従業員生き埋め１人死亡　大阪府池田市のゴルフ場

従業員が土砂に埋まった溝付近を調べる捜査員ら（７日午後３時４０分、大阪府池田市で、本社ヘリから）＝吉野拓也撮影

　７日午後２時頃、大阪府池田市畑の「箕面ゴルフ倶楽部」のコース内で、溝（深さ約３〜１・５メートル、長さ約１０メートル、幅約０・５メートル）の中で作業をしていた男性従業員２人が、側面から崩れてきた土砂に埋まった。約４５分後、中腰卓伸さん（５７）（大阪府箕面市）が消防隊員に救出されたが、搬送先の病院で死亡した。もう１人の男性（６３）は自力で脱出し軽傷。

　池田署と市消防本部によると、ゴルフ場は休業日で、２人は１番ホールの排水を良くするためパワーショベルでコース脇に溝を掘った後、中に入っていた。脱出した男性は中腰さんをパワーショベルで助けようとしたが、車体の一部が溝にはまり、動かせなかったという。