２０１２ひろしまフラワーフェスティバル（ＦＦ）は５日、最終日を迎え、平和大通り沿いの田中町ブロックのアウトドアチャレンジ２０１２では、子どもが木登りなどの遊びを体験した。他のひろばでも、はんこ作りやミニ電車などがあり、家族連れがこどもの日を笑顔で過ごした。

　アウトドアチャレンジの木登りでは、子どもが命綱を付けて高さ10メートルまで登った。斜めに張られたロープに金具を掛けて滑り降りスリルも味わった。

　ボーイスカウト広島県連盟や県山岳連盟など12団体でつくる実行委員会が企画。小刀を使って鉛筆を削ったり、のこぎりで丸太を切ったりして野外活動の実力も試した。

　三川町ブロックのひろばでは、はんこ作りを習った。子どもは工具を使い、12〜15ミリ角の石に名前やマークを彫り込んでいた。

　平和記念公園内を走る広島電鉄の路面電車を模したミニ電車には、順番待ちの子どもの姿が絶えなかった。

【写真説明】登った木の上からロープ伝いに滑り降りる子ども（撮影・安部慶彦）

【写真説明】黙々と集中するはんこ作り