高校時代の担任(左)の肩にベルトをかける佐藤=盛岡市の盛岡南高校で
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WBC世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太(28)=協栄=が7日、故郷である盛岡市の母校・盛岡南高に凱旋(がいせん)した。約750人の全校生徒の前で講演後、WBO、IBFを含めた、メジャー4団体統一の野望をぶち上げた。手始めとして、年末に盛岡でWBA同級王者テーパリット・シンワンチャー(タイ)との団体統一戦の可能性も浮上した。
「全団体を統一したいんです。(今は)WBC、WBA、WBO、IBFがある。一般のファンからしたら、なんだ、それってなるでしょ」と佐藤。初防衛戦は7月8日(横浜文化体育)に同級1位の最強挑戦者シルベスター・ロペス(フィリピン)と行うことが決まっているが、金平会長は「WBA王者との統一戦が洋太の希望。そう遠くない将来、実現させたい。盛岡での開催も考えたい」と話した。
全校生徒の前での初の講演は、ぶっつけ本番。「不真面目な生徒だったけど、目の前のことを必死にやってきたら、いつの間にか世界にたどり着いて、周囲が変わり、自分も変わっていた。何か一つ、本気で取り組んで」と熱弁をふるった。 (竹下陽二)
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