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2012/5/2(水)
震災がれき 尾鷲市長「受け入れの方向」 2・5トン、市民理解条件に
【処理余力僅か日量2・5トンの老朽焼却施設だが、がれき受け入れに前向きの尾鷲清掃工場=尾鷲市南浦クチスボで】
【尾鷲】尾鷲市議会は一日、生活文教常任委員会(中佳芳子委員長)を開き、岩田昭人市長らから災害がれきの広域処理に対する支援について説明を受けた。県と県市長会・県町村会の合意に基づいて岩田市長は、解決しなければならない条件を挙げた上で、「一日二・五トンだが、受け入れる方向」を明らかにした。委員側からは、「市民の理解が得られるのか」などの発言が相次いだ。
同市南浦クチスボの清掃工場は、二二・五トンのストーカ式焼却炉二基だが、五時間程度の稼働だと、実質一日三十トン程度の焼却しかできない。災害がれきの受け入れ処理は一日二・五トン、年間六百十二トン程度としている。塩分含有量の低い可燃物を条件にしているほか、現在民間委託(伊賀市方面)している「焼却灰の最終処分先」、「がれきを搬入コンテナーから出した後の保管方法」がクリアできなければ、受け入れられないとした。岩田市長はその上で「議会や市民の了解が得られたら実施したい」とし、「市民生活優先」の方針を明らかにした。
これらに対して委員側からは、放射能の安全性に加えて、「清掃工場は老朽化がひどい。炉が持つのか、市民の生活に影響しないか」「二・五トンでは現実的でない。別な支援方法があるのではないか」などの意見が出された。
市側によると、清掃工場は平成三年度建設。老朽化のため、昨年度に約一億円で煙突内筒を取り替え、本年度も約六千万円を投じてバグフィルター更新など、毎年多額の補修費を使っている。所在地は尾鷲市街地から離れた又口川沿いの山中。下流の銚子川には紀北町の水道水源地があるほか、銚子川漁協が漁業権を持ち、紀北町海山区に関係が深い。
尾鷲市も「紀北町への説明が必要」と認めているが、尾上壽一紀北町長は、「尾鷲の動きは初めて聞いた。市がどんな説明をしたのか、内容をお聞きしたい」と話している。
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