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'12/5/8

高速道の渋滞、半分以下に


 西日本高速道路中国支社は7日、今年のゴールデンウイーク(4月27日〜5月6日)期間中の高速道路の混雑状況をまとめた。土日祝日の料金を上限千円とする「千円高速」が廃止された影響で、中国地方の渋滞発生回数は昨年の半分以下になった。対照的に新幹線の利用者数は増えた。

 同支社によると、高速道路の5キロ以上の渋滞は計34回で、昨年の77回に比べ半分以下に減った。うち20キロ以上は3回。最長は3日正午ごろ、山陽自動車道下り線牧谷トンネル(福山市)付近を先頭にした27キロで、追突事故が原因だった。

 山陽道や中国自動車道、浜田自動車道などの主要8区間の交通量は1日あたり平均3万6900台で、昨年比10・0%減。同支社は「昨年6月の『千円高速』廃止の影響が大きい」とみている。

 JR西日本広島支社によると、期間中の新幹線の広島―岡山間の利用者は110万2千人で、昨年比11・1%増。平清盛ブームによる宮島(廿日市市)の観光客増加や、山陽・九州新幹線を直通する「みずほ」「さくら」の増便などの効果という。




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