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おおい町議会 協議も結論出ず
5月7日 22時17分

福井県の関西電力大飯原子力発電所の運転再開を巡り、判断が注目される地元のおおい町の町議会は、意見をまとめるための全員協議会を初めて開きました。
協議会は非公開で行われ、7日は意見はまとまりませんでした。

福井県おおい町の議会は、先月26日に開かれた大飯原発3号機と4号機の運転再開を巡る住民説明会を受けて、7日、意見をまとめるための全員協議会を初めて開きました。
会合は、住民の個人名があげられるなどプライバシーの問題があるとして非公開で行われ、出席した議員によりますと、7日は意見はまとまりませんでした。
おおい町の時岡忍町長は、これまで、住民説明会や町議会の意見集約の結果などを踏まえて運転再開の是非を判断する考えを示しています。
おおい町議会は、引き続き作業部会や全員協議会を開くことにしていて、今後、判断に向けた議論が本格化することになります。
地元おおい町で先月26日に開かれた住民説明会では、一部の人から運転再開に前向きな意見も出されましたが、原発の安全対策への不安や国の対応に対する不信の声が相次いでいます。
おおい町議会の新谷欣也議長は「時間をかけてしっかり議論を行い、今月中旬ごろには議会としての意見をまとめて町長に報告したい」と話していました。

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