「わが母の記」熱い反応 原田監督ら舞台あいさつ(2012/5/ 6 09:58)

 公開中の映画「わが母の記」の原田真人監督と出演者の真野恵里菜さんが5日、県内3カ所で舞台あいさつを行った。静岡市清水区のMOVIX清水では、県東部地域での撮影エピソードを振り返りながら「さまざまな世代に届けたい」と力を込めた。
 伊豆にある主人公の実家で働く使用人・貞代を演じた真野さんは、「静岡の方言の入ったせりふに苦労した。地元の方に助言を受けた」と明かした。
 全国223館で4月28日から公開し、1週間で45万人を動員した。原田監督は「観客の皆さんから熱い反応があり感動している」と感謝を込めた。
 原作は伊豆ゆかりの文豪井上靖の自伝的小説。幼い頃両親と離れて暮らした主人公の小説家が、老いて記憶を無くす母と向き合う姿を描く。出演は役所広司、樹木希林、宮崎あおいら。モントリオール世界映画祭審査員特別グランプリ受賞作。

県東部地域での撮影を振り返る原田真人監督(左)と真野恵里菜さん=静岡市清水区のMOVIX清水

関連記事

by weblio


このほかの記事

    ロード中 関連記事を取得中...