なんだか眠れないので、簡単なメンタリズムについて書こう。
メンタリズムといっても難しいことはいくらでもかけるが、今回はちょっとした種明かし。
パフォーマンスとしてのメンタリズムは、心理学や暗示、催眠やトリック、脳科学、身体学など様々なものを用いる、そのなかでも自分がよく使うのは、暗示やほのめかし、身体学というもの。
暗示や誘導は実は簡単なことで出来るし、体の反応は観る場所を覚えるだけでもかなり役に立つ技術である。
たとえは、攻めて言えば誘導は言葉をしゃべる必要がない。
実際にエリクソン催眠など、現代催眠にたけていれば、しぐさだけで催眠術をかけることも出来なくはない。
ではどうやるか、一番簡単な方法に強調がある。
強調といってもその種類は多くあり、手の角度や、物を示す順番、自分のしぐさ一つでも強調出来る。声のトーンやテンポでも出来る。
日常に使える物で簡単な物としては、相手にクエスチョンを投げかけた時、それをやらせたい場合は、「○○をしますか?」といいながらうなずくだけでも効果がある。
これは、簡単に言うと、うなずくコトにより相手を釣ってしまう手法だ。
しかし、これについて相手が既に答えを用意してる場合は効きにくいので注意しないとならない。
また拒否させたい場合は首を振るというのも同じような効果がある。
これは相手の嘘を見抜く際にも同様なことが言える。
何かといえば、「あなたはこれをしましたか?」と質問した際に、うなずきながら「してない」と答えてしまう人がいる。これはかなりの確率で、嘘の場合が多い。
体は反応してしまっているのに、何らかの事情で嘘をつかなければならないとき、人はあべこべの行動をとる。
また、足の角度でもわかる場合が多い。人は嘘をつきその場から逃げたいとき、決してその相手の方向につま先が向かないものだ。
このように、ちょっとした事だけで色々なことがわかるが、パフォーマンスとしてやる場合はもっと楽に出来る場合がある。
何故かというと、そもそも何かをやりますよと提示し、相手側はみる準備できているからだ。
例えば、「これをこうしてください」などと何気ない指示をだしているときに、相手の体の反応が出やすいように誘導し、またそれをみやすい位置に移動させるなどできる。
一つ例を出そう。
私は、パフォーマンスの際、たまにお金や、パワーストーンなどを左右のどちらかの手に握らせてそれを当てる、または何人かに握らせて誰がもっているかを当てるパフォーマンスをすることがある。
これは、簡単なゲームだが、実にさまざまな方法を試すことが出来るが、せっかくなので誰でも出来る物を一つ教えようと思う。
まずは500円などの身近な小物を使う。
なるべく握った時握りやすく、すぐにはわからないものが好ましい。
そしたら後ろ向きになり、背中越しに相手に「どちらかの手に握ってください」と指示する。
そしたら、後ろ向きのままでこう続ける「握った方の手をこのようにおでこに当てて集中してください」
ここで20秒から30秒程度稼ぐ。
時間を稼ぐには、「できましたか?それでは集中してください、ゆっくりと息をすって、はいて、自分がどちらの手に握っているのか、何を握っているのかその質感や重さをイメージしてください」何て事を言えばすぐ時間はたつので適当に。
終わったら、両手を握ったまま並べて前に出してもらうように相手に指示し、相手の方に振り返る。
これで、相手がどちらに握っているかがわかる。
これは比較的簡単な方法であり、もちろんこの流れをやらずとも当てることは出来るし、誘導して左右のどちらかに握らせることも出来るが、初心者にはかなり有効な練習方法のひとつだ。
さて、本題。今回の方法を解説しよう。
これはズバリ手の色にある。手はまだまだ観るべき点が多いが、今回に限っては手の色でわかる。
ポイントは相手にコインの握っている手を頭の高さまであげさせること。
これにより、時間が経過すると上にあげている方の手だけ血液量が下がり血の気が引く。
だいたいの場合はもう片方にくらべて白くなる。
これは100%とはいえない、人によって白くなり方や変化に違いが出る。
ただ、何らかの違いが出るので、やってみてほしい。
これを繰り返すだけでも観察の練習になる。
また、成功率を上げるには、もう片方の腕をちゃんと下げさせておくこと。
これで、より成功しやすくなる。
このように、状況をもっていくだけでいろいろなことが出来ることがわかると思う。
観察し相手の違和感を感じれば、その人に数字を聞いた時、色を聞いた時、形を選ばせた時に何を言うかがわかってくる。
その答えは、相手のしぐさや言葉、クセや表情、性格に隠されている。
それを読み解き、選びそうな物を選ぶように、そっと押してあげるだけで相手をコントロールすることができる。
と、今日はここまで。おやすみーw
おわり