事件【高速バス衝突】河野交通「?」依然残る謎 +(1/2ページ)(2012.5.7 22:41

  • [PR]

事件

  • メッセ
  • 印刷

【高速バス衝突】
河野交通「?」依然残る謎 

2012.5.7 22:41 (1/2ページ)交通事故
会見する針生裕美秀社長=6日午前、東京・八重洲(三尾郁恵撮影)

会見する針生裕美秀社長=6日午前、東京・八重洲(三尾郁恵撮影)

 「陸援隊」の針生裕美秀社長の記者会見では、逮捕された運転手、河野化山容疑者とのいびつな雇用関係などが次々と明らかになった。群馬県警のこれまでの捜査と針生社長の説明が食い違っている点もみられ、新たな疑問も浮かんだ。

 「河野(容疑者)が集金した客の代金を当社に入れてもらっていたのは事実だ」。針生社長は、河野容疑者が「河野交通」の屋号で中国人観光客向けのツアーを企画し、経費を差し引いたツアー料金を受け取っていたと明かした。河野容疑者は自ら所有するバスを運転し、運行収入を独自に得ていた。

 ただ、「河野交通」に会社としての実態はなく、河野容疑者は日給1万円を受け取る非正規雇用の運転手として陸援隊に所属していた。実態は道路運送法が禁じた「名義貸し」の可能性が高い。針生社長は「日雇いではない」「名義料はもらっていない」と否定するが、売り上げの取り分など依然として不明点は多い。

 県警の調べに対して、河野容疑者は「夜(の運転)は陸援隊に入ってから。不安だった」と供述している。

このニュースの写真

会見する針生裕美秀社長=6日午前、東京・八重洲(三尾郁恵撮影)
会見終了後、記者団に囲まれる針生裕美秀社長(中央)=6日午後、東京・八重洲(三尾郁恵撮影)
会見終了後、記者団に囲まれる針生裕美秀社長(中央)=6日午後、東京・八重洲(三尾郁恵撮影)
群馬県警高速道路交通警察隊の建物から前橋署に移送される河野化山容疑者=1日午後8時20分、群馬県高崎市(栗橋隆悦撮影)

関連ニュース

  • [PR]
  • [PR]

[PR] お役立ち情報

PR
PR

編集部リコメンド

このページ上に表示されるニュースの見出しおよび記事内容、あるいはリンク先の記事内容は MSN およびマイクロソフトの見解を反映するものではありません。
掲載されている記事・写真などコンテンツの無断転載を禁じます。
© 2012 The Sankei Shimbun & Sankei Digital