアル・ライツ宣言)がある。

この宣言は、1999年8月26日に香港で開催された第14回世界性科学学会総会 において採択されたものである。

普遍的な性の権利の確立を目的とした11項目が掲げられている。

その基本には、セクシュアリティに対する考え方があり、11項目の前文には次のように記されている。

セクシュアリティとは、人間ひとりひとりの人格に不可欠な要素である。セクシュアリティが十分に発達するためには、触れ合うことの欲求、親密さ、情緒的表現、喜び、やさしさ、愛など、人間にとって基本的なニーズが満たされる必要がある。

セクシュアリティとは、個人と社会的構造の相互作用を通して築かれる。セクシュアリティの完全なる発達は、個人の、対人関係の、そして社会生活上の幸福(well being)に必要不可欠なものである。

このように、人間のセクシュアリティを確固たるものとして定義している。セクシュアリティは、人類にとって生殖以上の意味を持ち、我々に欠かせないものなのである。セクシュアリティの存在を前提として、この宣言は、性に関する基本的人権を定めている。

11項目の中でも、前章で示した問題点に対応しており、障害者の性の権利について特に重要である1項、4項、5項、10項を抜粋する。


1.性的自由への権利

 あらゆる性的な強要・搾取・虐待を排除した上で、個人の性的なポテンシャルの全てを表現する自由(可能性)を享受する権利

4.性の平等への権利

 性・ジェンダー・性的指向・年齢・人種・社会階層・宗教・心身の障害に関わらず、いかなる差別からも解放されること。

5.性の喜びへの権利

 肉体的・精神的・知的そしてスピリチュアルな幸福の源である性の喜び(自己エロティシズムを含む)を享受する権利

10.包括的なセクシュアリティ教育への権利

 セクシュアリティ教育(性教育を含む、より広いもの)はライフサイクル全体にわたり、全ての社会制度を巻き込んで行われる過程であること

(World Association for Sexual Health
http://www.worldsexology.org/about_sexualrights_japan.asp 2008,11,20取得)


この宣言にあるように、誰もが平等に性に関して扱われ、自由に性の喜びを享受され、性教育を受ける権利がある。そして、それは社会によって擁護されなくてはいけないのである。

当然同じことが障害者にとっても言える。本来内に秘めているセクシュアリティを自分で処理できない障害者にとって、手厚い社会の手助けが必要とされる。とはいえ、前章で述べたように現状はこれとは逆の状況なのである。


そんな中、障害者の性の権利を確立しようと活動している団体がある。「ホワイトハンズ」と「全国プライベート・ケア協議会」である。

代表の坂爪真吾さんは、誰もが利用できる性サービスの普及を目指して、障害者に対する射精介助の場を提供している。その根本はまさにこのセクシュアル・ライツ宣言の考え方と通じているといえよう。

次章では、ホワイトハンズとプライベート・ケア協議会の活動について述べる。



第三章 「ホワイトハンズ」と「プライベート・ケア協議会」

「ホワイトハンズ」と「全国プライベート・ケア協議会」とは、障害者の性の介助を社会的に広めることを目的とした設立された団体である。

この団体では、性介助のことをプライベート・ケアと称している。両者とも、代表の坂爪真吾さんが2008年4月に新潟市にて、立ち上げた。

ケアを受けたい人とケアを提供したい人を全国で募集・登録する「マッチング・モデル」と、プライベート・ケアを提供する上で必要なライセンス(=商標、サービスマニュアル、法的資格)を有料で貸与する「ライセンス・モデル」の事業を行うのが「全国プライベート・ケア協議会」である。そして実際にプライベート・ケアを行う所轄公安委員会への営業届出済みの団体が「ホワイトハンズ」である。

以下、それぞれの活動について述べる。


〔1〕全国プライベート・ケア協議会

主に「マッチング・モデル」と「ライセンス・モデル」を行うのが全国プライベート・ケア協議会の役目である。「マッチング・モデル」としては、インターネット上にてHPを開設し、プライベート・ケアを受けたい人とプライベート・ケアを提供したい介護者・事業者を、それぞれ全国区で募集・登録している。

「ライセンス・モデル」としては、ホワイトハンズに入らず事業所や施設としてプライベート・ケアを行う場合に関して、別途所轄公安委員会への営業届出を出してもらい、商標とサービスマニュアルを有料にて貸与している 。

詳しく説明すると、プライベート・ケアは、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」第二条五項 における「性風俗関連特殊営業」に該当する行為となる為、プライベート・ケアを行うためには、所轄公安委員会に対する無店舗型性風俗営業の営業届出が必要となる。

そこで、個人でプライベート・ケアをする場合、すでに所轄公安委員への営業届出済みである「ホワイトハンズ」に加入し業務委託契約を締結した上で、ケアを行えば、法律的な問題は完全にクリアすることができる。

尚、商標「WHITE HANDS」は特許庁に商標登録済みである。他方、「WHITE HANDS」に加入しない場合に、全国プライベート・ケア協議会は、商標とサービスマニュアルのみを貸与する形をとるのである。


〔2〕ホワイトハンズ

ホワイトハンズのHPには、「ホワイトハンズは、あなたの『性機能の低下予防』および『性に関する尊厳と自立を守る』ことを目的としたサービスです」とある。射精介助をすることで性機能の低下を予防する「性機能の健康管理」及び「性に関する尊厳と自立」を保持するのが本質である。

具体的なサービス内容としては、性機能の低下予防に関する知識と技術を持ったケアスタッフが、利用者の自宅、宿泊施設、入居施設を訪問し、ハンドサービス(抗菌手袋を着用した手、もしくは消毒・殺菌済みの専用器具を用いた射精介助)を行う。

ホワイトハンズではあくまで障害者の性介助の中でも射精介助のみを行う団体である。その為、スタッフの身体に触れたり、脱衣を欲求することは一切禁止とし、サービス利用の前に、契約書(女性スタッフに対して、身体接触や脱衣行為、卑猥な言葉の発言等、自らの性的好奇心をそそる言動をするよう欲求しない旨の契約)への署名・捺印を義務づけている。スタッフ側にも利用者の性的好奇心を刺激するようなことは行わないようにと呼びかけている。

ただし、ハンドサービス提供に付随して、性の健康の維持・促進に関するアドバイス、正しい自慰のやり方の指導等を必要に応じて行うものとしている。また、サービスの利用に際して、スタッフの性別を選択することは可能だが、年齢や容姿等を細かく指定することはできないようになっている。さらに、衛生上の安全管理のため、必ずコンドーム及び抗菌手袋を着用した上でのサービス提供を徹底している。

また、プライベート・ケアは「身体機能の回復」を目的とした治療・リハビリサービスではなく、通常の歯磨きや耳掃除と同様、「身体機能の低下予防」を目的としたサービスである、としている。そのため、プライベート・ケアサービスは医療行為ではなく、介護保険の適用対象サービスにもあたらない。

ホワイトハンズでは利用者の対象者を以下のように限定している。


@男性重度身体障害者
(脳性まひ、脊髄損傷、高位頸椎損傷、脳梗塞や脳髄膜炎による身体麻痺、多系統萎縮症等の方)

A男性神経性難病患者
(筋ジストロフィー、ASL=筋萎縮性側索硬化症、SML=脊髄性筋萎縮症、SCD=脊髄小脳変性症)

B男性難病患者(身体麻痺を伴う特定疾患)
(がん末期、糖尿病性神経障害・網膜症、後縦靱帯骨化症、パーキンソン病、間接リウマチ等)

C交通事故障害の方
(上肢の麻痺・欠損等)

(ホワイトハンズ http://www.whitehands.jp/ 2008,6,24 取得)


対象者はこれらの方限定で、健常者は断っている。女性に関してもサービスは行っていない。

入会金は無料で、年会費は初年度無料で2年目以降は年会費月3000円となっている 。ケアは15分から180分の長時間コースまで設定されており、さらに延長することもできる。

利用者が長時間コースを選択する理由としては、サービス云々よりも、「普段女性とほとんど接する機会がないため、できるだけ女性と会話する時間を楽しみたい」というものが多いそうだ。

サービスの際には、理学療法士の監修の元、理学療法の観点から見て効率的かつ安全な技術・器具を用いる。便宜上「射精の介助」としているが、厳密には「ハンドサービスによる血行改善・精神的安定感獲得による、性機能の活性化」を目的としている。



第四章 「全国プライベート・ケア協議会」と「ホワイトハンズ」の目指すもの

ここで一つの疑問が出てくる。性欲処理を目的とするならば、「全国プライベート・ケア協議会」も「ホワイトハンズ」も風俗業と同じなのではないだろうか。確かに性的欲求を満たすという点では同じである。しかし、「全国プライベート・ケア協議会」と「ホワイトハンズ」の目指すもの・理念を考察するとその違いが明らかとなる。

「全国プライベート・ケア協議会」の理念は次のようになっている。

1、「全ての人」が、「毎日の暮らしの中」で「安心して」利用できる性機能の健康管理=「プライベート・ケア」サービスの社会的インフラを構築する。

2、それによって、全ての人が、年齢や性別、国籍や民族、病気や障害の有無に関係なく生涯にわたって、自己の「性に関する尊厳と自立」を守ることのできる社会を実現する。

(プライベート・ケアサービス事業計画書;Ver2,0 http://www.privatecare.jp/20080407.html 2008.6.24取得 )


また、HPには「ホワイトハンズの誓い」として下記の文章を掲げている


1、尊厳と自立の保護

私達は、年齢や性別、病気や障害の有無に関わらず、全ての人が、生涯にわたって「自己の性に関する尊厳と自立」を守ることのできる社会を実現します。

2、社会性の確立

私達は、スタッフと利用者のいずれもが「私はホワイトハンズで働いています」「私はホワイトハンズを利用しています」と当たり前に言えるような、社会性のあるサービスを目指します。

 (ホワイトハンズHP http://www.whitehands.jp/ 2008.6.24取得)


この二つの内容からは、単なる障害者の性欲の処理を目的としたものではなく、社会に向けたもっと広い意味での障害者の性の確立を目指したものであることがわかる。その願いは「ホワイトハンズ」という団体名にも込められている。

ホワイトハンズは英語で「無罪」を意味し、性に関するサービスを社会的に無罪にする、という想いが込められているそうだ。偏った考え方になるのかもしれないが、大まかに考えて、性風俗は一時的な性欲処理を目的とする事業、「全国プライベート・ケア協議会」は社会での障害者の性の確立を目的としたもの、ということが大きな違いではないだろうか。



第五章 ホワイトハンズ見学体験

ここまで調べてみて、私はよりホワイトハンズに興味を持った。組織概要は分かったが、実際の介助の様子はどうなんだろうか。現状をより深く知るために直接坂爪さんにお話を伺いたいと考えた。

坂爪さんにお願いしたところ、快く引き受けてくれた。2008年7月8日ホワイトハンズを東京で展開するための準備として、坂爪さんが東京に来て新しく性介助を行う人の面接及び実際に性介助に立ち会うということで、私も同行させていただいた。

さらに、介助者のSさん、利用者のKさんも私の論文を理解を示してくれ、インタビューに答えていただくことができた。想像以上に興味深い話を聞けたり、新しい発見があったりと非常に充実した一日となった。

この章ではその一日の記録とインタビューの様子を記したい。


〔1〕一日の流れ

7月8日、一時にJRの駅に集合。坂爪さんと介助者Sさんと合流する。私が来る前に坂爪さんは、初めて性介助を行うSさんの面接を済ませていた。坂爪さんは背が高く、笑顔が素敵な優しい方だった。Sさんは、物事をハッキリ言うようなしっかりした女性だった。

一通り挨拶を済ませ、ケアの場所となる利用者Kさんの自宅へ向かった。Kさんは、古い造りのマンションの一室に住んでいた。挨拶をすると、Kさんは笑顔で返してくれた。Kさんは肢体不自由で車イスに乗っていた。会話は若干聞こえが悪いようだが、きちんとコミュニケーションがとれた。デイサービスにも積極的に参加したりと活発な男性である。

ケアは30分のコースだった。まず、リフトを使ってKさんをベッドへ移動させた。それから桶を借り、お湯を注ぎ、ローションの入った瓶を入れて温める。その間約10分ほど。

本来、準備の時間もケアの時間にいれることとしているが、今回は初回ということで、この時点から30分ということでケアが始まった。ここで、私と坂爪さんはKさんの部屋を出て、廊下で待機することとなった。

30分後、部屋に入るとKさんは既に車イスに戻り、何事もなかったような空気だった。しかし、そこには満足そうな笑顔を浮かべるKさんがいた。

Kさんは、ケア開始から15分ほどで射精できたそうだ。介助者のSさんは夜、性風俗で働いているということで、坂爪さんも驚くほどスムーズにことが進んだ。実際初めて介助につく人はこんなにスムーズにいかないと言う。KさんもSさんも、ケアを行う前より緊張がほぐれ、柔らかい表情となっていた。

その後、ヘルパーさんが来るギリギリまでKさんはインタビューに答えてくれた。Kさんの家を後にし、喫茶店で坂爪さんとSさんにインタビューに答えていただいた。結局5時頃まで付き合っていただいた後、解散した。遅くまで私のインタビューに協力していただき、非常に感謝している。


〔2〕インタビュー


利用者Kさん

51才 脳性麻痺の男性。もともと体が弱く、3才の頃に高熱で手足が麻痺。それでも手足は多少動いた為、運動をしていた。しかし、酷使しすぎて脊髄を痛めるという二次障害を背負い、今から15、6年前に車イス生活となった。一人暮らしで毎日ヘルパーを雇っている。今回はヘルパーさんが丁度いない時間を見はからって、射精介助を依頼した。

Q1、今回どのような経緯で性介助を依頼したのですか?

やっぱり男だから、射精は男の本能だと思う。今まで勃起もしなくて男として不安を抱いていた。局部洗浄で陰部を触る人はいっぱいいるが、勃起しなくて不安だった。性介助という活動は古くからあるけど、信用できるのかわからなかった。ホームページでホワイトハンズの活動を知り、信用できそうだったので、メールで依頼した。

Q2、今まで性風俗を利用したことはありますか?

二回くらいある。そこの女の子と性格が合わなかったこともあり、満足できなかった。料金も高いし、緊張した。結局その時は射精できなかった。このことがさらに不安(男としての)に繋がった。性風俗は極端な話、女の子の体を見て、触っちゃえばそれで終わり、という感じ。

Q3、今日射精してみての感想をお願いします。

少し緊張したけど、満足している。何より男として自信がついた。こればっかりは他の人がどうなのかわからないから、ずっと不安だった。同時に、長い間射精してなかったから期待していた分、終わっちゃえば「こんなものか」とも思った。とはいえ、今までの不安が和らいだので、満足している。

Q4、ホワイトハンズの射精介助と性風俗はどう違うとおもいましたか?

今回の射精介助と性風俗は別ものだと思う。性風俗はお酒のパブなど、どうしてもいやらしいから。射精介助はあくまで自分の手の変わりだと思う。

Q5,今まで障害者の性に対しての問題を感じてきましたか?

一番困ることは、やはり自慰ができないこと。障害を持つことである程度ストレスが溜まるのに、ストレスを発散する場が少ない。

性とは直接関係ないが、障害のせいで行ける場所が限られ、人との触れ合いが狭まることも問題。彼女を得られないとか自分の障害に負けちゃって、気持ちが曲がっちゃう人も多い。

Q6、これから障害者の性がどのようになるべきだと思いますか?

認められたらいいと思うけど、難しいと思う。「健常者の社会」「手作業の社会」が中心である限りは、難しいのが現実だと思う。今日のことは(射精介助を受けたこと)一番の友達にも分かってもらえないと思う。(Kさんは今日の射精介助のことを誰にも話さず、独断で依頼してきた)


介助者Sさん

46才。今回がホワイトハンズでの初仕事である。ヘルパー1級を持っており、昼間は高齢者向け賃貸住宅にてパートで働いている。夜は「回春」マッサージを扱う風俗で働いている。今は離婚して独り身である。障害者の性介助は今回が初めてだという。

Q1、ホワイトハンズで働こうと思った経緯を教えてください。

もとはといえば、銀行の窓口で働いていて、そこで高齢者の方とおしゃべりしたり、世話を焼いたりするのが好きで、のちにヘルパーを取得した。その後、高齢者向け賃貸住宅で働き出すものの、給料が低く、とてもじゃないけどそれだけで生計を立てられない現実を知り、夜は「回春」マッサージの風俗で働くことにした。

「回春」とは、簡単に言えば、男性の性機能を蘇らす、射精を目的とした性器のマッサージのこと。意外かもしれないけど、ヘルパーと風俗を平行している人は現実に多い。

ヘルパーの仕事で、男の人の性器を見慣れていて免疫がついているから。特に夏場は、あかが溜まるから皮を剥いて念入りに性器を洗浄したりする。それが「回春」の仕事に通じた。二つの仕事を平行してやっているうちに、二つの仕事を合わせられないだろうかと考えるようになった。

そんな中、坂爪さんの活動をHPで知った。まだホワイトハンズが始動する前の準備段階であった「ピーチ・ケア」の頃からずっと坂爪さんの活動を見てきた。坂爪さんの考えと自分の考えは同じである。「回春」と介助を組み合わせたものが、まさにホワイトハンズだと思っている。

Q2、ホワイトハンズで働くにあたって周りの反対はなかったのですか?

ホワイトハンズで働くことは、誰にも言っていない。やはり偏見があると思うから。

Q3、今回ホワイトハンズでの初仕事ということで、何か不安なことはありましたか?

利用者さんのカルテが少なかったこと。尿器を使っているのか、リフトを使っているのか、きちんと事前に確認をしておいて欲しい。介助者が介助しやすいようにして欲しいし、事故にも繋がる危険性があるから。(この日、この他にもSさんはホワイトハンズの運営について坂爪さんに多々アドバイスをしていた)

Q4、今日の感想を教えてください。

今回はリフトで移動したりと射精介助を始める前にも時間がかかり、手間取った。会話をしたりと利用者さんとコミュニケーションを楽しめた。しかし、今回は会話のできる利用者だったが、今後うまくコミュニケーションのとれない利用者も出てくると思われる。コミュニケーションがとれないと相手も緊張し、射精できないかもしれないというのが今後の課題である。

Q5、今後障害者の性に関してどうあるべきだと思いますか?

もっと解放されていいと思う。表には出づらくとも、障害者の性に関する欲求は潜在的には多くあると思う。オープンにして、家族ではなくこのような事業に頼るべきである。別に恥ずかしいことではないのだから。健常者が使う性風俗も障害者が利用しやすいように配慮するなど、障害者が気軽に利用されるべき。今後もホワイトハンズに関わって、貢献していきたい。



坂爪真吾さん

27才。プライベート・ケア「ホワイトハンズ」代表。大学時代の専攻分野はジェンダーとセクシュアリティ。2005年杉並区に高齢者傾聴事業を設立。2006年8月「ピーチ・ケアプロジェクト」と題し、性介助事業の設立準備を開始。2008年4月に地元・新潟で「ホワイトハンズ」と「全国プライベート・ケア協議会」を立ち上げる。

Q1,プライベート・ケアと風俗業との違いはどこにありますか?また風俗業と切り離す意味はどこにあるのですか?

ホワイトハンズは、基本的には「介護」というテーマでやっているが、性産業の社会化を最終的な目標としている。今まで娯楽以外の性風俗がなく、性機能を蘇らす目的のものがなかった。医療でも介護でも本当は性的なケアが必要だと思っている。ケアの一環としてケアプランに組みこまれてもいいのではないかとさえ思う。

性風俗と切り離す意味は、性風俗となると風営法による影響があるから。ホワイトハンズを立ち上げる時、介護としてやりたいと弁護士さんに主張したけど通らなかった。風営法に従うと、だいぶ行動が狭まってしまう。ポスターも貼れないし、チラシもくばれないから。

Q2,ホワイトハンズの事業のねらいはなんですか?

すべての人が自己の「性に関する尊厳と自立」を守ることのできる社会を実現する。

性産業をまともな事業にしたいし、なるべきだと思っている。障害を持ったとしても、以前と変わらずに日常生活を送るサービスとしてプライベート・ケアを普及させることができれば、社会全体のQOL向上に、大いに貢献できるはずと考えている。

Q3,ホワイトハンズを開始するにあたって周りの偏見の目は気にならなかったですか?

あまり気にならなかった。大学在学中は「ジェンダーとセクシュアリティ」のゼミに入っていたこともあり、自然な流れでこの事業に結びついたから。

Q4,事業を展開する上で問題はありましたか?

求人広告がうてないことが一番の問題だった。新聞社やハローワークに頼んでみたが、断られてしまった。性風俗=悪いイメージがつきまとって苦労している。ネットでしか求人広告をうてない現状である。しかし、ネットだけでこれだけ集まったので、勝算はあると思っている。

Q5,周りの反響はどうでしたか?

新聞社などから取材の依頼がくるようになった。ホワイトハンズの事業を知ってもらういい機会なので喜んで受けている。ネットでは叩かれたりしているが、想定の範囲内。

Q6,ホワイトハンズは今どのくらいの規模となっているのですか?

全国でホワイトハンズに登録している利用者は78人いる。脳性マヒの人が圧倒的に多い。しかし、その中で実際に利用したのはまだ20人くらい。介助者は新潟で2人、茨城で3人、福岡で3人で行っている。

Q7,利用者は主にどんな人ですか?

ほとんどが脳性マヒで肢体不自由な人。50代の人が多く、両親も既に亡くなっていて依頼しやすいからである。独身者が多い。今のところ女性からの依頼はきていない。大体が一人暮らしで、ヘルパーがいない間に自宅でのケアとなる。たまに健常者の方から依頼が来たりするけど、断っている。

Q8,利用者さんがホワイトハンズを選ぶのはどんな点があるからだと思いますか?

障害者を対象にしたものは他になかなかないから。風俗店よりだいぶ安く受けられる点が好評である。また、風俗店は運営者が名前を出さないで運営しているところが多く、信頼性が薄い。そのような面で信頼性はあるのかと思う。

Q9,介助者は主にどんな人ですか?

29〜59才でほとんどが既婚者である。性別を限らず応募しているが、今は全員女性で成り立っている。ホワイトハンズで働くことを家族に理解されるのはやはり難しく、ほとんどが独断で応募してきた方である。大体週1くらいのペースで応募が来ている。性介助はスタッフ個人の技術が試される。

Q10,女性に対しての性介助は行わないのですか?

その点はいろんな人から聞かれるが、女性の性介助に関しては何をどうすればいいのかわからないのが正直なところ。現時点では、今後やるかどうかも全然わかっていない。男性とはやはりかってが違う。介助者も同姓がやればいいのか、異性がやればいいのかなど問題点がたくさんある。とりあえず男性の性介助が普及したその後にまた考えようと思う。

Q11,この事業にやりがいは感じていますか?

めちゃめちゃ感じている(笑)。未だ性産業が社会化されていない。飲食業と同じように、誰もがあたりまえに使えればいいと思う。これから先このような事業は成功すると思っている。

Q12,辞めたいと思ったことはありますか?

今のところはない。

Q13,具体的にどのようにして「社会性の確立」をしていくのですか?

できるだけPRをしていき、社会的な地位を持てれば、と思う。そして介助者も安心して働けるシステムを整えることを大事にしている。利用者さんに体を触られたり、セクハラを受けたというトラブルは今まで一度もない。

Q14,今後の活動について教えてください。

今年中に東京、大阪で開始する予定である。介護なので全都道府県でできないとおかしいと思っている。



第六章 考察

利用者、介助者、運営者の三者から実際にお話を伺い、障害者に対する性的サービスの必要性について強く確信を持てた。特に、利用者Kさんの「男としての自信を取り戻せた」という言葉には、性に関しての娯楽以外の意味を見い出せた。

射精介助の様子は淡々と進められ、いやらしさも全く感じなく、普通の「介護」という印象が強く、いささか拍子抜けしてしまったほどだ。Kさんの「射精介助はあくまで自分の手の代わり」という見解に納得した。

また、性介助というプライベートに関わる難しい事業なので、運営に関してかなりの困難が伴うのではないかと私は考えていたが、意外にもうまく機能しているようで驚いた。

まだ事業を始めたばかりの若い団体なので試行錯誤の最中なのだが、早くも坂爪さんはこの事業の将来に確信を持っていた。やはりそれだけの需要があること、生活における性の重要性を感じとっているようだ。

その他、利用者Kさんと介助者Sさんの関係性にも注目できた。介助前に比べて介助後の方が、明らかに二人の間に親密な空気が流れていた。射精介助にスキンシップ的要素が強いことを感じた。

性のやりとりは、他人との深いスキンシップとなる。我々は、他人とのスキンシップを取ることで安心感を得、自分の存在を認めることができる。性的欲求の本質は、自己の尊厳を高めることにあるのではないか。

障害者の性の確立は、障害者の生の確立であるといえよう。「ホワイトハンズ」と「全国プライベート・ケア協議会」は障害者の生の確立に大いに貢献していることを感じた。さらに、坂爪さんは「障害を持ったとしても、以前と変わらずに日常生活を送るサービスとしてプライベート・ケアを普及させることができれば、社会全体のQOL向上に、大いに貢献できるはず」と、より広い視野で障害者の性を捉えている。

一方、女性障害者に対する性介助や、コミュニケーションが取れない障害者の性介助などの課題も浮き彫りになった。女性に関しては、やはりストレートな性介助というのは難しいように思う。

しかし、同じ女性としての立場からしてもセックスによるスキンシップは何事にも代え難い喜びがあると感じている。女性障害者が定期的に出張ホストを依頼し、自宅に男性を招いて一緒にお風呂に入る、という事例を読んだことがある。女性の性は、男性以上にデリケートであり、スキンシップがより前面に押し出され介助者の技術が問われるのではないだろうか。難しい課題だが、ぜひ今後挑戦していただきたい。

後者の課題に関しても、介助者個人のコミュニケーション能力が問われる。デリケートな部分であるが故に、介助者の配慮が必要となり、利用者との関係性づくりがより質の高いサービスへの鍵を握ると思われる。

性の欲求は誰もが持ち得るものであるということを忘れてはいけない。我々は障害者に対してつい目の前の生活のことばかりに目を奪われがちだが、障害者が内に秘めた性的欲求に気づき、促すべきである。その為には、障害者の性がもっとオープンになっていい。風俗業とはせず、介護の一環として取り入れられればいい。

自慰もできず、性的欲求を主張しづらい障害者に対し、我々は手助けをするべきである。そのことは、結果として障害者の尊厳を高めることに繋がる。我々は、障害者の性に関する尊厳を高め、保護する社会をつくるべきである。それは、障害者が社会的な地位を得ることにもなる。

その前衛として「ホワイトハンズ」と「プライベート・ケア協議会」の活動に今後とも注目したい。今後、福祉業界を変えていく、いや社会を変えていく原動力になるかもしれない。より一層の活躍を期待したい。

最後に、本論文に協力していただいた坂爪さん、Kさん、Sさん、そして指導教官に改めて感謝の意を示したい。



注釈・参考文献

●世界性科学学会総会(World Congress of Sexology)

World Association for Sexual Healthが開催。性科学関連の学際的学会としては世界最大であり、人間のセクシュアリティの機能面だけではなく、社会文化的、あるいは歴史的な側面を含めて考察する集会である。

各国の参加者の背景はセックスカウンセリングに従事する心理専門家を中心として医師・看護師などの医療者、教育関連者、人類学者、歴史学者、社会学者など多岐に渡る。また、ゲイ・レズビアン、性同一性障害者、なんらかの病気を持つ当事者などいわゆる「専門家」以外の参加者も多いことが特徴である。

●法的資格、商標、サービスマニュアルのライセンス料金は以下の通り

個人…月額5,250円(年額63,000円)
事業所・法人…月額10,500円(年額126,000円)
ボランティア…月額1,050円(年額12,600円)
注:サービスマニュアルは、理学療法士の監修に基づいて作成している。
(プライベート・ケアサービス事業計画書;Ver2,0
http://www.privatecare.jp/20080407.html 2008.6.24取得)

●「風俗営業の規制及び業務の適正化等に関する法律」第二条五項

この法律において「性風俗関連特殊営業」とは、店舗型性風俗特殊営業、無店舗型性風俗特殊営業、映像送信型性風俗特殊営業、店舗型電話異性紹介営業及び店舗型電話異性紹介営業をいう。

 ホワイトハンズの料金体系としては、下記のようになっている
  定期利用契約(月一回以上、利用日時固定)の場合
   15分3500円(射精制限1回まで)
   30分5500円(2回まで)
   45分7500円(3回まで)
   60分9500円(以下無制限)
   90分13500円
   120分17500円
   150分21500円
   180分25500円
※  延長15分+3000円
※  遠方地域の場合、別途交通費+移動費(1時間につき800円)が利用者負担となる。

  不定期利用の場合
   30分7000円(射精制限2回まで)
   45分9000円(3回まで)
   60分11000円(以下無制限)
   90分15000円
   120分19000円
   150分23000円
   180分27000円
 ※ 延長15分+3000円
   (ホワイトハンズHP http://www.whitehands.jp/ 2008.6.24取得)

〔参考文献〕

1,谷口明広(1998)「障害をもつ人たちの性 性のノーマライゼーションをめざして」明石書店

2,倉本智明(2005)「セクシュアリティの障害学」明石書店

3,World Association for Sexual Health
http://www.worldsexology.org/about_sexualrights_japan.asp 2008,11,20取得

4,ホワイトハンズHP http://www.whitehands.jp/ 2008.6.24取得

5,全国プライベートケア協議会 http://www.privatecare.jp/ 2008.6.24取得

6,プライベート・ケアサービス事業計画書;Ver2,0
http://www.privatecare.jp/20080407.html 2008.6.24取得

7,日本サイコオンコロジー学会 ニューズレター
  http://www.jpos-society.org/news/no42/42_29.html 2008.12.8取得



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