大阪市:子どもの家ピンチ PT、補助金廃止案 障害児ら放課後居場所、保護者「なくさないで」

2012年05月02日

 1日約50人が利用し、深夜まで延長保育を行う「つくしクラブ」(東淀川区)は「今の補助でも赤字運営。職員や預かる子を減らすしかない」と訴える。

 PTは、(1)298ある市立小学校の空き教室で、校区内の小学生を対象にした「児童いきいき放課後事業」(2)保護者が運営する学童保育所(105カ所)に補助金を支給する「留守家庭児童対策事業」(3)子どもの家事業−−の放課後対策3事業のうち、今年度限りで(2)と(3)への補助を打ち切る案を示している。

 日雇い労働をしながら、小4と中1の姉妹をこどもの里に預ける父親の吉岡基(もとい)さん(48)は「仕事が遅くなる時に夕飯を食べさせてもらえ、安心して預けられる」と語り、PT案に反発する。近くの小学校に勤務する50代の女性教師も「学校に居場所を見つけられない子が、こどもの里に救われている。PTへの反対の声を集めたい」と話す。

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