Rick'sCafe:Vere ac libere loquer

人類は神に創られ、その意に従うべき神の僕servus Dominiであり、神の下女ancilla Dominiである。

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面白いニュース。。。

maggieさんが面白いニュースがあるよ、と教えてくれたので見てみました。 
 
Japanese bishops hold neutrality on peaceful nuclear power
(April 10, 2012  Catholic Culture.org)
The Japanese Catholic bishops have declined to join other religious groups in a call to close the country’s nuclear power plants.
The Japanese bishops conference has indicated that it does not oppose involvement by individual priests or religious in the anti-nuclear demonstrations that have marked the anniversary of the disastrous accident at the Fukushima plant after the earthquake of March 2011. But the episcopal conference said that it would remain neutral on the subject of nuclear power production, following the lead of the Vatican. The Holy See has indicated cautious support for the peaceful use of nuclear energy.
 
まず「日本の司教達は、平和な原子力に関して中立を保ちます」というタイトルに驚きますね。
この記事のポイントとして・・・
★宗教者達による原発廃絶の要求に日本の司教さま方は加わらなかった
★バチカンにならって「原子力エネルギーの平和的利用」は慎重ながらも支持している
 
ということですね。
 
このニュースに関して、実際に何があっての記事なのか?出所などよく分からない部分もありますが・・・
こちらのGiacomo Galeazziレポートが詳しいですね。
 
大阪カトリック時報の先月号には松浦悟郎補佐司教さまがインタヴュー形式で、これまでの日本におけるカトリックの発言(「いますぐ原発の廃止を」 2011年11月8日日本カトリック司教団)や行動を正当化した説明的記事が載っていました。
そしてこの一年間における日本におけるカトリックが声高に表明し、署名運動まで展開したことを考えると…
ダブル・スタンダード?八方美人?
国内と国外では違う事、海外メディアに対しては「バチカンへの忠誠」を装っているのか?
など日本の信徒は疑念を持っても仕方ない状況ではあります。
 
司教さま方の間で方向転換がなされたのか? 
それともやはり「ダブルスタンダード」なのか?
Rickにはわかりません。
 
ただ・・・
レオ池長大司教さまの「東日本大震災から一年を迎えて」(2012年3月11日)では「原発の即時廃絶」などといったニュアンスの言葉は見当たりません。
 
また・・・
2012年3月11日、実は大阪カテドラルでの御ミサにおいて レオ池長大司教さまはお説教の中では「原発を稼動させるのであればキチンとそのリスクを理解した上で…」といった内容のお話をされ驚いた記憶があります。
 
何があったのかは分かりませんが・・・
どちらにしてもRick個人としては、以前自分のブログの記事(原発関連フォルダ)でバチカン視点を考慮し考察した内容と根拠を同じくする方向性が示されている事を、「日本の」ではなく「日本にいるカトリック信者」として嬉しく思います。
 
今回の一連の報道について日本におけるカトリック信者は「サヨク視点」(一面的な偏向した正義を振りかざすと貧困・格差など社会問題を増悪させる)と「カトリック視点」(正統な倫理・道徳観に基づいた楽観的現実主義)を識別する意識を持ち、また逆に短絡的に「原発推進」に結びつけたりして大騒ぎせず・・・
※基本的にパパ様は時間をかけて安全かつクリーンなエネルギーへの転換を模索する努力という≪脱原発≫≪卒原発≫的な方向性は示しておられます。
司教さまがたの今後の動向を静かに見守り、私達ひとり一人がカトリック信者として、政治や経済など現実をおさえた多角的見地に立ち、冷静な状況分析と「サヨク視点・価値観」に惑わされず、教義と倫理・道徳観に基づいた正統な「カトリック信者としての視点」と信仰に基づいた「より善い社会」を目指して行きたいものですね。

2007年12月15日、アド・リミナ訪問(教皇庁定期訪問)中の日本司教団に対しての教皇聖下のお言葉・・・
『カトリック教会のカテキズム』と『カトリック教会のカテキズム綱要』の教えに基づく健全な信仰教育が必要です。人々の前で信仰の光を輝かそうではありませんか。それは、「人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるため」(マタイ5・16)です。

司教さま方には是非ともこの教皇聖下のお言葉を思い出していただき、
信仰年が本当の意味(教皇聖下の仰る)で実りあるものにして下さいますように、
私たち信徒を「日本の」ではなく「日本にいるカトリック信者」としてお導き下さいますように、
聖母のお取次ぎをこい願い、
われらの司教さま方のために祈ろうではありませんか!


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