国際【プーチン大統領就任】再登板 課題と野心と +(1/4ページ)(2012.5.8 00:30

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【プーチン大統領就任】
再登板 課題と野心と 

2012.5.8 00:30 (1/4ページ)
6日、モスクワ市内で開かれた反政権集会で、プーチン氏出身地のサンクトペテルブルフから参加した市民ら(佐々木正明撮影)

6日、モスクワ市内で開かれた反政権集会で、プーチン氏出身地のサンクトペテルブルフから参加した市民ら(佐々木正明撮影)

 【モスクワ=佐々木正明、遠藤良介】ソ連崩壊後の混乱を収めた「救国者」を自任するプーチン氏。最長で12年となる可能性がある大統領在職中に目指すのは、世界が認める大国ロシアの復活だ。しかし、返り咲きを果たした2012年のロシアは、エリツィン元大統領から政権を引き継いだ00年とは、いくつかの重要な点で異なる状況にある。

ネット族台頭

 大統領選で64%を得票して「圧勝」したプーチン氏だが、最大の脅威となるのは都市部で伸長する中産階層の反政権機運だ。モスクワでは昨年12月、下院選の不正疑惑を機に、強権支配の長期化や深刻な汚職などに抗議する大規模デモが続発し、政権を驚かせた。

 大統領選でプーチン氏は、1990年代に混乱と貧困にあえいだロシアに安定をもたらした業績を強調。だが、同氏のモスクワでの得票率が過半数を割り込んだように、「安定」に飽き足らない層が政治参加を求めて声を上げ始めている。

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