20:19:05
学生相談#101の記録。もう本当に溜めこみすぎて申し訳ないです……。ちなみに今は、#112かな? それくらいまで進んでいますごめんなさい。
受付に行くと、なにやら1人の女性が話をしていたので、受付が空くまで並んで待っていたら、その人がカウンセラーの別のクライエントであることが、会話から分かってしまった。体調不良で前回、無断キャンセルしてしまったから、改めて予約をとりにきたらしい。看護師さんが「先生も安心すると思いますよ」と言ったのをきいて、気持ちが暗くなる。その人は、明るくてはきはきしたとても丁寧な人で、カウンセラーもきっと、こういう人に好感を持つのだろうなと感じた。わたしみたいな人間じゃなく。
面接室に入ると<今日は話すことある?>と訊かれた。
うなずく。<うん>「……」<……>「……」<……話しづらい?>「話したくない」<話したくないんだ。どうして?>「ここで話したことはバラされるから」<……あの後、お母さんから何か言われたんだ>
前回の学生相談から数日後、唐突に母に「先生に無理って言ったらしいけど、どういうこと?」と訊かれた。それでわたしは、カウンセラーがメールか何かで母にカウンセリングの内容を、報告しているのだと悟った。
「「無理ってどういうこと?」ってつめよられた」<やっぱり。お母さんの性格を考えたらそうするかもしれないって、1週間ずっと考えていたんだよ>「……(じゃあ話すなよ)」<そっか。だから今日も帰られるかどうか分からないって話をしたかったけど、それもバラされるんじゃないかと思って話す気になれなかったんだね>首を横に振る。<また別の話をしたかったの? それも話されると思ったの?>うなずく。<そんなわけないやん!>「でも、腕を切ってること勝手にバラしたことあるでしょ」<ずっと見つからないように切ってたのに、あれもお母さんに傷を見られて嫌な思いをしたんだよな。怒ってる?>うなずく。<話そうよ>「ちゃんと謝るまでいや」<ごめん。このことはお母さんが迎えにくるかどうかにも関係してくるから連絡したんだけど、「無理」っていうのは主観的すぎたよな。ごめんなさい>「……どうせ口だけで言ってる」<そんなことないよ。だから何のことかパッと分かったやん。せっかくきたんだから話そうよ>「話してほしいなら、ちゃんとお願いしてよ」<「話してください、お願いします」って言えってこと? 変やん(笑)>「……」<言ったら話してくれるの?>「考えはする」<じゃあ、こんなの変だけど……。話してください、お願いします>「……」<なんか女王様みたい>「何様のつもりって言いたいわけ?」<ちがうよ、ただお願いさせたりするのが「わたしにお願いしなさい」って感じだったから>「どうして人の神経を逆撫でするようなことばっかり言うの?」<そんなつもりじゃなかったんだよ。ごめんなさい。話きかせてください>「……」
それでわたしは、数日前に見たカウンセラーの出てくる夢について、しぶしぶ話し出した。
その夢でカウンセラーは、わたしの部屋に勝手に入って、それに対して怒り、どうしてそんなことをしたのか訊くわたしに<遠慮してないからだよ>と答えた。
<どうして夢の話してくれたの?>「今の状況をよく表していると思ったから」<それは部屋に遠慮なくズカズカ踏み込んでくるのに、限界設定はするってこと?>うなずく。<話してくれてありがとう。もう夢の話はしないって言ってたのにね>「……先生、
3つ目に話した夢、覚えてる?」<そうやって試すのはやめようよ>「……」<なんで3つ目の夢なの?>「この夢に似てるから」<ちょっと冷静にならないと思い出せないよ。その目で見られたら、冷静になれないよ>「……」<この夢と似ているんだよね>「あのとき先生は味方だったけれど、今はちがう」<あのとき味方だと思ってくれていたのも初めて知ったよ。言ってくれないから>「……」<あ、もう時間すぎてる。話してくれてありがとう。うれしかったんだよ?>
そして、立てないわたしをいつものようにカウンセラーは外まで引きずりだし、追い縋るわたしを振り払って帰っていった。わたしはのろのろと駐車場のカウンセラーの車の前に移動して、ぺたりと座り込んだ。日が暮れてきて、どんどん気温が下がっても動くことができなかった。結局、2時間はそこにいたが、なぜかカウンセラーは現れず、しかしわたしもこのまま帰る決心がつかず、事情を知っている友人に電話をかけた。すると、その友人がわたしを迎えにきてくれて、1時間近く座り込みにつき合ってくれ、ようやく帰ることができた。
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