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国内原発 5日に全て停止 42年ぶり、泊3号機検査入り

2012/5/4 19:54 (2012/5/5 0:45更新)
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 国内の原子力発電所で唯一運転している北海道電力の泊原発3号機(北海道泊村)は5日深夜、定期検査に入り発電を停止する。政府は昨年3月の福島第1原発の事故を受け安全対策を見直すとともに、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働を求めてきた。しかし地元自治体などとの協議は難航。1970年以来42年ぶりに全原発が止まる事態となった。

 政府は2010年の猛暑を想定した需給を検証している。関西、北海道、九州では供給難が危ぶまれ、融通などを考慮すると、日本全体で家計や企業に節電の努力が迫られる見通しだ。枝野幸男経済産業相は関西電力管内で今夏の計画停電への備えに言及してきた。

 泊原発3号機では5日午後11時ごろに出力がゼロになる見通し。北海道電は定期検査の期間を71日程度とみている。その後、再稼働を視野に安全対策を確認するため、ストレステスト(耐性調査)の1次評価結果を国に提出する方針だ。

 政府は原発を当面活用する立場を保ち、ストレステストで先行した大飯原発を再稼働の最有力候補とみる。ただ立地する福井県や電力の消費地である京都、滋賀、大阪などの自治体との調整の行方はなお不透明だ。

 日本ですべての原発が止まるのは、70年に日本原子力発電の東海原発と敦賀原発1号機が定期検査により停止して以来。その後は原発の新増設が続き、東日本大震災の前まで電力の約3割を原発が供給してきた。大規模な事故を起こした東京電力福島第1原発の1~4号機は今年4月に廃止が決まり、現在の国内にある原発は50基。

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