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東京 脱原発訴え集会とデモ5月5日 19時17分
国内のすべての原発の運転が5日に止まるのに合わせて、東京では「脱原発」を訴える集会が開かれました。
この集会は、原発の廃止を訴えている団体が開いたもので、東京・港区の芝公園の会場には、主催者側の発表でおよそ5500人、警察によりますとおよそ4000人が集まりました。
集会では、呼びかけ人となったルポライターの鎌田慧さんや作家の澤地久枝さんらが壇上に立ち、このうち鎌田さんは「国内のすべての原発が止まる歴史的な日になったが、持続可能な社会を作るためには原発を再稼動させないよう運動を続ける必要がある」と呼びかけました。
また澤地さんは「事故によって子どもたちが被ばくしてしまったことは悔いても悔い足りない事実だ。原発の停止をきっかけに、今後、国には核は要らないというはっきりとした態度を示すよう求めたい」などと訴えました。
このあと参加者は、こどもの日にちなんで、こいのぼりの形に「さようなら原発」などと書かれた旗を振りながらデモ行進し、原発の廃止を呼びかけていました。
子どもを連れて参加した母親は「事故から1年余りたって放射能の問題が忘れられてきているように感じています。子どもたちを守るために、二度と事故が起こらないよう、こうした集会に参加し続けることが大切だと思います」と話していました。
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