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経済
【原発再稼働】おおい町「審議は非公開」密室批判も
2012.5.7 21:05
[westナビ]
関西電力大飯原子力発電所3、4号機(福井県おおい町)の再稼働をめぐって7日、可否判断の審議を始めたおおい町議会。全員協議会と作業部会を交互に開いて審議を進めるが、この日、非公開で行われることが決まった。密室審議には批判も集まりそうだ。
新谷欣也議長は全員協議会の冒頭、地方自治法115条の規定を根拠に、秘密会を提案。出席議員12人中11人の賛成で非公開が決まった。
ただ、同条項には「普通地方公共団体の議会の会議は、これを公開する」という「公開の原則」が記されているが、新谷議長は「議論の中で、個人名が出る危険性を感じてプライバシー保護のため、非公開とした」と説明した。
だが、「全く個人名を出すような議論はなかった」(議員の1人)といい、確固たる根拠が示されないまま、密室による再稼働可否に関する審議が行われた。
全協の審議では、「原発の統一見解」と議会報告会について検証。議員からは「科学的なことはわからないため、政府が再稼働の必要性を判断した事実をもって考えざるを得ない」などの意見が出た。
時岡忍町長は議会の非公開について「正しい判断だ。結果だけ聞かせてもらえばいい」と評価した。
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