[ソーシャルゲーム] 消費者庁がコンプガチャの中止を要請。(クレディスイス証券)
5月5日の読売新聞は、消費者庁がソーシャルゲームで特定のカードをそろえると希少アイテムが当たる「コンプリート(コンプ)ガチャ」と呼ばれる商法について景品表示法で禁じる懸賞に当たると判断し、ゲーム会社にこの手法を中止するよう要請すると報じた。
対象とされるゲームは、モバゲー〔DeNA(2432)〕で遊べる「アイドルマスターシンデレラガールズ」やグリー(3632)の「探検ドリランド」、コナミ(9766)の「ドラゴンコレクション」などがある。
クレディスイス証券ではコンプガチャのサービス中止による影響は未知数だが、売上で20〜30%、営業利益で40〜50%に達する可能性もあると述べ、業界全体の売上の大半(60〜70%と推定)がガチャ売上といわれており、「コンプリートガチャ」はガチャの中の主機能。違法性が認められれば、返還請求のリスクも出てくると解説。
ソーシャルゲーム提供各社の営業利益に占めるゲーム課金の比率は、グリーが92%程度と最も高く、次いでDeNAが80%程度と推定。
サイバーエージェント(4751)は33%、ミクシィ(2121)は36%と、ソーシャルゲーム以外の収入(Amebaや広告など)が多いため、影響度は低いと解説。(W)
13時44分現在、グリー(3632)の株価は、1,651円売り気配。
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