5日に発電を止めて定期検査入りした北海道電力泊原発3号機(北海道泊村、91万2千キロワット)は、6日未明に原子炉を停止する作業を完了した。再稼働のめどはなく、北電は1、2号機も止まったままなら今夏、最大17万キロワットの電力不足になると試算している。
泊3号機は定検のため、5日午後5時から出力を下げ始め、同11時すぎに発電を停止した。6日午前4時には核分裂反応が収まり、原子炉が完全停止した。
原子炉停止について北電は当初、発電停止から3時間程度としていたが「手順を慎重に確認した」(同社)ため、ずれ込んだ。