'12/5/6
FF閉幕 3日間で168万人<動画あり>
2012ひろしまフラワーフェスティバル(FF)は最終日の5日、「きんさいYOSAKOI」で広島市中区の平和大通りや平和記念公園を熱気に包み、閉幕した。3日間の合計は約168万7千人に上り、過去4番目の人出を記録した。
平和大通りの約1・2キロであったYOSAKOIのパレードには計42チーム約2800人が参加した。東日本大震災に見舞われた福島県下郷町の「郷人こめら」も復興への決意を踊りで表現し、拍手と歓声を浴びた。
原爆資料館南側のカーネーションステージでは踊りのコンテストがあった。計58チーム約2700人が技を競った。最後は、市民総踊り「ひろしま和来和来」があり、被災地チームや参加団体、観客が一体となった。
ファイヤーフィナーレでは、大役を終えたフラワークイーン3人が謝辞を述べた。FF実行委の長崎邦彦委員長(38)は「平和を願うだけでなく、東日本や世界で困難な状況に置かれた人を支援していく気持ちを持ち続けよう」と閉会を宣言。シンボルの花の塔の火が静かに消え、祭典の幕が下ろされた。
【写真説明】きんさいYOSAKOI大賞に輝いた「広島経済大学 DANCE RAZZLE」。平和大通りはさまざまなチームが熱い踊りを繰り広げた(撮影・荒木肇)