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事件
【高速バス衝突】河野交通「?」依然残る謎
「陸援隊」の針生裕美秀社長の記者会見では、逮捕された運転手、河野化山容疑者とのいびつな雇用関係などが次々と明らかになった。群馬県警のこれまでの捜査と針生社長の説明が食い違っている点もみられ、新たな疑問も浮かんだ。
「河野(容疑者)が集金した客の代金を当社に入れてもらっていたのは事実だ」。針生社長は、河野容疑者が「河野交通」の屋号で中国人観光客向けのツアーを企画し、経費を差し引いたツアー料金を受け取っていたと明かした。河野容疑者は自ら所有するバスを運転し、運行収入を独自に得ていた。
ただ、「河野交通」に会社としての実態はなく、河野容疑者は日給1万円を受け取る非正規雇用の運転手として陸援隊に所属していた。実態は道路運送法が禁じた「名義貸し」の可能性が高い。針生社長は「日雇いではない」「名義料はもらっていない」と否定するが、売り上げの取り分など依然として不明点は多い。
県警の調べに対して、河野容疑者は「夜(の運転)は陸援隊に入ってから。不安だった」と供述している。
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