■ 泊3号機が停止、国内の稼働原発ゼロに
国内で唯一、稼働していた北海道電力の泊原発3号機が定期検査のため、発電を停止しました。これで、国内で稼働する原発は42年ぶりにゼロとなりました。
北海道電力は5日の午後5時に泊原発3号機の出力を下げ始めました。そして午後11時すぎ、出力がゼロになり、発電が止まりました。国内にある原発がすべて停止したのは42年ぶりです。 「北海道の電力の安定供給にとって(泊原発は)重要な電源。1日も早い発電再開を目指していく」(北電 泊原子力発電所 秋山芳宏広報課長) 泊原発から4キロ離れた港では、原発反対を訴える市民団体がカウントダウンで「国内原発ゼロ」の瞬間を迎えました。 「原発がなくても地元が自分たちの力で生きていく。そういうことをどんどん提案したい」(岩内原発問題研究会 斉藤武一さん) 「なるべく早めに稼働する形を取っていただきたい」(泊村 牧野浩臣村長) 泊原発がある泊村は、地元経済への影響が大きいとして、早期の再稼働を求めていますが、見通しは立っていません。(06日00:53)
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