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武雄市が図書館改革 本選びを市民に開放

 武雄市は市立図書館改革として、来年4月から公募などで市民を選書委員に任命し、図書購入に納税者の意見を反映させる新たな試みを始める。年間の購入図書7千~8千冊のうち、7割を選書委員が選ぶようにする。ただ、膨大な本の中から選定するシステムの問題や蔵書が偏らないようにどう中立性を担保するかなど課題も多く、図書館の在り方に一石を投じそうだ。

 

 広範囲な市民の要求や関心、社会の動向などを図書購入に反映させるのが狙い。改革案によると、学識経験者や図書資料に識見を持つ人のほか、市民を対象にした一般公募で選書委員(無給)を30人選任。購入図書を選ぶとともに、市民が本を借りる時に参考になるよう読んで気に入った本の書評も書いてもらう。

 

 同市立図書館・歴史資料館は現在、年間約1200万円で図書を購入。司書の資格を持つ正規、嘱託の職員約10人で、主に「図書館流通センター」が発行する新刊図書案内のカタログを参考に購入図書を選んでいる。市民からリクエストがあった場合は、できるだけ対応している。

 

 樋渡啓祐市長は「図書館をよく使うが、読みたい本がないと思っていた。もっとバランスよく市民目線で本を置くべき。評価の定まらない新刊本が多く、リスクが高い」と改革の理由を説明する。さらに、現在は月5日の休館日を2日にする。一方で、県内最低水準の嘱託司書の賃金待遇を改善し、増員も進める。

 

 図書館情報学が専門の白根恵子・佐賀女子短大教授は「民間の人が入るのはいいことだが、膨大な本の中から偏りなく選ぶのは大変で、それがうまくできるのか。個人の好みや思想、宗教、政治的立場からも独立していないといけない。7割でなく、もっと小さい規模から始めた方がいいのでは」と課題を挙げる。

 

 樋渡市長は「中立性やシステム、作業上の問題はこれから詰めていく。改革で、もっと市民を図書館に近づけたい」と話す。

2011年12月22日更新
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