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2012-03-23 10:05:11

レジーム・チェンジ

テーマ:日本経済関連

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ワシントンコンセンサス(後編)③』 三橋貴明 AJER2012.3.20(3)

ワシントンコンセンサス(後編)④』 三橋貴明 AJER2012.3.20(4)
チャンネルAJER更新しました!今回はワシントンコンセンサスという「怖い話」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 4月12日に、一般参加可能な講演会、「三師会特別講演会」 が開催されます。
【日時】平成24年4月12日(木)午後6時30分開場7時開演 【場所】サンパール荒川・大ホール
 詳細は以下を。
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/20120309-1.pdf

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


コレキヨの恋文


 昨日は、夕方からラジオ(ニッポン放送)の「ザ・ボイス そこまで言うか!」、夜はTOKYO MXの「ゴールデンアワー」と、ラ・テ掛け持ちで消費税を論じてきたわけですが、如何でしたでしょうか。

【ニッポン放送 ザ・ボイス そこまで言うか!】
http://podcast.1242.com/voice/index.xml


【このメンバーでは最後です。TOKYO MX「ゴールデンアワー」】
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba

 本日は久しぶりのチャンネル桜「報道ワイドウィークエンド http://www.ch-sakura.jp/hodo.html  」です。三橋経済塾って、最後に何を話しましたっけ?(何てね)


 さて、中野剛志氏の最新刊「レジーム・チェンジ―恐慌を突破する逆転の発想 (NHK出版新書 373) 」に登場するマリナー・エクルズは、フランクリン・ルーズベルトのブレーンとしてニューディール政策を推進した人物です。マリナー・エクルズは、別に経済学者でも何でもなく、実業家、銀行家でした。


 エクルズは大恐慌を現場で体験したことから、ニューディール政策の根幹を編み出したのです。ルーズベルトはエクルズを評価し、FRB議長に推挙しました。エクルズは34年から48年までFRB議長を務め、アメリカ経済を救いました。


 当時のアメリカの経済学は、新自由主義ならぬ「市場原理主義」一色で、エクルズの言葉は当初は経済学者たちに完全否定されていました。それでも、エクルズらは「デフレとの戦い」を開始し、最終的に自分たちの正しさを認めさせました。


 このエクルズですが、ケインズの「雇用、利子および貨幣の一般理論」は読んでいなかったそうです。ケインズを読んでいなくても、現場の感覚で「正しいデフレ対策」を編み出し、ルーズベルトに提言することでアメリカ経済を守ったわけですね。


 エクルズ同様に、高橋是清もケインズを読んでいなかったと言われています。何しろ、ケインズが「雇用、利子及び貨幣の一般理論」を刊行したのは、1936年です。是清は1932年(厳密には1931年末)から、エクルズは1934年から「正しいデフレ対策」をすでに実施していました。


 中野氏の著作や資料を読んでいると、当時の議論が現在と「酷似」していることに気が付き、情けなくなります
 例えば、当時の主流派経済学者たちは、
「政府は市場に介入すべきではなく、デフレは放置するべきである」
 と主張していました。実際に、アンドリュー・メロン財務長官の言に従い、フーバー大統領がデフレを放置した結果、アメリカはGDPが約半分、失業率が3.2%から24.9%に急騰してしまいます。(わずか四年の出来事です)
 それに対し、エクルズは、
「人々は価格が下がり続けると信じている限り、モノではなくカネを欲しがるので、デフレは底なしデフレはインフレよりも破壊的である」
 と反論しています。さらに、主流派が、
「政府が支出を減らし、債務を削減していけば、民間が投資を拡大していける」
 という主張したのに対しては、
「それはフロンティアがあり、経済が若く、貯蓄が不足しがちだった時代の古い発想。今は、米国は成熟し、債権国となったため、貯蓄過剰/投資不足が慢性化し、デフレ圧力が発生している
 と返しています。


 上記の「米国」を「現在の日本」に置き換えても、そのまんま通じてしまいます。


 是清にしても、エクルズにしても、あの時代の人たちは「言葉」を巧く使っていることが分かります。「言葉」を操り、国民とコミュニケーションを取り、反対が多いデフレ対策を推進したわけです。是清は元々政治家でしたが、エクルズは銀行家でした。是清にしても、1929年のNY株式バブル崩壊、大恐慌、昭和恐慌時代には、青山に隠居していたのです。(旧是清邸跡は、記念公園として残っています)


 銀行家や隠居したお爺さんが表舞台に引っ張り出され、「正しいデフレ対策」を実施する。当然、それまでの主流派経済学者たちによる「レジーム(体制)」は全否定されます。

 まさに、デフレが深刻化した時期というのは、中野氏の著書のタイトルのままに「レジーム・チェンジ」を強いられる時期なのかも知れません。そして、レジーム・チェンジを果たせなかった国は、衰退するわけです。


 間もなく発売になる「コレキヨの恋文 」は、1930年代と2010年代という、二つの「レジーム・チェンジ」の時期を描いた作品と言えるかも知れません。

 現在の日本は、まさにエクルズの言う「債権国」「貯蓄過剰」「投資不足の慢性化」を延々と続けています。結果的に、貿易収支が少々赤字になろうとも、所得収支の黒字で余裕で経常収支黒字を続けているわけです。


【日本の経常収支の推移(単位:億円)】
三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba
http://members3.jcom.home.ne.jp/takaaki.mitsuhashi/data_37.html#Keijo


 経常収支の黒字が続く限り、国内は過剰貯蓄のままで、政府の国債は国内で超低迷した金利で消化されてしまいます。まさに、エクルズが活躍した時期のアメリカも(1960年代まで)延々と経常収支の黒字を続けており、現在の日本と同じ状況でした。すなわち、世界最大の対外純資産国で、かつ純資産からの上がりである所得収支の黒字が巨額化し、それが経常収支の黒字を引き起こし、経常収支の黒字が対外純資産を積み上げ、さらに所得収支の黒字を増やすという循環が発生していたのです。


 ところが、アメリカはそのうちに「製品を作らなく」なってしまい、貿易収支が赤字化し始め、80年代からは貿易赤字が常態化しました。そして、最終的には経常収支までも赤字化し、逆に「巨額経常収支赤字」で世界経済を牽引する、おかしな環境(いわゆるグローバルインバランス)に突入したわけです。


 さて、現在の日本はルーズベルト政権の政策を倣うべきだと思いますが(何しろ、当時の日本よりも現在の日本の方が、大恐慌期のアメリカに似ています)、上記の最後の「貿易赤字の慢性化」は、学ぶべきだとは思いません。これは、別に「我が国は貿易黒字でなければならない」などといった重商主義チックな理由からではなく、同時に「我が国は貿易赤字になると、資源を買えなくなって破綻する!」といったヒステリックなウソ(所得収支の黒字を無視しているため)の理由からでもありません。


 単に、我が国の国民の特性(モノやサービスを使いこなす「使いこなしの資本主義」)を活かし、「日本国内市場向けに開発されたオリジナルな製品やサービス」を世界に輸出していくことが、「世界のため」だと思うからです。わたくしは、日本企業は「グローバル市場」を意識して、グローバルスタンダードで中印韓などの企業と競合するよりも、巨大な「日本国内市場」においてオリジナル(ガラパゴス上等です!)な製品やサービスを磨きあげ、それを輸出する方が付加価値が高まり、値下げ競争に巻き込まれず、利益を高めることが出来ると考えているわけです。


 無論、現在は国内の所得水準が下がっており、「使いこなす人々の市場」が活用しきれていません。とはいえ、これは単にデフレ深刻化のためなので、まずはデフレから脱却することが全てに優先するわけです。


 などと考えていたら、2月の貿易収支が黒字に戻りました。


2月の貿易収支は予想に反し5カ月ぶりの黒字-自動車輸出が増加
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M0YRHV07SXKX01.html
 2月の日本の貿易収支は5カ月ぶりの黒字となった。市場の事前予想は赤字だった。輸出全体では引き続き前年割れとなったが、タイの洪水被害の影響が一巡したことなどから米国向けを中心に主力の自動車輸出が増加。一方で、原油価格の高止まりや、原子力発電を代替する火力発電向け液化天然ガス(LNG)の需要増で引き続き輸入が増加した。
 財務省が22日発表した貿易統計速報(通関ベース)によると、輸出額は前年同月比2.7%減の5兆4409億円と5カ月連続で減少したものの、前月(同9.3%減)に比べて減少幅は縮小した。輸入額は同9.2%増の5兆4079億円だった。差し引きした貿易収支(原数値)は329億円の黒字。中華圏の春節(旧正月)休暇などの影響で過去最大の赤字を記録した1月から一転して黒字を確保した。 』


 日本が貿易赤字(11年)になったことを受け、予想通り、
このままでは(過剰貯蓄が解消され)国債が買われなくなり、破綻する!
 論を叫ぶ連中が出てきましたが、別に貿易赤字になっても過剰貯蓄が解消されるわけではありません。日本の過剰貯蓄問題が解消するには、経常収支が赤字にならなければならないのです。日本は所得収支が巨額黒字であるため、経常収支が赤字になるのは相当に大変です(変な意味で)。


 結局、日本は経常収支は所得収支黒字に下支えされ、赤字になることは「できません」。さらに、少し円安に進むだけで、貿易収支までもが黒字に戻ります。


 すなわち、マクロ的に見れば、日本はまさに大恐慌期のアメリカ同様に「やることやれば、一気に成長できる」状態にあるのです。そして、やることやったらどうなるか。日本は正しくレジーム・チェンジできるのか、否か。


 まさしく、そのテーマを「コレキヨの恋文 」で書かせて頂いたわけです。300頁を超える三橋貴明の経済歴史小説「コレキヨの恋文」は、間もなく小学館から発売になります。


「デフレ対策を何よりも優先させろ!」にご賛同下さる方は、

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コメント

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14 ■イザベルさん型マインド

MX拝見しました。
イザベルさんは先生と意見が全く逆で笑いましたが、イザベルさんのような考えの人はかなりいるのではないかと思います。

消費税増税する前に公務員数や公務員給与を削減しろなどと言っている人はたくさんいます。公務員の数や給与がOECDの中で低いと言っても、いや日本は民間の力が強いから公務員はいらないなんて言ったりする始末です。どうも公務員に対するルサンチマンはかなり根が深いようです。
消費税増税、公務員削減などは経済に悪影響を与えるということを繰り返し丁寧に説明しないといけないのではないかと思います。

15 ■市場は魅力に満ちている

> 無論、現在は国内の所得水準が下がっており、「使いこなす人々の市場」が活用しきれていません。とはいえ、これは単にデフレ深刻化のためなので、まずはデフレから脱却することが全てに優先するわけです。

いつも卑近な例で恥づかしいのですが、私の日常生活には「使いこなしたいモノやサービス」は溢れています。
スーパーの食料品売り場を歩くだけでも、いろいろな新商品、企画商品、容器のデザイン、アイデアの斬新さ、手軽さ、便利さ、珍しさ、ご当地限定、季節限定、などなど、商品のバリエーションは奥深く、飽きません。
昨日は郊外の大型書店に出向きましたが、広大なスペースに膨大なジャンルにわたる多種多様な日本語の本の数・・。よく考えると凄い。印刷した本だけであれだけあるのですから、ネット本などを含むと、もし日本語が世界共通語だったら、需要は底なしかと。コミックやアニメがボーダレスに広がるわけです。

たとえデフレでも、サプライサイドは間違いなく知恵を絞って絶え間なく作り続けているわけで、需要者にその「使いこなし」のチカラさえついてくれば、汲めども尽きない泉、掘れば掘るほど出てくる宝の山といえる市場だと思います。(そう思えば活力も湧いてきます)

ケインズはイギリスの経済学界の定説をまるで無視するかのような、アメリカのルーズベルト、ドイツのヒットラーの経済政策を観察し、かつ日本の高橋是清の手法までをも傍から見て研究し、その成果が『一般論』に結びついた、という経緯ももしかしたら隠されていた、なんてことはないでしょうか・・。
その「教え」は空間と時代を一回りして、現代の日本に戻ってきたのかもしれませんね。

16 ■mangetsuさん

いつも前向きな姿勢に感心してます。

私の知り合いネットでの知人ですが、いつも感心しながら尊敬してます。
正に、そうした出版物が英語であれば世界に販路が広がるのにと想いますね。
でも、mangetsuさん、Don't worryです。今はYoutube などの動画が世界に広がってます。
私は彼女に日本の文化や風物詩をコピーしては
見せてます。タイトルを英語で書いてアップしてくれればもっと広がると想います。

音楽もYoutubeから拾ってます。最近はコピーライトの問題で少し様子が変わってきましたが、考えられない程、私には重宝してます。
今、勝手気ままにギターをひいてますが、この歳になると昔の曲やら思い出の曲が沢山あります。それがすべて再現できるんです。
そしてこのアメリカから皆さんにも自由に交信出来ます。Youtubeはいままで、特定のメデイアでないと発信できなかったものが、個人レベルで発信できます。簡単に言えば、自分の作った「饅頭」をネットを使って世界で売ることも出来るんです。そして、予約とカードでの支払いを可能にすれば誰でもビジネスができます。

地方のコミニテイーでも良いもの、独走的なもの、世界に知らしたいものがあれば大きなビジネスになります。世界には一般的でないものを追い求めている人もいます。
野沢の地獄谷温泉に入る猿を見るために大変な観光客が海外から来ます。いまはメジャーでないところも、一挙にブレークすることがあります。 「意思あるところに道あり」ですね。
地方の時代にしたいですね。mangetsuさんは確か北海道でしたね。

17 ■無題

今日の記事のように「今の日本は大恐慌時のアメリカと同じ」と言えば、デフレ対策を行なえば日本経済は復活できるということがイメージしやすくて良いのではないでしょうか。

18 ■無題

ゴールデンアワー見ました。
やはりゲストはマクロ経済とミクロ経済を混同していらっしゃいましたね。というか、多くの国民も未だゲストの意見のほうが多いのかもしれません。
機会があれば、踏み込んで「合成の誤謬」「神の見えざる手」の講義とかいいかもしれませんね。

19 ■さくらじに上念さんでるよ。

上念司と語る、近衛内閣末期論! だそうです。
http://www.sakura-tv.com/blog/

20 ■>夢見る親父さん

そうですね、インターネットはもはや日本の中小企業や地方のために存在する、と信じて徹底活用する勢いをつけたいですね。オンリーワンの企業も多くあります。これからの世代の人がどんどん仕掛けてくれるでしょう。

私は札幌ですが、北海道は様々に独自なモノや場所、サービス、自然で溢れています。四季を通じて変化が楽しめるので、長期の滞在にむいていると思います。都会のリタイア組の方などには中都市は暮らし易いと思います。病院、買い物、交通等のインフラは揃っていますから。
古い慣習なども少なく、他所から移り住み易いところだと思います。

土地が安価なので、最近中国の富裕層向けに分譲の別荘の開発がされたのですが、なんと、千歳の自衛隊の中が見下ろせる場所にできていたということで、建ててしまってから問題視されるということが起こってますが・・。

チェックが甘かったのです。
これも平和ボケの表れですね。

21 ■恐慌を突破する逆転の発想

大変お世話になっております。
反逆する武士
uematu tubasaです。

昨日の夜、中野剛志氏の『レジーム・チェンジ 恐慌を突破する逆転の発想』NHK出版新書を読み終えました。

そして感想と批評をアマゾンレヴュー風にして記事にしました。

【経済本紹介】 中野剛志著『レジーム・チェンジ 恐慌を突破する逆転の発想 』を読んでのレヴューをアマゾン風に書く!
http://hangyakusurubusi.blog.fc2.com/

正直に申し上げれば、今年中にレジーム・チェンジしなければ政党政治が崩壊するのではないかと危惧しております。

いろいろ賛否があるとは思いますが、自民党に選挙で勝っていただいて財政出動してほしいです。

そうしないと私が就職できるかどうかもわかりません。

22 ■ルーズベルト政権の政策

>さて、現在の日本はルーズベルト政権の政策を倣うべきだと思いますが

軍艦建造など軍備拡張による失業者中長期雇用対策ですね、判ります

23 ■無題

>巨大な「日本国内市場」においてオリジナル(ガラパゴス上等です!)な製品やサービスを磨きあげ、それを輸出する方が付加価値が高まり、値下げ競争に巻き込まれず、利益を高めることが出来ると考えているわけです

まったく同感です。
最近 韓国企業や中国企業が日本製品と遜色ないとか 追い上げてきてるとか 同じ土俵で勝負させようとしてますが ほんとそれ自体向こうの思う壺だし 値下げ競争にさらされる運命に常にあるし 創造性も衰えて 良い事ないと思います。ブルーオーシャンを開拓する事の方が大事だと思います。

24 ■無題

最近、三橋先生の話をアメブロやmixiなどで日記にすると、このような意見が出てきます。

今はもう昔と違う。今はカネがモノに向かっておらず、カネが金融商品などに向かう時代になってしまった。つまりカネがカネに向かう時代に移行しており、カネ⇔モノという経済論でいえば、経済はすでに飽和している。だからデフレ対策をしても意味がない。


だから増税して貧しい人に配分するのが正解だ!


という理屈を聞くようになりました、というよりただのコジツケにしか聞こえませんが。

「カネでカネを買うようになったから経済が飽和している」というのは、一部の金をダブつかせている大金持ちだけに言えることで、その煽りを食らった99%の一般人は、あいかわらず「モノを買うためにカネを必要としている」状態のはずです。

そもそもカネでカネを買うなんてことは、昔から行われていることで、それが少し強くなったからといって、飽和していると考える根拠にはならないと思うのです。

何より本当に飽和したのかどうか?ということは、自分自身に問いかければ分かるはずです。
「もっとお金があればモノを買えるのに…」と思ったことがあるかないかを考えれば、答えは出てくるはずなのですが、それを認めません。

この手の輩は「飽和しているから供給過剰なのだ」
しかし一方で「カネ余りの時代だから金を与えても無意味だ」などと、互いに相反することを挙げて、「どちらにしても、三橋の理論はもう古い」などと言います。

私は三橋先生の主張を信じているというか、自分自身でもそう思っていましたので、その考えにデータによる裏付けを与えてくれた三橋先生の方が、間違いなく正しいと思っていますが、こういう輩にはどう説明して良いのか分かりません。

25 ■無題

#15 mangetsu 様
いつもコメント拝読しております。

 書店のお話を読んで思いました。過去私が左翼青年だった頃、日本の文化というのは「原始的」「内向的」で、故にイノベーティブな西欧文化に一歩劣っている…そういう暴論に、今一つ抗えずにいました。いわゆる自虐的文化観に毒されていたのですね。日本の文物は当時から大好きだったのですが、どうしても西洋思想から一段低く見えてしまっていたんですね。
 しかし、ある頃から書店に並ぶ各国の翻訳書籍を見るうちに「もしかしたら、日本語・日本人というのは大変な知的好奇心の持ち主なのではないか」と思い始めました。例えばヘミングウェイやトルストイは日本でもよく知られています。また米や欧州はおろか南米やアフリカ文学すら翻訳され、あちこちでただの学生が感想を語り合っています。一方、欧米の人たちは一部の知的エリートを除いて日本の文学や思想などほとんど知りません。翻訳されていないからでしょうが、何故翻訳しようとしないのか?恐らく「無用・無意味」と思う…いやそれですらもなく単に思いつきもしなかったのでしょう。
 その意味で、日本は大変な文明国家です。居ながらにして、世界各国の文物に(翻訳というワンクッションは入りますが)触れることができるのです。
 実際、1億人以上の日本人が存在し、日本語を用いて思考・表現しているということは、世界の中での比率からすれば結構なことです。人類の50人だか60人だかに1人は日本人で、それがほぼ一か所に集住し、先に述べたような高度な文明社会を築いている。西洋文明に対してコンプレックスも、その裏返しである優越感も、どちらも感じる必要はない…そんなことを思い始めてから、日本の思想や伝統がまた違った輝きで見えてきましたね。
 漫画の話で恐縮ですが、かわぐちかいじの「沈黙の艦隊」の中で、日本再占領をほのめかすアメリカに対し、日本の外務次官(?)が「日本を51番目の州にするならしてみろ。日本人をなめるな。将来、日本人がアメリカ大統領になるぞ」というセリフをぶつける場面がありました。まあ、これはオーバーですが。
 それでも、日本的価値観は質的にも量的にも世界標準たりうる潜在力を感じさせてくれるセリフで、当時は痛快な思いで読んでいました。

26 ■消費増税は  「若い世代のためである

消費増税は  「若い世代のためである」wwww誰かこのフランケン馬鹿をなんとかしてくれ!
>岡田克也副総理は2012年3月22日、ニコニコ生放送の番組に出演し、消費増税を軸とした 「社会保障と税の一体改革」について語った。消費増税法案への理解を求めるため、
 岡田副総理は全国行脚して国民との対話集会(「明日の安心」対話集会)に臨んでいる。
 「非常にいい意見をいただいている。感触は悪くない」という一方で、200人規模の同集会へ  若者の参加者が少ないことを指摘し、「若者があまり関心を示さないのは残念だ」と述べた。  インターネットで配信される「ニコニコ生放送」は20代や30代の視聴者が多い。今回の番組は、 岡田副総理自らが、消費増税が柱となる「社会保障と税の一体改革」について「若者にも  きちんと説明をしたい」として、出演が決まった。岡田副総理は番組で、消費増税は  「若い世代のためである」と主張。図表が描かれたフリップを使いながら、約1時間に  わたりその内容を説明した。  番組では、司会の角谷浩一氏や視聴者からの質疑応答の時間も設けられた。消費増税は  貧困に苦しむ若者たちへの負担増となるのではないかという疑問に対しては、「増税分は  全額を社会保障のために使う。医療・介護・年金・子育ての支援は、所得の再分配だ」と返答。  また、努力が報われにくい現代の若者に向けて、「デフレ時代は資産の無い若い人には絶対に  チャンスだ。安くものが買えるなど悪いことばかりではない」と持論を展開する一幕もあった。
 なお、岡田副総理が「若者の参加者が少ない」と嘆く「『明日の安心』対話集会」は今年2月から  開かれており、現在も全国各地で開催されている。インターネットからも参加申し込みが可能だ。  神奈川(3月24日)、静岡(3月25日)、愛知(3月25日)などでは、岡田副総理も出席する予定という。
 http://news.nicovideo.jp/watch/nw220387

27 ■無題

藤井先生の動画を見ました
口述の後に議長が「学者をやめて立候補されることをお勧めします」みたいに言ってたのが笑えました
あと西田先生と藤井先生がところどころでニヤけてる場面もまたなかなか面白かったです
国会関連というとつまらないイメージがありますが、あれはなかなかエンタメ性もあったと思います(狙っているわけではないでしょうが)
もちろん発表の内容も素晴らしいものでした

あと、三橋さんの動画もみましたし、大変面白かったです

最近見た動画の中で、藤井先生の動画もそうですし、AJERの動画でもそうでしたが、よく一般競争入札の話が出てきますね
一般競争入札にはうちの会社もたまに参加しますが、とんでもない金額で落札されることが多々あります

わかりやすくガソリン価格で言うと、現在のガソリン価格は150円/Lくらいでしょうか
それに例えて話しますと、うちの会社では入札のときはちょい安めの130円/Lくらいで入札します(これでだいたい2~3位になることが多いです)
しかし、実際に落札される金額(1位)は20~30円/Lだったりすることもあります
1社だけ飛びぬけて安いわけです
開札時に省庁の担当者が、「これは間違いではないですか?」と聞き返すこともあります

俺も一応その道の専門ではあるので相場はわかっているのですが、どう考えても赤字だろうと思います
そのくらいにおかしな入札が多々あります

一般競争入札が全て悪いというつもりはありませんが、結局のところ一般競争入札もデフレ促進策になるんだろうなとは思います
どうも、過去の利権がどうのという話のせいで反対側に極端になりすぎている気がします
「需要>供給」が激化しても品質の劣化は進むでしょうが、「供給>需要」もまた別のメカニズムでそうなるのかもしれないなあと考えてしまいます

28 ■無題

>nonameさん

>わかりやすくガソリン価格で言うと、現在のガソリン価格は150円/Lくらいでしょうか
それに例えて話しますと、うちの会社では入札のときはちょい安めの130円/Lくらいで入札します(これでだいたい2~3位になることが多いです)
しかし、実際に落札される金額(1位)は20~30円/Lだったりすることもあります
1社だけ飛びぬけて安いわけです
開札時に省庁の担当者が、「これは間違いではないですか?」と聞き返すこともあります

>俺も一応その道の専門ではあるので相場はわかっているのですが、どう考えても赤字だろうと思います
そのくらいにおかしな入札が多々あります

深刻なデフレ傾向ですね・・・情報ありがとうございます。

29 ■デフレ対策=政権交代

副総理が「消費増税は若い世代のためである」
「デフレ時代は資産の無い若い人には絶対に
 チャンスだ。安くものが買えるなど悪いことばかりではない」なんて言ってる政権ではデフレ脱却とか絶対ムリでしょ

30 ■知の底力

>読み人知らずさん

さん付けで失礼します。私もこちらの馴染み客にならせていただきつつあるので、親しみを込めまして、ということで・・。

日本の「知」の蓄積も、金融資産の蓄積に劣らずコツコツと積み上げられてきたということでしょうか。『日本人の誇り』の藤原正彦氏によると、「西暦500年~1500年の間に日本一国で生まれた文学作品は、その間全ヨーロッパで生まれた文学作品を、質、量ともに圧倒している。英、仏、露文学を合わせても数えるほどだが、日本は万葉集、古今和歌集、新古今和歌集、源氏物語、平家物語、方丈記、徒然草・・・際限なく生み続けている。しかも、万葉集などは、エリートだけでなく、防人など庶民の歌も多く含まれている」とあります。
知に親しみ知に遊ぶマインドは、庶民の遺伝子まで組み込まれてきていると思います。

昨今でも、子供の「学力低下」傾向が懸念されると、直ぐに調整しようという動きがでます。
この春、小学生向けの国語辞典がブームですね。「辞書引き学習」なる勉強法が注目されているそうです。電子辞書に今にも駆逐されそうだった国語辞書が、遊び心と知る楽しみを引き出す学習法で、見事復活したわけです。
なんかもう、plan do think の繰り返しで常に進化を目指してしまう国民性というのも、他に類をみないのかな、と。

あとは、経済政策だけですね、進化を待っているのは。

31 ■noname 様

>実際に落札される金額(1位)は20~30円/Lだったりすることもあります
1社だけ飛びぬけて安いわけです


これは、幾つか下心がありそうですね。例えば、特定の会社に対する妨害・・・ある特定の企業が応札すると、そこを干す為に赤字で入札して仕事ができず破産するまで続けるというものです。

もう一つは、非常に大きな会社で、小さな現場で赤字入札して置くことで大きな現場で予定金額を聞くとか、裏で幹部同士がつながっている場合。

 どっちにしても、まともな理由からではないでしょう。デフレ促進策というよりは、不正の温床になっていそうですね。

32 ■嵐に告ぐ! 神妙にお縄を頂戴しろい!

 || ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
 || ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
 || ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
 ||  ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
 || ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。
 ||  荒らしにエサを与えないで下さい。     。   Λ_Λ
 || ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて   \ (゚ー゚*) キホン。
 ||  IDなどをNGワードに登録するのが一番です。 ⊂⊂ |
 ||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_      | ̄ ̄ ̄ ̄|
      (  ∧ ∧__ (   ∧ ∧__(   ∧ ∧      ̄ ̄ ̄
    ~(_(  ∧ ∧_ (  ∧ ∧_ (  ∧ ∧  は~い、先生。
      ~(_(   ,,)~(_(   ,,)~(_(   ,,)
        ~(___ノ  ~(___ノ   ~(___ノ

★みなさん嵐は華麗にスルーですよ決してレスという餌をあたえてはなりません 
 嵐にレスするのも嵐です!我慢我慢我慢ですよおおお!!
  @現在の嵐認定者リスト:朝鮮系嵐:明のおさがり(こいつは自民支持を偽装して巧みに自民SAGE工作をする腐れ外道) だめだめわんこ
ちびむぎみみはな:ちなみにこいつの米を読んだ後に違和感、というか独特のいやあああな感じがする 理由がコレ
 ”ちび・むぎ・みみ・はな”さんの日本文は朝鮮人が朝鮮語の文章を日本語に翻訳した日本文の特徴と同じです 或る日の米欄より
@ただの馬鹿リスト;P log8 sengoku795 megu Natural&National河豚、健太、jiro
            masKAKI36 turbo  乞食  認定by うーたん
売国奴に告ぐ!神妙にお縄を頂戴しろい! 中野剛志
           ( 徳間書店刊「売国奴に告ぐ!」おわりに から )
   嵐に告ぐ! 神妙にお縄を頂戴しろい!
            (by うーたん)
   ★このブログを荒らす者達がすべての邪悪な呪縛から解き放たれ永遠の安息を得る日が訪れるよう心からお祈りします  Kyrie eleison 

33 ■入札方法の一私案

 確かフィギアースケートの採点方法で一番上と一番下の点数を外して残りの点数からの平均点を採点数とするものが有ったと思うのですがこれを利用したら如何かと。

 一番高額と最低額の札を外し残りの平均値に一番近い入札者に落札させます。
 又この価格が入札予定価格の上下5%以内ならば入札決定、以上ならばやり直しとすれば無茶安での入札も防げますし・・・・・・
談合も防ぎ易いのではないでしょうか。

それと入札価格から30~50%以上乖離した入札者には2~3年入札禁止にすれば真面目に入札するのではないでしょうか!

 もう何処かでやっていますかネ

34 ■読み人知らず 様

> その意味で、日本は大変な文明国家です。居ながらにして、世界各国の文物に(翻訳というワンクッションは入りますが)触れることができるのです。

我々は認識してないですが、これ海外からみると凄いことのようです。
海外の科学や文学などが古いものから新しいものまで多く翻訳されており、日本人はそれらを日本語で学ぶことができます。
しかし、海外ではそれらを学ぶにあたって書物に記載されている言語を習得しなければならず、それらの知識が一般に普及するまでにいたってない。という話をきいたことがあります。

35 ■反論記事書いてみました

>夢見る親父様(10)

そのダイヤモンド・オンラインの記事
http://diamond.jp/articles/-/16727

に対する反論記事をブログにエントリーしてみました。

もし良かったら覗いてみてください
http://ameblo.jp/hirohitorigoto/entry-11201480361.html

簡単に内容を説明するとこの森信茂樹氏は97年と07年の税収を比較して

「それほど大差ないから消費税増税で減収は間違いである」

と言っているのですが、07年は景気が良かったですからね。差がないのは当たり前です。

そこで97年~07年の間の減収額を累計してみるとかなりの額になることが分かったのですが、これを見ても「消費税の影響で減収したのではない」とは言えないと思います。

都合のよい年度(07年)のみをピックアップして「消費税で減収しない」と言われても説得力はないですね。

36 ■無題

『GDPギャップ、年15兆円の需要不足』
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20120319-OYT1T00896.htm

(一部抜粋)
その後は景気の回復に伴って10年後半に10兆円程度まで縮小したが、東日本大震災を受けて11年1~3月期以降は15兆円程度の状態が続いている。

---
案の定、震災の影響でデフレギャップは拡大しました。供給が削られた結果、需要がそれ以上に削られたわけですな。

にもかかわらず、↓

(上念司氏)
http://twitter.com/smith796000/status/183079704469835777
【拡散希望】次期日銀審議委員に民主党(特に仙谷氏)から推薦された河野龍太郎氏に異議あり!河野氏は要するに日銀のポチ、デフ大好きです。日銀審議委員就任を断固阻止しましょう!みなさんご協力お願いします。 #defle #seiji #keizai #jimin #jnsc

---
ちなみに、この河野氏は震災によりインフレになると予測していたそうです。が、見事に大外れ。そんな人が日銀審議委員に就任?

37 ■そもそもレジーム・チェンジとは

『間違いを認めましょうよ』ってことでもあるんで。
現実に起きている事を正しく理解していれば、必然的に正しい対策が演繹される筈なんで。

日本破綻原理主義者に毒された方々がやっていることが『国民の為、社会の為』になっているのか…?
数字を見れば一目瞭然でしょ、と。

ぶっちゃけた話『普通に考えようよ』って事だったりなんなり。
どんなもんですかねぇ…
さて。

38 ■ナオミ・クライン=ショックドクトリン(惨事便乗型資本主義)

.




自然災害やテロ・経済の崩壊・恐怖政治・戦争

など人々に恐怖やショックを与えるようなことが

おきた後、扇動家が出てきて、改革と称して過

激なプランをだし、みんながそれに飛びつくとい

う状況をわざとつくりだす。




http://www.youtube.com/watch?v=bHt0kEBgWe4

5:00~







.

39 ■aokeys様

原価割れでも応札するのは、物品単独では赤字だが、修繕費などで取り返せる場合や販売実績を作っておきたいがために官公庁向けに格安で納入する場合があるそうです。

特に高額の機器の場合、納入実績がないものは、簡単には選んでもらえませんから。

40 ■無題

河野龍太郎氏といえば、増税にも賛成のようですね、
先日、藤井氏と一緒に公述人として国会で発言していた土居さんが、ツイッターで彼の『週刊東洋経済』の記事を紹介して持ち上げていました。

彼らは増税が景気にも良い影響を与えると、本気で思っているんですかねぇ。。。

41 ■不還さま

慶応大学の土居教授ですが、バリバリのフリードマン信仰者ですね。
彼のHPには、フリードマンの「税率を決めるときも景気安定は一切顧慮せず、平均的なカバーできる歳入の確保だけを考えよ」という主張が記載されてます。

今の財務省に支配的な考え方と同じで、景気のことは視野にはないようです。

42 ■質問ですが

このブログでキチガイうーたんと同じように叩かれているちびさんですが、そんなにおかしい事言ってないと思うのですが?谷垣批判するとクソミソに叩かれる傾向にあるのがこのブログですが、皆様に聞きたいのが谷垣の一体どこが評価出来るのか教えて下さい。浅学の為わかりません。私には只の腑抜けにしか見えません。

43 ■復興特区という名のショックドクトリン(

.



・チリのピノチェト政権下で始まり


・スマトラ島沖地震がおきたスリランカで


・ハリケーンカトリーナがおきたルイジアナ州で


・そして東日本大震災がおきた我が国でもおこ

なわれた




http://www.youtube.com/watch?v=a0dAT1Z0joU







.

44 ■ちょりぞう様

ちょりぞう様

私は、谷垣氏の評価はかなり低いですが、それでも先の総裁選で八割を越えるような得票をした総裁を任期前に降ろすのは間違いだと思います。

少なくとも、谷垣氏を批判しうる資格のある自民党の議員は、自ら先の総裁選で直接戦った西村氏ともう一人のなんとか議員か、少なくとも推薦人として谷垣氏と戦った者くらいでしょう。

保守派とは、秩序を重んじ、過去を踏まえ、しっかりと大地を踏みしめながら変えるべきを変える者であると思います。

故に、正しい手順により選ばれた者に対し、協力することが、保守的傾向の支持者から見れば正しい道であり、谷垣氏を内部から批判することで、メディアへの露出をはかる愚者は、本当の支持者から見放されメディアからは手のひらを反されることでしょう。

谷垣氏に協力した上で、来るべき今秋の総裁選で谷垣氏と堂々と政策論で争うことが、日本人としての誇りある態度だと思います。小賢しくしたり顔で、得意気にメディアで執行部批判する輩はさもしく、残念な方だと思います。

無論、一般方が谷垣氏を批判するのは自由ですが、上記のようなさもしい議員を持て囃すのならメディアと同罪であろうと思いま
す。

45 ■無題

「日本はリーダーが摩耗する仕組みになっている」。野田佳彦首相が23日の参院予算委員会で嘆く一幕があった。(後略)
毎日新聞 2012年3月23日 19時43分(最終更新 3月23日 20時22分)
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20120324k0000m010042000c.html

これをリーダーが言ってるんですよね。ホント、恥ずかしいことだと思います。ママに頭なでなでしてほしいのでしょうか。

岡田もまた変なこと言ってるみたいですし。こないだ何かのアンケートで次期首相として期待が高まってるみたいなのあったけども、やっぱマスゴミが伝えるべきことつたえないとあかんですね。

東京キー局各社の業績が上向き、支えてるのはサイドビジネス、プロモに電波使えるから楽勝みたいな記事ありました。しぶといやつらですね。

46 ■無題

>あっちゃんさん

>上念司氏)
http://twitter.com/smith796000/status/183079704469835777
【拡散希望】次期日銀審議委員に民主党(特に仙谷氏)から推薦された河野龍太郎氏に異議あり!河野氏は要するに日銀のポチ、デフ大好きです。日銀審議委員就任を断固阻止しましょう!みなさんご協力お願いします。 #defle #seiji #keizai #jimin #jnsc

うわっ、河野龍太郎氏ですか・・・構造改革とか未だにそういう事を言っている人ですね・・・。

日銀審議委員に就任・・・? 絶対に阻止しないと・・・。

他のブログで書いたコメントの転載ですいませんが・・・。


>この人「東洋経済 2012年 1月21日号」の110ページで、小黒一正さんの書いた、「日本破綻を防ぐ2つのプラン」をレビューして、構造改革を勧めてましたね。

日本破綻を防ぐ 2つのプラン

小黒一正 、 小林慶一郎
http://nikkeibookvideo.com/item-detail/26141/

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

週刊東洋経済 2012年1月21日号
http://www.7netshopping.jp/magazine/detail/-/accd/1200604216

”公的債務が将来の増税で返済されないことが広く認識された段階で、国債価格の暴落と共に、円安が加速する。
今回の欧州危機で明らかになったとおり、財政危機が生じると、国債を大量に保有する金融機関の自己資本が毀損し、金融危機も生じる”

”本書で強調されているとおり、フリーランチは存在しない。
政策の王道は地道に構造改革を進めてゆくしかないということだが、もはや、そのような時間は残されていないのではないか。”

どちらも週刊東洋経済110ページから引用
(どちらも書いたのは河野龍太郎氏です)

47 ■>24 ジョトロン様

私の近くにも、そんな「金を刷って分配しても意味がない」と言う奴がいます。私が反論しようとすると、大声でかき消されます。そういった連中と「理路整然」と話をするのはほとんど不可能です。怒鳴り合いで終わりますね。そこで、その鬱憤晴らしもあって、ここで、私の意見を述べさせて頂きたいと思います。

最近の若者はもう欲しい物は全て持っていて欲しい物がないとか、経済が飽和状態になっている、もしくは、需要が一巡しているから物が売れないとか、供給過剰状態とは物が有り余っているということだとか、まったく事実とかけ離れた認識を持っている馬鹿野郎どもに言いたいことです。

最近の若者でもお金さえ有れば欲しい物はいくらでもあり、同様に、家庭でも欲しい物はいくらでもあります。需要に際限はないわけでして、三種の神器を手に入れれば、次は海外旅行をやってフランスのジャパンエキスポに参加したいのであり、ひいては別荘やヨットまで手に入るものなら手に入れたいわけです。需要が一巡するなどは、まったく馬鹿げた発想と言うべきだと思います。

それらを止めているものは何かというと、普通の国民の持てるお金に限度があるということです。供給過剰とは、需要側である国民にお金が無いということです。国民にお金がないということが、供給過剰(デフレギャップ)の正体であり、「需要の一巡」などはタワゴトにすぎません。

「金を金で買う」ようなこと、または、株式市場で儲けようという行為が目立つのは、産業が低迷しているので、株式市場が目立っているだけです。これは、金が、「国民の使えるお金=需要」を減少させる新自由主義的な政策によって、商売などの産業への投資先を失い、仕方なく、預金として眠るか、または株式市場だけに集中しているためです。いうなれば、お金が、預金と株式市場に追い込まれているのです。そうすれば、上場している企業だけが投資先になります。そして、「まず供給側への金の集中ありき」のサプライサイド経済の到来となるわけです。

つまり、「国民の使えるお金がない」→「需要がない」→「設備投資できない」→「輸出型大企業の為だけの株式市場で儲けよう」という流れになっていると思います。

48 ■ストックホルム症候群

>最近の若者はもう欲しい物は全て持っていて欲しい物がない

弱者の言い訳ですね。
政治はこのような精神疾患を癒すためにもデフレ脱却を遂行しなければなりません。

さくらじで上念さんが明日の記事のネタバレをされていました。明日の記事は注目ですね!

49 ■ドイツにとって深刻だったのはハイパーインフレよりも恐慌デフレだったはず

 現在の日本がそうであるように、欧米はこの先揃ってデフレに向かう、というか向かわざるをえない。何しろ製造業が衰退し、国内供給力が毀損している状態ではちょっとした弾みですぐインフレ、それも危険な水準のインフレになりかねないためそうなるだろう。はっきり言って、日本のデフレよりも地獄である。
 それより、ドイツはデフレを異常に愛好する悪癖があるが、それは勿論あのハイパーインフレのせいであり、私もその点は同情しなくもない。
 しかし、ハイパーインフレは本来長続きしない。実際、レンテマルクの奇跡によってハイパーインフレはすぐに終息し、その後金本位制のライヒスマルクへと移行してからは恐慌に入るまでドイツ経済は比較的安定している。
 当時の資料が見付からないので恐縮だが、ハイパーインフレ当時のドイツの失業率データが手に入らず比較できないが、少なくとも世界恐慌の影響を受けデフレに突入したとき(失業率が一時40%にも達している)よりも低かったはずなのだ。その意味ではドイツにとっては恐慌によるデフレのほうがはるかにトラウマのはずなのである。 
 しかし、何故かハイパーインフレのほうがトラウマとして強調されインフレ恐怖症となりデフレを極度に指向するようになってしまった。
 もしかして何らかの陰謀による刷り込みでもあったのではと勘繰りたくなる。
 多分、この点は三橋先生がデータを提示して説得にあたってもドイツ人のトラウマを取り除くのは難しいかもしれない。何しろ理屈云々ではなく最早情緒とか感情とか精神論の領域の問題だから。
 逆説的になるが、20年に渡りデフレに苦しんだ日本はそれがトラウマとなり、この先年10%超のインフレでも容認しそうな気がする。無論、ここの読者は理解しているだろうが、それでもインフレだから増税しましょうと言われたら心理的抵抗を感じるかもしれない。

50 ■無題

河野龍太郎氏はよく東洋経済やエコノミストに記事を書いてますが、典型的な日本破綻原理主義者です。

そういう人を日銀審議委員に推し進めるとは・・・仙谷氏は国を亡ぼしたいようです。

51 ■矢口 一 様

 なるほど、そういうこともあるのですか。
勉強になりました。

52 ■無題

#34 はるるん 様
 ありがとうございます。
 私が若い頃、「世界文学」みたいなブームがありました。私も釣られて、マルケスやリョサなどの南米文学や、アフリカや中東の作家の本などを読んでみたりしたものです。
 作品そのものの価値については別として、そういった「日頃は縁のない」国の作家の本を読める…それが実は大変な事だったのですね。
 私は、日本人作家にも世界で読まれるべき人がたくさんいると思っています。別に川端康成・三島由紀夫・大江健三郎・村上春樹だけが世界に通じる力量を持った、日本を代表する作家ではありません。ここでは具体名を上げることは避けますが。
 大江氏のようにせっせと売り込んでノーベル賞を獲りに行くほどの暇も金もないだけで、良作を上梓している作家はたくさんいます。欧米人は日本のアニメや漫画を非常に高く評価してくれます(私も愛好していますw)が、その背景に日本文学や日本美術という素養が存在することにもっと目を向けてほしいですね。

 三橋先生の新作も、誰かが英訳して、いい意味で「グローバル」になってくれると面白いと思いますよ。

 ちなみに、大江健三郎氏に関しては、私は「作家としては一流、人格と政治思想は最低・最悪」という評価をしています。彼の小説ならともかく、こんなご都合主義の卑怯者のサヨク崩れの「政治的発言」を、何で皆が真に受けるのかわかりませんね。ノーベル賞委員会は余計な事をしてくれましたw

53 ■無題

>kinshishoさん

>当時の資料が見付からないので恐縮だが、ハイパーインフレ当時のドイツの失業率データが手に入らず比較できないが、少なくとも世界恐慌の影響を受けデフレに突入したとき(失業率が一時40%にも達している)よりも低かったはずなのだ。その意味ではドイツにとっては恐慌によるデフレのほうがはるかにトラウマのはずなのである。

こういう情報がありました。

ドイツの失業者数はどの様に変遷したか。
 1923年………………………………  751、000人
 1924年………………………………  978、000人
 1925年………………………………  636、000人
 1926年………………………………2、000、000人
       (略)
 1930年………………………………3、000、000人
 1931年………………………………4、500、000人
 1932年………………………………5、500、000人

54 ■ちょりぞう 様

>、そんなにおかしい事言ってないと思うのですが?

私もそう思います。むしろ、うーたん氏の方が荒らしであると思ってます。自分の意見と違うとすぐに荒らし認定したりしますしね。

>皆様に聞きたいのが谷垣の一体どこが評価出来るのか教えて下さい。

私も現状は低い評価しかしていないのですが、今現在は谷垣氏を批判するような事を言う状態には無いと思っているので今は批判はしていません。

 自民党にはもう少し民主との争点をハッキリしてもらいたいのですけどね。ところが、中々ハッキリしませんので苛付く時もあります。

 谷垣氏は喧嘩下手で野党の党首としては不適任であるというだけで、与党の党首であれば、ちゃんとやっていけるだろうと思っています。

 人気が出るかどうかで言えば、大衆受けは難しいかもしれませんね、真面目で実務家的な印象がありますので、派手さが無く目立ち難いですし。

55 ■ナオミ・クライン=ショックドクトリン(惨事便乗型資本主義)

.




民主主義と資本主義は仲良しというこの時代の

最大の神話を ’ 自由市場経済を提唱する経

済学者達が嘘だと ’ 認めている。



http://www.youtube.com/watch?v=6iGLifiaUmE

4:30~







.

56 ■53 シント様>

 大変貴重な資料ありがとうございます。
 やはりというか、ハイパーインフレのときよりも恐慌のときのほうがはるかに失業率が高いのが分かりますね。
 しかし……意外に思ったのはまだ恐慌の兆候すらなくアメリカでは狂乱の20年代真只中にあった1926年にいきなり失業者が200万人に増加していることでしょうか。
 まあ、ハイパーインフレがトラウマになった原因として、推測ではありますがやはり極度の物不足で飢餓状態に陥ったからかもしれません。
 何しろこのハイパーインフレにより都市部での餓死者が80万人に上ったといいますし。
 極論すれば、金がなければ盗ればいいわけですから。
 やはり、金がない貧乏よりも物がない貧乏のほうが地獄ということなのかもしれません。とはいえ、失業者数からも明らかなように、デフレのほうがはるかに問題なのですが。
 しかし、現代に入って欧米はまさに物がない状態でデフレに突入するという、日本では考えられない事態に陥ろうとしてますし。
 因みにかつてドイツの重工業が集中する、まさにドイツの心臓部であったルール地方は現在郊外に工場が僅かに見られる程度で工場跡地は広大な公園に変わっているそうです。

57 ■藤井聡教授に感動しまくりです。

三橋さんの【ニッポン放送 ザ・ボイス そこまで言うか!】も良かったです。

ちょっとバタついていて、落ち着いてコメントできないし、仕事もたまったりしているんですが。急ぎのものだけはなんとかこなしてるだけで、。上手くコメントまとめることができませんが、一応、皆様のコメントは目を通しております。

>ちょりぞうさん

そんな中でちょりぞうさんには上手く答えるのは難しいんですが、嵐認定をされてる人は私以外にもかなり嫌ってる人が多いようです。コメントを細かく遡れられれば、なんとなくわかってこられるとは思いますが。
谷垣さんはやはりメディアのせいもあると思われます。評価がイマイチなのは。

>aokeys さん

>うーたん氏の方が荒らしであると思ってます。自分の意見と違うとすぐに荒らし認定したりしますしね。

おーそうなんですね。
嵐認定されてる人自体に私も問題は感じてますが、三橋氏が容認されてるんですから、いきすぎたコピペざんまいのうーたんにはウンザリです。

最近私を馬鹿リストからはずしてるみたいですが、いつまでも叩き合うほど私も暇ではないですし、なんか、最近一生懸命どっかからのコピペや文章を追加してるようなんで、ちょっとは反省してるんか?と、まあそんなわけないでしょうけど。

今はやはりメディアや民主がひどすぎるし、自民党にはやはり良い人材が多いとは感じますね。結局政治家にちゃんと働いてもらうには、国民がしっかりした知識を持つことが重要ではないでしょうか。

私の周りは選挙なんか行ったことないと言う人が半分以上ですし、なかなか人を選ぶと言う行為は意外に難しいものだと思います。

58 ■日本銀行の『資金循環統計』が発表されました。

【国家のバランスシート 平成23年12月末(速報)】
━━━━━━━┯━━━━━━━━
 借   方 │ 貸   方
───────┼────────
 資   産 │ 負   債
───────┼────────
家計     │家計
1483兆4822億円│ 356兆8351億円
       │
一般政府   │一般政府
473兆6671億円 │1099兆0953億円
       │
金融機関   │金融機関
2789兆1900億円│2766兆9858億円
       │
非金融法人  │非金融法人
825兆0181億円 │1130兆5154億円
       │
NPO法人    │NPO法人
55兆8357億円 │ 17兆8665億円
       ├────────
       │負債の合計
       │5371兆2981億円
       ┝━━━━━━━━
       │ 純 資 産
       ├────────
       │家計
       │ 1126兆6471億円
       │
       │一般政府
       │▲625兆4282億円
       │
       │金融機関
       │  22兆2042億円
       │
       │非金融法人
       │▲305兆4973億円
       │
       │NPO法人
       │  37兆9692億円
       ├────────
       │純資産の合計
       │ 255兆8950億円
───────┼────────
借方の合計  │貸方の合計
5627兆1931億円│5627兆1931億円
━━━━━━━┷━━━━━━━━



【日本国債保有内訳】

金融仲介機関…………601兆(65.3%)
一般政府・
公的金融機関………… 93兆(10.1%)
中央銀行……………… 92兆(10.0%)
海外…………………… 78兆( 8.5%)
家計…………………… 28兆( 3.1%)
その他………………… 27兆( 2.9%)



【データ出典:日本銀行『資金循環統計』】

59 ■無題

河野龍太郎ってBNPバリパの人ですけど
この人の経済音痴っぷりは 酷いの一言です
肩書きだけでマスコミの記事に載る事は多いですけど この人の予測で当たったことなんて ほぼないです。つい最近も地震でインフレになる 
経常赤字が常駐化すると言って見事に外した人ですよ こんな人が日銀審議員とか勘弁してほしいですね。

60 ■無題

「朝日新聞を叩き潰す掲示板」 より。

真贋、虚名と実際。
玄人の本読み、福田和也、=作家、慶応義塾大学・教授、文芸評論家、の評価

『作家の値打ち』ーーーーーー飛鳥新社、2000年より。

丸谷才一・・・平成23年、文化勲章受賞者、「富田メモ」、の富田と親しいといわれる人物

ついでに、文化功労者・・・五百旗部真

築地・チョーニチが大タニマチとして押し捲って作った民主党だけあると、その文化程度の高さに納得します。

『女ざかり』ーーー22点
題名からして、救いようがなく低劣である。ただ一つ願うことは、今後こうした作品が、大々的に喧伝されてメディアでもてはやされるようなことがないようにということだけだ。
こうした販売促進戦略がいかに一般読者をして純文学から遠ざけたかを、関係者は想起すべきだろう。丸谷の利良識に期待したい。

『裏声で歌へ君が代』ーーー32点


90・・・世界文学の水準で読みうる作品
80・・・近代日本文学の歴史に銘記されるべき作品
70・・・現在の文学として優れた作品
60・・・再読に値する作品
50・・・読む価値がある作品
40・・・何とか小説になっている作品
39・・・ひとに読ませる水準に達していない作品
29・・・人前で読むと恥ずかしい作品。もしも読んでいたら秘密にした方がいい。


大江健三郎

『治療塔』ーーー31点
核などで汚染された人類が新しい地球に移住するという、いまどき高校の文芸サークルでも嘲笑されるような大胆な筋立てを採用したわりには、作者の世論的な発想を暴露しただけに終わった。

『同時代ゲーム』ーーー26点
知的作家の自己撞着。自慰的行為の代表ともいえる駄作。自らの無知と混乱を、知的脅迫のうちに読者に示す姿勢は犯罪的である。

大江の最高得点作品
『万延元年のフツトボール』ーーー82点






61 ■無題

点数について。説明不足でした。


90→90点以上
・・・
40→40点以上

39→39点以下

62 ■無題

#30 mangetsu 様
返信したはずだと思いましたが、反映されていませんでした。申し訳ありません。遅ればせながら、記します。

日本人の歴史上、その文芸的な知の裾野は大変広いものだと思います。大岡信だったかと思いますが「一人の紫式部が生まれるということは、その背後に無数の体験や思索がある」という内容のことを書いていました。これに関しては私も賛成です。そういう裾野なくして至高は生まれ得ない、故に日本人の文学的な裾野は世界に類を見ないほどの長い歴史と人々への広がり、そして奥深さを備えていると思うのです。それが、出版文化やネット文化に反映されているのでしょう。

経済的進歩も、通史的に見れば日本には何度も優れた見識の為政者は存在しました。まあ、伝説の域ですが、それこそ仁徳帝の「民の竈」の故事は最も古い例の一つでしょう。近世・近代においては、江戸期の田沼意次、三橋先生の新著にも取り上げられた高橋是清などなど枚挙に暇がありません。
 文芸的な話だけでなく、日本という国は優れた人材を輩出する豊かな土壌を持っていると信じています。また、優れた人材を見抜く目も備えていると思います。今は、様々な幸不幸で思考が停止しかけ、賢しらぶった報道や評論家、政治家に騙されかけていますが、明るみに出た真実を判断する悟性はあるはずです。吉本氏風に言うと「大衆というのもを侮ってはいけない」わけです。北朝鮮の民衆のように「幸も不幸も為政者の責任」と逃げを打たず、異を唱え続ける自由がある限り、日本はまだまだやれる国だと思っています。

63 ■無題

 巨大な「日本国内市場」においてオリジナル(ガラパゴス上等です!)な製品やサービスを磨きあげ、それを輸出する方が付加価値が高まり、値下げ競争に巻き込まれず、利益を高めることが出来る

まさしくこれだと思う。
ゲームや漫画、アニメもそうだと思うなあ

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  • 1 ブログタイトル:森羅万象の歴史家
  • 記事タイトル:高橋是清の後継者であった支那事変勃発前の陸軍の経済政策
  • 記事概要: 以下の文章はインフレとデフレ不安の経済学(岩田規久男著/講談社現代新書)からの引用である。  高橋是清はケインズの一般理論における有効需要の理論の重要な結論を、1929年当時、直感的に先取りしていた。高橋の採用した経済政策は次の三つの柱から成り立っていた…