フランス大統領選は6日決選投票があり、即日開票の結果、社会党のフランソワ・オランド氏(57)が、民衆運動連合(UMP)が推す現職ニコラ・サルコジ氏(57)を破り、初当選する見通しとなった。社会党の大統領は、ミッテラン氏が退いて以来となる17年ぶり。
サルコジ氏は6日夜(日本時間7日未明)、パリで支持者を前に「(オランド氏に)この難局を乗り切るよう幸運を祈ると伝えた」と語り、敗北を認めた。投票が締め切られた直後に公表された仏テレビ・フランス2の出口調査では、オランド氏が51.90%と過半数の票を得ている。
オランド氏は仏中部の地元チュルで勝利宣言した後、パリに戻り、バスチーユ広場で支持者の歓迎を受ける予定だ。