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“台湾農業の父” 日本人技師慰霊祭
5月8日 21時44分

“台湾農業の父” 日本人技師慰霊祭
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日本統治時代の台湾で、農業の発展に尽くし、「台湾の農業の父」と呼ばれた日本人技師、八田與一の没後70年を記念する慰霊祭が8日、台湾で行われました。

日本統治時代の台湾に渡った金沢市の出身の技師、八田與一は、1920年から10年がかりで不毛の大地といわれた南部の嘉南平野に当時としてはアジア最大級のダムや、かんがい施設を建設し、広大な穀倉地帯を作り上げました。
八田が亡くなってからちょうど70年に当たる8日、地元の台南市のダムのほとりでは慰霊祭が行われ、八田の銅像のそばに地元の人など700人が集まりました。
慰霊祭では、台湾の蕭万長副総統が「八田技師は台湾の農業と経済発展の礎を築き、ダムやかんがい施設は後世の人たちに恩恵をもたらしている」と述べて、その功績をたたえました。
また、参列した八田技師の孫の修一さんは、東日本大震災のあと、世界でも突出した額の義援金が台湾から日本に贈られたことに触れ、「祖父がダムを作ったのは、台湾の農民を救いたいという気持ちからだったと思いますが、去年の震災では困っている日本人を救おうという台湾の人たちの熱い気持ちに心を打たれました」と述べました。
八田與一の功績が縁となって台南市と金沢市は、去年9月に友好交流協定を締結していて、今後、観光などの面で交流を深めていくことにしています。

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