ライフ【原発ゼロ】消えた原子力の灯「活気づいた村に戻って」 見えぬ再稼働に期待 北海道泊村+(2/2ページ)(2012.5.6 01:14

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【原発ゼロ】
消えた原子力の灯「活気づいた村に戻って」 見えぬ再稼働に期待 北海道泊村

2012.5.6 01:14 (2/2ページ)
定期検査のため出力ゼロとなる北海道電力泊原子力発電所3号機。多くの報道陣が集まった(対岸の岩内町から撮影)=5日午後5時32分、北海道岩内町(大西史朗撮影)

定期検査のため出力ゼロとなる北海道電力泊原子力発電所3号機。多くの報道陣が集まった(対岸の岩内町から撮影)=5日午後5時32分、北海道岩内町(大西史朗撮影)

 一方、定検に立ち会う経済産業省原子力安全・保安院。午前10時、泊原発から約2キロ離れた保安検査官事務所では、高橋正裕所長が「地域住民の目線に立ち、安全を確認したい」と気を引き締めた。

 午後5時、3号機の中央制御室で、出力の降下作業が始まった。約20人の北電社員や保安検査官らが作業を見守り、張り詰めた雰囲気が漂う中、水色の服を着た8人の運転員が手元のタッチパネルで制御棒を操作していく。

 午後10時53分、発電機と送電線を切り離す作業(解列)を開始し、運転員は緊張した面持ちでモニターをみつめる。午後11時3分、大型表示板の出力の値がゼロを示すと、「泊3号機、解列(発電停止)しました」とのアナウンスが響き渡り、北電は「1日も早い発電再開を目指す」とのコメントを発表した。

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定期検査のため出力ゼロとなる北海道電力泊原子力発電所3号機。海上保安庁のボートも見られた。対岸の岩内町から撮影=5日午後2時21分、北海道岩内町(大西史朗撮影)
定期検査のため出力ゼロとなる北海道電力泊原子力発電所3号機。対岸の岩内町から撮影=5日午後2時14分、北海道岩内町(大西史朗撮影)
定期検査のため出力ゼロとなる北海道電力泊原子力発電所のある泊村はひっそりしていた=5日午後、北海道泊村(大西史朗撮影)
定期検査のため出力ゼロとなる北海道電力泊原子力発電所3号機。対岸の岩内町から撮影=5日午後8時27分、北海道岩内町(大西史朗撮影)
定期検査のため出力ゼロとなる北海道電力泊原子力発電所3号機(右)。左は1号機、中央は2号機。対岸の岩内町から撮影=5日午後7時53分、北海道・岩内町(大西史朗撮影)

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