まずはじめに、串とは何たるものなのかについて説明していきます。
串とは焼き鳥などを刺すあの細長いものを指しているわけではなく。プロキシを俗語に直したものです。
さて串は何をどうするものかというと、自分のIPアドレスをサイト経営者にばらしにくくするものなのです。
なぜIPがばれたらいけないかというと、IPアドレスとは自分のPCの住所のようなものなので、
すごい能力を持った人々はIPアドレスがわかっただけであなたの個人情報を入手することができるからです。
さて串の仕組みについてですが、例えばあなたがこのサイトにやって来るためにはサーバーを経由して
くることになります。そのとき管理人である私はあなたのIPアドレスを知ることができます。図解すると
□(PC)→→→→■(鯖)→→→→→☆(サイト)
しかし串をさすとどうなるかといいますと →、⇒はそれぞれ自分のIP、串のIP
□(PC)→→→→■(鯖)→→→→→●(串)⇒⇒⇒⇒☆(サイト)
となりサイト経営者はあなたのIPではなく串のIPしか知ることができなくなると言うことです。
まぁ経営者はその逆をたどればわからないことはないですが、これを刺しているのといないのでは
あきらかに違ってきます。しかしもっとも大切なのは何度も言うようにサイト経営者や他の人から
恨みを買うようなことはしないということです。
「串をさせばIPアドレスばれないしこれで安心だぁ♪」なんて今あなたは思っていることでしょうが
もちろんデメリットもあります。まず《串には寿命がある》ということです。
串は有料のものと無料のものがありますが、無料のものだとすぐに死んでしまいます。
これはなぜかと言うと有料の串を作っているところがテストとして無料で串を公開している場合が多いからです。
だから短いときには数時間で使い物にならなくなることもあります。運がよければ数ヶ月もちますが。
このことを一般に「串が折れる」といいます。串が折れるとどうなるかと言うと、
さっきの図でいうと●(串)の部分がシャットダウンされるわけですからネットにつながらなくなります。
そうなれば串をはずしまた新しい串をささなければなりません。
串が折れていないかを確かめるときには診断君を使えばわかります。
診断君ってなんだよ??って思う人はこちらに→診断君解説コーナー
次に《接続速度が遅くなる》ということです。図の解説を見れば一目瞭然ですが、串をさすということは
さらに鯖を経由するわけなので目的のサイトまで遠回りしなければならないということになります。
最後に《アクセスが制限される》ということです。つまり、串をさしている人のアクセスを禁止するサイトや
掲示板には入れなくなると言うことです。UGも場合によればこのような制限を設けている
サイトもあるので注意してください。
まず始めに、串の見方について説明します。
串は○○.△△△.□:××といった明記がされています。
:以前にある「○○.△△△.□」はアドレスといい
:以降にある「××」をポート番号といいます。
例えば202.56.253.177:80という串であったら202.56.253.177がアドレスでポート番号は80です。
それでは実際に串のさし方について説明します。串のさし方は一から順にしていきますが、
もし文章で理解できなかった方のために参考画像を用意しました。わからない時は開いてみてください。
※参考画像にはIE6.0を使用しています。
・最初に、画面上側にあるツールをクリックします。参考画像T
・次にツール覧にあるインターネットオプションを選択します。参考画像U
・それから接続を選び、LANの設定をクリックします。参考画像V
・その次にチェックボックスをオンにします。参考画像W
・その後先ほど説明したアドレスを入力します。参考画像X
・さらにポート番号も入力します。参考画像Y
・最後にOKをクリックしてください。参考画像Z
以上で串は無事にさせたことになります。しかし、串が生きているかどうかわからないので、
串をさし終えたらひとまず診断君を使って串の生死を確かめてください。
わかったら実際に串をさしてみましょう→串の入手方法