大暴露の裏側:正直言うとびびってました

 ええ、ネット上ではかなりの騒ぎになっております。
 実は、例のファイルをダウンロードするには逡巡いたしました。なんたってロシアだし。
 ただ、幸いなのは、私の使用マシンはMacですので、TimeMachineで、中身をぜんぶ外付けハードディスクにバックアップを取ってあります。

 なので、この外付けディスクを切り離しておけば、最悪ウイルスをダウンロードしてしまっても、完全に初期化して、TimeMachineのバックアップデータ入れれば済むことなんで、誘惑に抗しきれず、

「えいやっ」
スクリーンショット(2012-05-03 19.50.22)
 とやっちゃったわけですね。
 そしたら、次にまた別のページに飛んだんで、もうドキドキしました。

 幸い、私の使っているブラウザのGoogle Chromeには、拡張機能で自動翻訳をつけていたので、ロシア語なんですが、だいたいわかる。
 で、画面の指示に従ってダウンロードし、そのpdfファイルを開けてみたら、「まさか」の本物っぽい文書が出てきたわけです。

 メールは右の写真。

 問題はこれが本物がどうかです。手の込んだイタズラってことはないと思いましたが、Photoshopなどで切り貼りした感じはないので、思い切って公開することにしました。

 今日の昼になって、有田芳生議員が

どこ?田代報告書は実物入手していますから、確認できますが。RT @tagawakatsumi: @aritayoshifu ロシア語ブログ経由で田代政弘検事5/17捜査報告書、斎藤・木村報告書の全50P流出か。本物の可能性大。掲示板阿修羅・政治の2番目。ご確認を!
 http://twitter.com/aritayoshifu/status/197913455590772736

私が入手した田代検事の報告書と同じです。T @ld_blogos: 有田先生、編集部の田野と申します。八木さんの記事に衝撃を受けております。RT 田代報告書は確認できますが。◆大暴露:とんでもないものが届きました - 八木啓代 blogos.com/article/38220/
 http://twitter.com/aritayoshifu/status/197924402548056064

と、本物であることを確認。
有田議員はすでに、3月22日の法務委員会でこの報告書を紹介されていたという。
(つまり、メディアの他、国会議員にも流れていたのね)

その後、郷原弁護士も

貸切バス事故に関連して、久しぶりに「安全と競争」について考えていた間に、大変なことが起きていたのですね。今、ロシアのサイトにアップされたファイルを見ましたが、私が入手した報告書の実物と同じですね。それにしても、何で、ロシアなんですかね?(続く @nobuyoyagi
 http://twitter.com/nobuogohara/status/198011366236372993

....となると、それなりに出回っていたわけで、もはや流出元はまったく特定不可能でしょうね。
もしかして、メールもうちの会だけではなく、他の市民グループやメディアなどに送られていたのかもしれません。

それで、報告書をざっと見ましたが、

1.田代報告書は「多少の捏造」とかではなく「徹頭徹尾、全部、でっち上げ」

2.やはり噂で聞いたとおりの斎藤報告書。おお、ほんとにアンダーラインがあるぞ。
で、田代報告書やその他の(証拠却下されたような)供述調書の、小沢氏が不利になりそうな部分ばかりを集中的に引用し、さらに下線まで引いて強調している。かなりの悪意丸出し。
 たしかに「消極証拠」も出しているが、「積極証拠」6(しかも長文)に関して、消極証拠は3。それも「可能性ないとはいえないこと」といった弱い否定。
 明らかに検審誤誘導の意図が見え見えです。こんなのはとても、消極証拠をきちんと挙げた不起訴理由の説明とは言えない。

3.木村報告書、これは3通あるのですが、いずれも悪意に満ちている感じです。要するに、小沢氏がどんだけ怪しいかということを羅列した作りになっていて、想定弁解など、これまた検審議決を意識しているとしか思えない内容です。

すでに、GoogleDocにも漏洩しているようです。
http://news.livedoor.com/article/detail/6527225/
これだとスリリングな思いをしなくても、ワンクリックで見られますね。

明日、郷原弁護士から、この文書についての解説があるようですので、楽しみに待ちたいと思います。

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大暴露:とんでもないものが届きました

昨日の夜、「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」に妙なメール2通が届きました。

Date: 2012/5/2
Subject: Вам прислали файл

Здравствуйте!
Вам прислали файл:
(自動翻訳:こんにちは!あなたは、ファイルをアドレスに送信されました:)
"rep1.pdf"
Размер файла: 5.53 Мб(ファイルサイズ:5.53メガバイト)
Чтобы скачать файл, перейдите по ссылке или скопируйте ее в адресную строку браузера(ファイルをダウンロードするには、リンクをクリックするか、ブラウザに貼り付け)
http://narod.ru/disk/47896026001.7325c8031799eba65ddddedbcca712b4/rep1.pdf.html
------
私たちは、日本の検察は多くの問題を持っていることを知っていて、ここであなたがしたい秘密文書を取得することができます


Здравствуйте!
Вам прислали файл:

"ishi.pdf"
Размер файла: 5.69 Мб
Чтобы скачать файл, перейдите по ссылке или скопируйте ее в адресную строку браузера http://narod.ru/disk/47898003001.3833a4907d941c81acfddb9c1d0b9bb7/ishi.pdf.html
------
我々はさらに持っている


ロシア語というのがきわめて微妙で、最初は迷惑メールかと思って削除しかけたのですが、バイアグラがどうとか、親戚の遺産がどうとか言ってるわけではないし、どうにも機械翻訳っぽい日本語メッセージの中の「検察」「秘密文書」という文字が気になります。

ここで、削除するかどうか、数分迷ったのですが.....。

とりあえず narod.ru というドメインを検索してみると、http://www.yandex.ru/ というロシアのポータルサイトのファイル共有サービスのようです。さらにyandexを検索してみると、ロシア最大の検索エンジン&ポータルサイトみたいなので、そう怪しくないかなと、おっかなびっくりリンクを踏んでみると、ダウンロードサイトらしいところに。(私のChromeにはGoogle Translatorが拡張機能でインストールされているので、日本語訳も出ました)

それで、画像認証して、下のボタンを押すと、な、なんと、これは....
田代報告書、斎藤報告書、木村報告書など、一セットあるようです。

もうひとつの「我々はさらに持っている」メールの方には、石川録音の文字起こしっぽいものがあります。The Journalでダウンロードできる弁護側資料のものではなくて、いわゆるテープ起こし完全版のようなものです。

えー、たしかに数日前、当ブログで「私にも誰か見せてくれないかな。」と赤字で叫びましたが........まじですか? ロシアの方? どちらのハッカー様?

これが全部偽造とは(手間を考えただけでも)ちょっと思えませんでしたが、もちろん、手の込んだイタズラの可能性はゼロではありません。
しかし、雑誌メディアの方たちが入手されてたということは、流出していることは確かなので、それがこれなのではないかと思います。

となると、送り手がどなたかは存じませんが、私たちがこれを秘匿しておくことが目的とは思えませんので、リンクを公開させていただきます。
ただし、自己責任で、ダウンロードお願いします。

田代・斎藤・木村報告書(と思われるもの)
http://narod.ru/disk/47896026001.7325c8031799eba65ddddedbcca712b4/rep1.pdf.html

石川録音文字起こし(と思われるもの)
http://narod.ru/disk/47898003001.3833a4907d941c81acfddb9c1d0b9bb7/ishi.pdf.html

やり方:

1. リンクにアクセスすると、ロシア語のページに出ます。
ここで引きそうになりますが、数字を画像認証して、下の緑のボタンを押します。
(Google翻訳を使うと日本語が出ますし、そうでなくても勘で分かると思います)

2. 別のロシア語ページに出ます。ここでかなり青くなりますが、Google ChromeやSafariだと、ここで10秒ほど待っていると自動でダウンロードされました。Firefoxの場合、自動でダウンロードしませんので、上のリンクを右クリックし、「別名でリンク先を保存」します。(ダブルクリックしたら、なぜか、全然別のプログラムファイルのダウンロードが始まり、焦りまくりましたが、しかし、ウイルスではありません)

その内容、ざっと見ただけですが、報道である程度の内容は暴露されていたものの、実際に読むと、これがもう想像以上のもので、驚愕いたしました。
私の見た限り、書式や内容からは、かなり信憑性はあると思います。

ただし、100%本物である保証はありません。あくまで、正体不明の方から、このリンクが届いたということです。
本物をすでにお持ちの皆様、ご確認のうえ、ご連絡をお願いします。

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無罪判決の敗者:もう後がありませんわよ

 まあ、当然といえば当然なんですが、無罪判決でした。
 といいますか、この裁判で有罪判決だったら、もう日本の司法は完全に崩壊したようなものですから、わたくしは日本を見捨ててしまおうかと思ったぐらいです。大善裁判長も別の意味で、歴史に残られることになったでしょう。

 とはいえ、判決前に、民主党の中では、かなり「小沢有罪」説が流れていたというのは本当です。若手の議員さんたちに揺さぶりをかけてたようですね。ただ、ほんとに有罪だとわかっていたら、「判決前」に揺さぶりをかける必要はないんですよね。
 これはいわゆる「政治的駆け引き」というやつでしょう。ただ、司法判断をそういうことに使うのはいかがなものかと思いますし、そういうことに使われる裁判だったという点でも、不幸だったと思います。
 政治的な思惑や野心や思い込み、さらに保身などが複雑に絡み合うことで、些細な話が複雑になり、小沢氏が「大物政治家」であったがゆえに、「大きな事件」になった、というのが、この陸山会事件だったと思います。
 本来なら単純な話が、「親小沢」「反小沢」のレッテルで歪められ、しかも、まさにそういう形で、立法府や報道も暴走し、本質が見えにくくなってしまったというのが大きいでしょう。

 で、判決前後に飛び交っていた、いろいろな「情報」のうち、同様に論理的に考えると、巷で流れている、「すべては最高裁事務総局が仕組んでいる」というのも、信憑性は低いと言っていいでしょう、すべてを悪の秘密結社・最高裁事務総局が仕組んでいるなら、そもそも検察は偽報告書なんて作ってまで審査員を誘導する必要ないんですから。

 もちろん、最高裁に問題がないと言っているわけではありません。検察審査会にはそれはそれで、疑惑があるのは事実です。補助弁護士選任の問題、平均年齢の怪、くじ引きソフトの問題、謎すぎる運営....。
 これはこれで、近日、いろいろ調査したいとは思っていますが、しかし、それでも、すべてを最高裁事務総局が完全に仕切っているというのは、気持ちとしては、「わかりやすい巨悪」っぽくていいのですが、論理的に無理があるのです。

 じゃあ真相は何なのか。
 だからそれは、地味〜に追求していくしかないのですよ。
 そして、少なくとも、今明るみになっているのは、検察の巨大な問題です。
 その点で、琉球新報が素晴らしい社説を書いてくださっているので、ぜひ、ご一読を

 供述を検察が「ねつ造」したことが明らかになったからだ。大阪地検の証拠改ざんもあった。断罪されたのは検察の体質そのものと言える。もはや検察の調書は信頼できない。取り調べを全面可視化するほか信頼回復の道はない、と法務当局は認識すべきだ。
 今回、「ねつ造」された供述はそのまま検察審査会に送られ、強制起訴の根拠になった。検察審査会の在り方も議論すべきだろう。
 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-190529-storytopic-11.html

 結果として、この事件がなければ、検察の問題点というのはここまで浮き彫りにならなかった。検察が膿を出すきっかけになればと思います。

 いずれにしても、小沢氏の判決前日に、頑張って、告発状を出した意味はありました。判決後だったら、単に「それ見たことか」って、いかにも勝ち馬に乗りに行った感じですものね。

 で、判決文を、ざっと読んでみたのですが、単に、弁護側の主張を全面的に認めていないというだけであって、一部報道にあるように、「指定弁護士の主張をほぼ丸呑みにして、主文を聞いていなければ有罪かと思う」ような判決ではないというのが、正直な感想。
 なんたって、指定弁護士の「偽装・隠蔽」説などは「そのような効果があるかには疑間があり、そこまではいえない。」と、あっさり否定されているのだ。

 要するに、政治資金規正法の点で、収支報告書には10月に記載するべきであったということは認め(ここ、すでに石川裁判でも、裁判所がそう判断していることでもあるし)、それを翌年回しにした動機は、「大金持っていると思われて、マスコミに叩かれたくなかったからじゃないか」「でも、悪質な隠蔽とか偽装ってほどのことではない」

 ものすごく平たく言うと、
「収支報告書の書き方は間違っていた」(そもそも間違っていないという弁護側の主張は×)、「4億円は借入金だった」(借入金じゃないという弁護側の主張は×)「石川秘書の言ってることはややいい加減」(いい加減じゃないという弁護側の主張は×)
 だから、10月に記載するべきだったものを翌年回しにしたのは間違っているし、たぶん、わかっててやったのであろう。
だけど、指定弁護士の言うような、偽装とか隠蔽とかいう悪質なものじゃない」

 で、その「共謀」については、あくまで陸山会が土地を取得したわけで、小沢氏本人が取得したわけではないし、原資についての説明も信用できる。しかも銀行などとの交渉はすべて石川議員がやっており、細かいことまで全部把握していたとは思いがたい。秘書の裁量も大きかっただろう。

 とはいえ、銀行からの借り入れの署名などをしたときに、まったく意味が分かっていなかったわけはなく、秘書から説明を受けて、そのこと自体は把握し、了承していたはず。

 だから、指定弁護士のいうことにも相応の根拠がある。

 しかし、だからといって、小沢氏が細かいことを全部わかっていたのか、というと、微妙。そもそもなんの証拠もない。
 石川議員の話や、小沢氏の話をまるまる信じられはしないにしても、そんなもので有罪にはできません

 という感じでしょうか。
 最後のあたり、特に大事ですよ。「相応の根拠がある」というのは、「正しい」と言ってるんじゃなくて、「一理あることはあるけど、やっぱり無理ね」って意味だから。
 メディアが伝えたほど、「限りなくクロに近い無罪」とは思いません。
 非常に、当たり前というか......。

 いちおう、先に結果の出た秘書判決を踏まえて(だから秘書さんたちにはやや厳しいのですが)、でも、(検察以外の)皆さんの顔を立てた、まっとうな判決なんじゃないでしょうか。

 で、検察はといえば.....。
 この判決でも、予想通り、大善裁判長から、検察に厳しい言葉が出たのです。

 手続き的には「問題がない」のと、検察審査会の問題について審議したり、検察官の罪状について究明するのは、この訴訟から逸脱するという理由で、公訴棄却にならないだけで、

「検察官が、公判において証人となる可能性の高い重要な人物に対し、任意性に疑いのある方法で取り調べて供述調書を作成し、その取調状況について事実に反する内容の捜査報告書を作成した上で、これらを検察審査会に送付するなどということは、あってはならないことである。

「検察官が任意性に疑いのある方法で取調べを行って供述調書を作成し、また、事実に反する内容の捜査報告書を作成し、これらを送付して、検察審査会の判断を誤らせるようなことは決して許されないことである。本件の証拠調べによれば、本件の捜査において特捜部で事件の見立てを立て、取調べ担当検察官は、その見立てに沿う供述を獲得することに力を注いでいた状況をうかがうことができ、このような捜査状況がその背景になっているとも考えられるところである。しかし、本件の審理経過等に照らせば、本件においては事実に反する内容の捜査報告書が作成された理由経緯等の詳細や原因の究明等については、検察庁等において、十分調査等の上で対応がなされることが相当であるというべきである。」

 そうなんですよ。判決の中で、一番厳しく叩かれていたのは、他ならぬ検察の捜査だったのです。

 いや、これはね。検察の方も、受けていただくしかないですよ。
 ここまでいわれて、田代不起訴となれば、検察と裁判所の仁義なき戦いが始まるしかないじゃないですか。

 となると、やはり、例の報告書が、もうすぐ焦点になってきそうですね。
 すでにもう噂の段階を通り越して、大手メディア関係者の方は、ほぼ入手されているようですが、私にも誰か見せてくれないかな。

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東京特捜幹部をサクッとまとめて告発してまいりました

 本日(といっても、深夜を過ぎちゃったので、昨日の25日ということになりますが)、予告通り、佐久間達哉元特捜部長、大鶴基成元次席、木村匡良元主任検事、斎藤隆博特捜副部長、吉田正喜元副部長を偽計業務妨害、田代政弘検事を偽証、堺徹特捜部長、斎藤隆博特捜副部長を犯人隠避で、告発状を提出してまいりました。

 この告発宣言をしたのが、ちょうど一週間前、木曜のことでございました。
 で、その日から、わが優秀な弁護士チームの皆様の苦闘が始まったのでございます。

 上にあげた罪状と被告発人の人数だけで、いったい何通の告発状か....

 という感じですが、実際には告発状は一通です。
 一通の告発状(全9ページ)に、検察審査会を誤誘導して起訴決議を出させようと企てたことに対する偽計業務妨害、公判で虚偽報告書について「記憶が混同した」などと嘘を言った田代検事への偽証、さらに、田代報告書と石川録音の内容に矛盾があることを知りつつ、適正な捜査を行わなかったことに対して、当時の特捜部長と副部長に、犯人隠避。.....というてんこ盛りをいたしました。

 さらに、すでに告発済みの田代検事の虚偽有印公文書作成および行使に関して、追加の告発事実補充書も出しました。
IMG_0677.jpg
 それはいいのですが、先週、私が告発宣言をしてから、うちの会に入会申し込みが殺到し、事務局がパンク状態に。告発状ができたのが日曜午後だったのですが、それから実質二日で、なんと全国から125通もの告発状が届いたのです。
 その量、紙枚数にして1700枚以上!

 配達ごとに郵便屋さんから「重いので気をつけて」といわれたその分量は、とても簡単に持って行けるようなものではなく、結局、車輪付きの、国際線機内持ち込みギリギリ可のケースに詰め込み。

 かくして、平日昼に急に集まることができる会員と落ち合って、計13人で検察庁に出かけたわけですが、この日がまた偶然、ギロチンの日
記者会見2
 なんとまあ、検察関東軍にとっては最悪に縁起悪い告発状であったかと。

 そのあと司法記者クラブで記者会見も行いました。
 当会の告発状については、われらが優秀でイケメン揃いの弁護士チームの皆様の渾身の力作でございます。どうぞ、ご一読ください。
 
 告発状(ダブルクリックでダウンロード)

 さっそく、時事通信読売新聞共同通信などが報じてくださっています。

 その間、なんと、不起訴裁定書も流出しちゃったようです。
 すでに、田代報告書以外の報告書が存在していることが、FACTAや週刊朝日にすっぱ抜かれ、しかも、斎藤特捜副部長が田代虚偽報告書を引用して書いた報告書が、検察審査会の議決書にコピペされていることで、偽計業務妨害、すなわち、検察が意図的に検察審査会に起訴議決を出させようと、嘘までついて誘導したことは見え見えになってしまったわけですが、ここで、不起訴裁定書を流出させることで、なんとか、「検察はもともと小沢氏が有罪にできると思っていなかった」みたいな、アリバイ作りがしたいようです。
 こうなっちゃうと、責任はみんな、騙された検察審査会ってことですね。

 さあ、いったい、どうなるのでしょうか。興味の種は尽きません。

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その挑発、再び受けて立たせていただきましょう:刑事告発いたします

 今日は朝から、新聞各紙で、田代不起訴の模様との記事が出ておりますね。
 なんで今頃こういう話が出たかといいますと、一昨日の当会の公開質問状がよほどイヤだったようで、ついでに、このあと記者会見をしたせいで、記者さんたちが、そのあと、検察に殺到して質問され、検察幹部がそう答えたというのが、真相のようです。
 うちの会も、たいした影響力を持つようになってまいりましたね。

 それにしても、検察内部の文書だから、という理由は恐れ入ります。検察内部だけではなく、これが検察審査会という外部に出てるんですけどね。それとも、検察審査会はいつの間にか、検察内部になっちゃってたんでしょうかねえ。そもそも、問題の録音で、田代さん自身が

石川: 今日の調書は検審も見るわけですよね。」
田代「だってそのために取るわけだから」
 http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2011/02/post_732.html

...って言っちゃってますからねえ。まさか内部文書だから、検審に見せるとは思わなかったなんていまさら言えませんよね。

 いうまでもなく、田代を逮捕・起訴してしまえば、当然ながら、田代の公判の中で、あの虚偽公文作成のことが徹底的に問題になります。まさしく、当会の質問状で名指しされた方々には、軒並み累が及ぶわけで、そうなれば、特捜はただではすまなくなるでしょう。
 田代を庇っているわけではなく、検察が我が身を守るために、おそらく、火消しに必死なのだ、と。

 検察は、田代検事を庇ってるのではない。彼を起訴し、刑事公判に持ち込まれれば、組織的背景が明らかにせざるを得ない。それは、AERA記事の見出しにもなっていた「特捜解体」にもつながる。だから東京地裁の証拠決定でも一蹴された田代検事の「記憶の混同」の弁解を丸呑みせざるを得ない。
 http://twitter.com/nobuogohara/status/192424868401250304

 と、郷原先生がおっしゃっているのが、真実に近いところでしょう。

 この問題の調査に熱心だと言われていた笠間検事総長は6月で退任なのですから、何を言われても、サボタージュして、そこまで乗り切ってしまえば、あとはどうにでもなると思っているのかなあ。

 しかし、こういう挑発を受けて、あたくしたちが、黙っているわけないではありませんか。
 検察が、ここまで国民の信頼を失っているこの期に及んで、それでも何とかなると思っているつもりなら。
 検察が、必死で火消しをして、できるだけうやむやにして、それで済むだろうと思っているなら。

......簡単にそうはさせません。

 検察が自らの手で膿を出さないのなら、私たちがお手伝いするしかないではありませんか。
 ということで、田代政弘検事の上司の皆様を、まとめて刑事告発させていただこうと思います。


 さっそく、当会の優秀な法曹チームが作業にかかってくださっております。
 告発には当会の正会員が名前を連ねる予定ですが、こうなったら、自分もこの告発に参加したいという方は、どうぞ、この機会に、会員にお申し込みください。(年会費はわずか1000円です)

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PANDORA

Author:PANDORA
ラテンアメリカと日本を拠点に活動する音楽家・作家 八木啓代のBlog
公式サイト http://nobuyoyagi.com

★新刊情報
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貧乏だけど贅沢(文春文庫)
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★ライブ情報
5月17日(木) 
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