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宮城 サメ肉加工会社操業再開5月7日 12時8分
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津波で沿岸部の水産加工会社が壊滅的な被害を受けた宮城県気仙沼市に、先月、プレハブ式の仮設施設が完成し、7日から施設に入る業者の1つのサメ肉加工会社が操業を再開しました。
気仙沼市では、津波で沿岸部にあった多くの水産加工施設が壊滅的な被害を受け、独立行政法人の「中小企業基盤整備機構」が、先月、気仙沼市松崎前浜にプレハブ式の仮設施設を建設しました。
施設には、地元の水産加工会社など10の事業者が入ることになり、このうちの1つのサメ肉加工会社が機械の搬入や休憩所の設置などの準備を終え、1年2か月ぶりに7日から操業を再開しました。
会社の工場には、早速、気仙沼港で水揚げされたばかりの750キロ余りのサメが運び込まれ、従業員が骨を取り除いたり機械を使ってサメの皮を剥いだりしていきました。
サメ肉加工会社を経営する吉田久雄さんは「ようやく再開できましたが、全国の人の情に支えられたからだと思い、本当に感謝しています。水産業の気仙沼の先駆けとして頑張っていきたいと思います」と話していました。
7日に加工されたサメ肉は、東京の築地市場などに出荷されるということです。
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