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最終更新:2012年5月8日(火) 15時40分

チリで日本人学者死亡、事件の可能性も

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 南米のチリで天文学の国際プロジェクトに参加していた日本人学者がけがをして倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡しました。警察は、事件に巻き込まれた可能性があるとみて、捜査しています。

 現地の報道によりますと、7日午前2時ごろ、チリの首都サンチアゴ市内の集合住宅の建物前で、日本人とみられる男性が頭にけがをして倒れているのを管理人が見つけ、病院に運ばれましたが、死亡が確認されました。

 この男性は、国立天文台チリ観測所に勤務し、天文学の国際プロジェクト「アルマ計画」に携わっていた日本人の学者、森田耕一郎さん(58)で、ここ数年、チリに駐在していたということです。

 警察は、森田さんが事件に巻き込まれた可能性があるとみて捜査を開始。日本大使館も現場に職員を派遣して情報収集にあたっています。(08日11:09)

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