値上げから1カ月 東電「未契約」で電力供給継続(05/04 11:26)

 東京電力の企業向け電気料金の値上げから1カ月が過ぎました。4月から対象となる5万件のうち7割とは合意しましたが、残りの3割は値上げを拒否され、契約を更新していません。ところが、「未契約」の企業・団体にも電気が供給されている異常な状態が続いています。

 東京電力は、対象の企業や団体23万7000件のうち、半数以上の12万5000件とまだ合意が得られていません。なかでも、4月から値上げの対象となる5万件のうち1万6000件は契約を更新しておらず、未契約の状態で電気を送っている状況です。東電は今回、未契約となった企業や団体に対して「すぐに電気を止めるようなことはしない」としていて、未契約期間の電気料金の扱いや不払いによる供給停止の期間などは明示せず、「引き続き粘り強く説明し、値上げへの理解を求める」としています。

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