すべての起点を私にする練習
19:56:48  ……わーい、約2ヶ月ぶりです。学生相談#98の記録。
 前回は、学生相談をとうとう中断したというところで終わっていました。で、中断したはずなのに記録が続いているのはどういうわけかは、「やめてしまえ!」を参照してください。

 久しぶりにカウンセラーのもとを訪れたわたしに対するカウンセラーの第一声は<今日はどうしたの?>だった。それが、冷たくきこえて、わたしは少し萎縮した。
 <来る気になった?>うなずく。<……話すことがあるんだよね>うなずく。<うん>
 しかし、わたしはなかなか話し出すことができなくて、5分くらい沈黙が続いてしまい、来たことを後悔し始めた。
 「やめるんだったら、ちゃんとおしまいにしようと思って、来た」<カウンセリングやめるつもりなんだ>うなずく。<どうして?>「先生のしたいことと、わたしのしたいことは、ちがうから」<あなたはどうしたいの?>「甘えたい」<甘えたいんだね>「だからもう、会ってもつらいだけだから、やめる」<僕はどうしたいと思ってるの?>「治療」<あぁ、そっか>

 「先生はもうわたしのことを、枠を守らない困った人としか見ていない」<そんなことないよ>「だからこの前、逃げた」<ちがうよ! あれは、それこそ僕と会ったらつらい思いをさせちゃうから。あのとき、部屋の前を通ったらたまたま明かりがついていたんだよな>うなずく。<それで会いたくなったんだよな>うなずく。
 「依存するのは悪いこと?」<悪いことじゃないよ。依存したいって気持ちがあるのも悪いことではないよ>「……(だったらどうして冷たくするの?)」<次の人がいるから、時間通りに帰ってくれなかったら困るけれど>

 そして、終わりの時間になった。
 <次の予約とってもいいよね>「もう来ない」<でも、今日はこんなに素直に話してくれてるやん。だから僕は、まだまだこれからだと思うんだけど>「……」<ここで話し合っていこうよ>「でも、先生は意見がちがっても押しつけることしかしない。こういうときは話し合うのが本当なのに」<……>
 それでもカウンセラーは次回の予約をとって、わたしを部屋から引きずりだした。

 しばらくは部屋の外でぼんやりしていたわたしだったが、どうしてもカウセラーに会いたくて、わたしはまた面接室に入っていった。そこではもう次の学生相談が行われていて、慌てたカウンセラーは精神科医にわたしを預けて面接に戻っていった。
 しばらくは精神科医に監視されていたが、ふと死んでしまおうと思い立って、わたしは隙をみて荷物を置いたまま、建物の最上階へと向かった。そして空いている部屋のベランダに出たが、怖くて飛び降りられないまま立ち尽くしていた。そうしているうちに面接を終えて駐車場に向かうカウンセラーが見えた。この人は、わたしがいなくなっても平気で帰ってしまえるんだと思ったら、今すぐ飛び降りてやろうという気になって、わたしは身を乗り出した。
 すると、そこにちょうど人がきて、ベランダから身を乗り出すわたしは保護され、保健管理センターに戻された。そして、母が迎えに来るまでまた精神科医に捕まっていた。

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