2012年05月04日

渋谷と町田

/中本渋谷にてジャージャー麺/ど・みそ町田店にて煮干し香る油そば/

 昨日の雨がすっかり上がって快晴、愛犬は私の姿を見つけて散歩に連れて行けと楽しそう。
 あんまり遠くに連れていけなくてゴメンな。
 毎日家族に連れ出してもらっているんだから休みに日くらいは近場でいいだろう、とは人間側の都合ですね。

 出掛ける段になって雨が降ってきました。傘立てにずっと立てかけてある壊れた傘、滋賀遠征の時、大津駅を降りた途端に振ってきた雨に驚いて、近くのスーパーで買い求めた傘、大雨の中を一緒に滋賀を食べ歩いた傘。
 いつまでも後ろを向いているわけにはいかないよな。

 渋谷に着いても雨が降っていたけど、井の頭線高架下から渋東タワーまで最短距離では10歩くらい。
 地下2階にエスカレーターで下ってみると、中本渋谷の店先には一昨日より多い人だかり。
 バリアフリー(でもないか)なのでベビーカーを押して店内に入るお客さんもいて、ざっと辺りを見渡すと自分が最高年齢者のようです。
 歳は取りたくないけど取らなくて済む人はいないし。
 今月から始まった渋谷店限定メニューのジャージャー麺、麻辣麺には先月で販売終了しました。

 ジャージャー麺とジャジャメンは似ているけど違うメニューで、簡単に言うとジャージャー麺(炸醤麺)は中華料理でジャジャメンは日本料理、とはいえお店もマスコミも「美味しければどっちでもいいだろ」的なノリでかなり混同しています。
 しばらくして店内へ、調理場には昼番担当の倉井さん、着ているTシャツの左肩には「副店長」の銀の刺繍がキラキラと入っています。
 ずっと調理場の目の前の席が多かったのですが今日は店内奥のカウンター左端近く、6人掛けのテーブル席では20代前半のお客さんが楽しそうにお喋りしています。

 お待たせしましたとジャージャー麺700円、先月食べ損ねた爆々飯210円、最後の仕上げ用にヒヤミスープ(冷し味噌スープ)170円。
 このメニューは(も)倉井副店長考案であり、仕込もやっているはず。
 全体を良くかき混ぜてから食べるわけですが、ジャージャー麺を食べる度に不思議に思う「なぜキュウリなのだろうか」のわだかまりは今回も払拭できず。
 たっぷりの豚挽き肉と大きめにスライスした筍、椎茸を中本秘伝の味噌ダレで餡仕立てにして乗せてあり、細切りキュウリがあしらってあります。

 その餡を受け止める麺は特製極太麺(以前、渋谷店でも販売していた冷し肉醤麺の太麺)、ここまで太麺のジャージャー麺は他店で食べたことがありません。
 麺は冷水でしめたままで食べ出した時は冷たく、食べていくウチに暖まっていく変化を楽しみます。
 辛さは殆ど感じられず、美味しい、美味しい、食べているウチにあっという間に麺が無くなってしまいました。
 食べている途中で手隙になった倉井副店長さんが近くにいらっしゃって、四方山話をちらと。

 途中で食べた爆々飯の北極越えの辛さはそのまま、目黒か新宿で売り出せば大当たりかも知れませんが、渋谷のお客さんにはどうなんだろう。
 慌てて食べたので多めに餡が余りましたが、それはそれで想定済みです。
 あらかじめ注文しておいて冷めていい感じになったヒヤミスープを掛け、中本風チータンタンの出来上がり、生卵があれば完璧なのですが。
 ※チータンタンはジャジャ麺の残り味噌を中華スープで溶かして楽しむ食べ方であり、ジャージャー麺の残り餡をスープで溶かすのとは違いますけどね。

 というか、ヒヤミスープには辛子肉が入っているので、掛ける時はレンゲでスープだけすくって掛けないと。
 サービスチケットでいただいた烏龍茶を飲み、顔見知りの店員さんに「いつももの凄く混んでいるね」と声を掛けつつ、レンゲですくって美味しく頂き、ご馳走様でした。

 来た道をそのままなぞって町田へ、大雨の影響で電車が遅れていました。
 友達のツイートに導かれるようにど・みそ町田店@町田市原町田、毎月いきたい気持ちが一杯なのに今年2回目のていたらく、情けない。

 知らないうちに隣の空き家にうどん屋さんがオープンしていたので、うどん好きの友達と是非食べに来たい。
 もう一軒隣のロックンロールワンは某雑誌や某サイトで「GWに行きたいお店」で紹介されたのにも関わらず横浜高島屋出展中でお休み、何人かのお客さんが店先まで来て引き返していました。
 朝ラーで販売していた醤油ラーメンが販売終了し、つけ麺の販売が始まっていました。

 店内は店長と初めて見た若い店員さん、ゆっくり話しでもしようかと時間をずらして訪問したのに先客後客ともバラバラといらっしゃって殆ど話ができませんでした。
 以前のような(私のとっての)居心地の良さは減っていくでしょうけど、いつも賑やかで地元人に愛される名店になってしまいました。

 食べたのは5月限定メニューの煮干し香る油そば850円、味噌はあんまり関係ないかな。
 『背脂の甘味と、煮干しの味と香りをじっくりと閉じ込めた香味油の相乗効果で、一味違った油そばをお楽しみ下さい』と告知ポスターにあるように、ふんわりといい香りがする油そばです。
 ドンブリの底にタレを沈め、浅草開化楼製麺の(ラーメンメニューと同じ)平打ち麺を1.5玉用意し、麺の上にはたっぷりの茹でもやし、万能ねぎ、刻み玉ねぎ、フライドガーリックのチップ、そして背脂が掛けてあります。

 全体を良くかき混ぜて食べるとこれが美味しい、スタンダードメニューが美味しいとこういう変化球も美味しいんですね。
 油は意外とべと付かずにするすると食べられますが、途中で味を変えたいところ。
 卓上の山椒や唐辛子でもいいのですが、無料サービスの刻みニンニクと卵黄を回しかけて食べるとこれがまた美味しい。
 結構ボリュームがありましたが、スルッと食べてしまってご馳走様でした。

 帰りは雨が上がっていたので、傘と決別。

posted by ふらわ at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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