経済泊3号機、5日午後11時すぎに稼働停止 国内原発42年ぶり稼働ゼロ 2012.5.5 23:26

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泊3号機、5日午後11時すぎに稼働停止 国内原発42年ぶり稼働ゼロ 

2012.5.5 23:26
定期検査のため出力ゼロとなる北海道電力泊原子力発電所3号機。海上保安庁のボートも見られた。対岸の岩内町から撮影=5日午後2時21分、北海道岩内町(大西史朗撮影)

定期検査のため出力ゼロとなる北海道電力泊原子力発電所3号機。海上保安庁のボートも見られた。対岸の岩内町から撮影=5日午後2時21分、北海道岩内町(大西史朗撮影)

 北海道電力は5日深夜、定期検査のため泊原発3号機(北海道泊村)の運転を停止した。国内の商業用原発50基でほかに稼働している原発はなく、昭和45年以来、42年ぶりに国内の稼働原発がゼロとなる異例の事態となった。原発稼働停止による電力不足を回避するめどはたっておらず、家庭や企業は一段の節電を求められる。

 泊原発3号機の停止作業は午後5時から行われた。原子炉の出力は89万キロワットから、ほぼ1時間に30%の割合で低下。午後11時ごろには出力ゼロとなった。6日未明には原子炉が完全停止し、「冷温停止」状態に移行する。検査期間は71日間を予定しているが、再稼働にはストレステスト(耐性検査)や地元了解が必要なため、停止期間は「未定」としている。

 政府の需給検証委員会によると、原発を再稼働できないまま平成22年並みの猛暑となった場合、沖縄を除く日本全体で0・4%の電力不足になると試算。不足率は、北海道電管内で3・1%、原発依存度が高い関西電力管内では16・3%に達する見通しで、今夏の電力需給は極めて厳しい状況に陥る。

 電気事業連合会の八木誠会長(関西電力社長)は5日、原発すべてが停止したことを受け、「日本は化石燃料に過度に依存しないエネルギー構成が大切。立地地域をはじめ広く社会の信頼回復に努め、できる限り早く(原発が)再稼働できるよう最大限の努力を続ける」とコメントした。

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定期検査のため出力ゼロとなる北海道電力泊原子力発電所3号機。対岸の岩内町から撮影=5日午後2時14分、北海道岩内町(大西史朗撮影)
定期検査のため出力ゼロとなる北海道電力泊原子力発電所のある泊村はひっそりしていた=5日午後、北海道泊村(大西史朗撮影)
定期検査のため出力ゼロとなる北海道電力泊原子力発電所3号機。対岸の岩内町から撮影=5日午後8時27分、北海道岩内町(大西史朗撮影)
定期検査のため出力ゼロとなる北海道電力泊原子力発電所3号機(右)。左は1号機、中央は2号機。対岸の岩内町から撮影=5日午後7時53分、北海道・岩内町(大西史朗撮影)
定期検査のため出力ゼロとなる北海道電力泊原子力発電所3号機。多くの報道陣が集まった(対岸の岩内町から撮影)=5日午後5時32分、北海道岩内町(大西史朗撮影)

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