原発稼働ゼロ:70年以来42年ぶり 懸念の中、夏へ
毎日新聞 2012年05月05日 23時22分(最終更新 05月05日 23時43分)
全原発17カ所の運転停止日※丸数字は原子炉の基数
他の原発の再稼働手続きも遅れている。原子力規制庁の発足が実現しない中、原子力安全委員会が「(規制庁発足の)見通しが立ってから議論したい」(班目春樹委員長)として審査を見送っているためだ。原子力安全・保安院は、四国電力伊方3号機(愛媛県)の評価結果を「妥当」としたが、大飯に続く再稼働は当面難しい。
また、政府の試算では原発が再稼働しない場合、電力9社の13年3月期決算(単体)の最終(当期)損益は全社赤字で、赤字額は2兆6765億円の見通し。