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情報セキュリティー技術者育成へ
5月7日 5時11分

経済産業省は、企業などを狙ったいわゆるサイバー攻撃の被害を防ぐため、今年度、情報セキュリティーの技術を競うコンテストを新たに設けて、技術者の育成を本格化することにしています。

国内企業のシステムがウイルスに感染する被害が相次ぐなど、いわゆるサイバー攻撃の脅威が年々高まる一方、情報セキュリティーに精通した技術者は不足しているという指摘が出されています。
このため経済産業省は、情報セキュリティーの技術を競うコンテストを今年度、新たに設けて、技術者の育成を本格化することにしています。
経済産業省はこれまでにも、若者を対象にコンピューターセキュリティーについての合宿を開くなどの取り組みを進めてきましたが、高度化するサイバー攻撃に対応するため、社会人にも対象を広げて技術の向上を目指すということです。
この分野で先行しているとされるアメリカや韓国では、コンピューター上の情報を守り手と攻め手に分かれて取り合う「ハッキング」の技術を競うコンテストが盛んに開かれ、技術者の育成につながっているということです。
経済産業省は、こうした海外の事例も調査したうえで、コンテストを通じてサイバー攻撃の被害を防ぐ高度な技術を持った人材の育成を強化したいとしています。

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