WindowsはOS(オペレーティングシステム)であり、Windows対応アプリケーションソフトは、Windows上で動作する実行プログラムです。
このファイルでは、WindowsXPの基本的な設定、Windows標準のプラウザであるインターネットエクスプローラの設定、ファイルの管理などWindowsの基本機能と操作について説明しています。なお、Windows98については「Windows98の設定」をご覧ください。
このファイルは、「My Free-style
PC」の「Windows初心者コーナー」のファイルです。検索エンジン経由で、このページを訪問いただいたのであれば、このサイト内の他のファイルも是非ご覧ください。
ホームユースとしては、Windows95以降、95osr2、98、98SE、Meと移り、現在はWindows XP HomeEditionがリリースされています。
一方、仕事など職場では、WindowsNT、2000の後、Windows XP Professionalが最新版ですが、複数のユーザーが使用するビジネス用のパソコンは、OSを再インストールして入れ直すことが危険であること、またWindowsNT、2000がそれ程不安定にはならないことから、まだそのまま現役で使われていることも多いでしょう。
つまり同じWindowsXPでも、主にHomeEditionはホームユース用、Professionalはビジネス用と生立ちが異なり、XPになって初めて統合されたのです。
統合されたことは良いことですが、Windows XP HomeEditionは、ホームユース用であっても、Windows98SE、Meで動作するアプリケーションが全て使えるということではないのです。そしてXPには、ゲームなど旧Windows用のアプリケーションを使うための互換性モードが用意されているのですが、それでも前に使っていたソフトが使えない場合は、あきらめるよりないのです。
OSもアプリケーションも、その時代のハードウエアの性能を前提に作られています。
そのためWindowsXPにアップグレードしたいとしても、あまり古いパソコンではハードウエアが対応してないことがあります。WindowsXPがリリースされた2001年の少し前ぐらいのパソコンまでがXPをインストールできる目安ではないかと思います。
特に、この頃のWindows Meは不安定なOSであり、そのためMeが短命であったのでしょうが、当時のハイスペックのパソコンであれば、Windows XPにアップグレードするのも一つの方法でしょう。
購入するパソコンのOSは、もちろんWindows XPでしょうが、HomeEditionか、Professionalかどちらを選ぶべきか迷うこともあると思います。一般的に家庭で使用する場合はHomeEditionで十分でしょうが、次のProfessionalにしかない機能の一つでも利用したいのであればProfessionalを選択すべきでしょう。
<HomeEditionになくてProfessionalにある主な機能>
1) リモートデスクトップ機能が使える
2)オフラインフォルダ機能が使える
3)ファイルやフォルダの暗号化が可能
4)ファイルやフォルダへのアクセスコントロールが可能
5)マルチプロセッサ(複数のCPU)に対応
Windows XPには、単体で販売する製品版、旧Windowsからのアップグレード版、パソコン組み込み用のOEM版とありますが、最近はWindows95が発売されたときのように製品版を購入するケースは滅多になく、ほとんどのユーザーはOEM版を利用しています。
メーカー製パソコンやパソコンショップのショップブランドパソコンでは、一般的にOEM版が組み込まれているか、同時に購入できるよう用意されています。
また自作ユーザーは、かつてはパソコンショップのショップブランドパソコン向けのOEM版をパーツショップでCPU、マザーボード、ハードディスクなどと一緒に購入しました。
しかし、最近では自作ユーザーが多くなりOEM版のステータスが上がって、パーツとバンドルで販売されるOEM版Windowsをマイクロソフトは「DSP版」という名前を付け、マイクロソフトから直接サポートを受けれないけれども正式に販売されています。
つまり自作パソコンでは、パーツを購入する際に、このDSP版を一緒に購入すれば良いでしょう。
ただし既存のWindows MeなどのパソコンでXPに入れ替える場合は、アップグレード版かDSP版か、どちらを購入したら良いのか迷うこともあると思います。アップグレード版でもDSP版でも中身は一緒なのですが、DSP版は単体では販売していないため、パーツと一緒に購入せざるを得ないのです。
この際、ハードディスクやメモリーを増設または交換するなどパーツを購入するのであれば、パーツショップで一緒にDSP版版を購入し、そのパーツを取付けて使えば賢いのでしょうが、そうでなければアップグレード版を選ぶことになります。
アップグレード版の場合、インストールするときに、元のWindowsの確認作業が加わるため、既にHDDに旧Windowsが入っている状態でないと、その旧CD-ROMが必要です。
また、アップグレードするパソコンは、少し古いパソコンでしょうからハードの故障が心配です。基本的には、アップグレード版は、DSP版のように一緒に買った新しいパーツとともに引越しすることができないため、すぐに壊れたときにはそれまでの運命ということもあり得ます。
新しいHDDであれば少なくとも1年間はメーカー保証期間があるでしょうから、やはりパーツと一緒にDSP版を購入することがお勧めです。
なお、Windows XPのアクティベーション、つまりライセンス認証については、PC自作コーナーの「Windows XPの導入」というファイルの後半で説明してますので参考としてください。
WindowsXPは、複数のユーザーが使用することを想定しており、ユーザーアカウントを設定し管理する仕組みとなっています。
WindowsXPをインストールして初めに、自分や家族などパソコンを使用する全てのユーザーアカウントが登録してあれば、それで良いのですが、後からユーザーの追加、変更、削除が必要になることもあるでしょう。
ユーザーアカウントの設定画面は、
[スタート]→「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」と順にクリックすると表示され、
その後に目的の作業を、「アカウントを変更する」、「新しいアカウントを作成する」、「ユーザーのログオンやログオフ方法を変更する」という項目をクリックし選びます。
また既存のアカウントの変更と削除の場合は、下段の「変更するアカウントを選びます」という下に表示されている特定のアカウントをクリックし選択したほうが手っ取り早く、何を変更するのか選択する画面が表示されます。
変更できることは、「名前の変更」、パスワードを設定してない場合の「パスワードの作成」、既にパスワードを設定している場合の「パスワードの変更」、「パスワードの削除」、ログイン時などに表示されるユーザー毎の「画像の変更」、コンピュータ管理者とするか制限つきのユーザーとするか「アカウントの種類の変更」、「アカウントの削除」です。
いずれも設定は難しくないのですが、アカウントの種類は、自分のパソコンを自分で設定変更できなくては話にならないので、「コンピュータ管理者」を選ぶことと、家庭内のLAN、つまりホームネットワークに接続するパソコンはパスワードを設定しておくということに気をつける必要があるでしょう。
後から家族をユーザーとして追加したいという場合は、「新しいアカウントを作成する」をクリックして表示される画面で、まず「アカウントの名前」を入力し「次へ」をクリック、「アカウントの種類」を選択し「アカウントの作成」をクリックすれば作成できます。
<システム情報>
「マイコンピュータ」を右クリックし表示されるメニューの「プロパティ」をクリックすると、「システムのプロパティ」が表示されます。
この「全般」タブで、システムの欄でWindows XPのバージョンが、コンピュータの欄でCPUの種類と、メモリー容量が表示されます。次にこの「コンピュータ名」のタブをクリックすると、コンピュータ名とワークグループが表示されます。
さらに詳しい情報は、[スタート]→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」と辿り、「システム情報」をクリックすると表示されます。
初めに、「システムの概要」で、OSの詳しいバージョン、BIOSバージョン、ユーザー名、空きメモリーの容量など主要な情報が載ってますが、左側欄の「ハードウェアリソース」、「コンポーネント」、「ソフトウェアの環境」、「インターネットの設定」、「アプリケーション」の項目名の左のチェックボックス[+]をクリックして、表示される細項目を選択すると、その詳細情報が表示されます。
例えば、「コンポーネント」の左の[+]をクリック、表示された中の下の方「問題のあるデバイス」をクリックして、右側に何も表示されなければ問題のあるデバイスはないのです。
また、「ソフトウェアの環境」のWindowsエラー報告では、これまでにハングしているアプリケーションのログ(記録)が表示されます。IE当たりは時々ハングしていることがあります。
他にも、相当詳しい情報が確認できますので、暇な時にでも覗いてみてください。
<デバイスマネージャ>
上のシステム情報と同様、「マイコンピュータ」を右クリックし表示されるメニューの「プロパティ」をクリックすると、「システムのプロパティ」が表示されます。
この「システムのプロパティ」の「ハードウェア」タブをクリックして、中段右側の「デバイスマネージャ」ボタンをクリックすると表示されます。
デバイスマネージャでは、まずXマークや!マークが付いているデバイスがないか確認し、もし問題があれば、デバイスドライバを再インストールする必要があります。
例えば、「ディスプレイアダプタ」の左の[+]をクリック、その下に表示されたデバイスをクリックして、左下隅の「プロパティ」ボタンをクリック、表示されたシートの「全般」タブ、デバイスの状態欄に「このデバイスは正常に動作しています。」と表示されているでしょうか。もし正常に動作してなければドライバの入れ直しが必用です。
なお、ドライバの再インストールは、この「ドライバ」タブをクリックして、右下「ドライバの更新」ボタンを押して行うことが一般的ですが、ディスプレイアダプタ(ビデオカード)の場合は、そのビデオカードメーカーが提供するドライバを特定の手順でインストールしなければならないことが多いため、パソコンやビデオカードのマニュアルで確認してください。
通常、デバイスマネージャを確認するときは、新しくパーツを増設したときや、何か動かないなどのハード系のトラブルの疑いのあるときです。
市販のアプリケーションソフトを購入したり、インターネットからダウンロードしたオンラインソフトの場合は、自分でインストールする必要があります。
市販のCD-ROMで提供されるソフトは、CD-ROMを入れると自動再生して、表示されるメニューから「インストール」を選択すると、Windowsのインストールウィザード画面が表示され、インストールすることが普通です。
またオンラインソフトは、ダウンロードしたファイルが圧縮されていることが多く、その場合は、まず解凍して、ソフトのReadmeに書かれている手順でインストールすることになりますが、解凍したファイルのうちsetupファイルを実行することにより、同様にWindowsのインストールウィザード画面が表示され、インストールできるケースが多いでしょう。
またWindowsコンポーネントの追加は、[スタート]→「コントロールパネル」をクリックし、その中段の「プログラムの追加と削除」という項目をクリックして、表示された左側のアイコンの上から3つ目の「Windowsコンポーネントの追加と削除」をクリックして、表示されたメニューから、追加したい機能のコンポーネントを選択して、WindowsXPのCD−ROMインストールすることができます。
しかし、Windows98、Meに比べて、XPでは後から追加しなければならないコンポーネントは少なく、通常はあまり使わないでしょう。
アプリケーションの削除の場合は、市販のアプリケーションもオンラインソフトも、インストールしたものは、この「プログラムの追加と削除」という項目に表示されるので、削除したいアプリケーションを選択して、「変更と削除」ボタンを押して削除することが基本です。
実は、アプリケーションはインストールするときより、削除、つまりアンインストールするときの方が気をつける必要があります。レジストリというデータベースに登録されている記録を抹消しなければならないため、必ず「プログラムの追加と削除」というWindowsのアンインストール機能を使うようにしてください。
なお、ほとんどのアプリケーションは、この「プログラムの追加と削除」でアンインストールできますが、中には登録されていないプログラムも稀にあります。
この場合、アプリケーション側で別の専用アンインストールプログラムが用意されていれば、それを使う、用意されてなければ直接ファイルを削除するよりないのです。なお直接ファイルを削除できるのは、インストール時にレジストリを変更しない簡易なソフトの場合が多いでしょう。
Windowsの初期画面の何もないところで右クリックし、表示されたメニューの中の「プロパティ」をクリックすると「画面のプロパティ」が表示され、デザインや設定の変更ができます。
この画面のプロパティの「デスクトップ」タブをクリックして、背景の欄で選択して背景の変更ができ、「スクリーンセーバー」タブをクリックして、スクリーンセーバー欄の右横▼をクリックし、表示された好きなスクリーンセーバーを選ぶことができます。
なお昔のディスプレイは、長時間同じ画面ではスクリーンが痛むため、スクリーンを保護するスクリーンセーバーが重要であったのですが、最近では電源管理の方で、省電力のために早めにディスプレイをOFFにする設定にしていることも多くなっています。
スクリーンセーバー欄の「待ち時間」で何分か設定できますし、その下のモニタ電源の欄の「電源」ボタンをクリックして、「電源オプションのプロパティ」の中段の、「モニタの電源を切る」のが何分後か変更できますので確認してみてください。スクリーンセーバーが表示されるまでの待ち時間も、モニタの電源を切るまでの時間も、例えば5分後とするなど短くすれば、省電力となります。
「デザイン」タブで、デスクトップ画面のスタイルを、XPスタイルにするか昔からのクラッシックスタイルにするのかというウィンドウとボタンの変更や、配色やフォントサイズなどの変更ができます。
例えばウィンドウとボタンの変更とはどういうことか解らなければ、指定する部分の右横▼をクリックし、「Windowsクラッシックスタイル」を選択して、変更してみてください。その他の変更事項も試してみれば確認できますが、またもとの標準に戻せるように変更前に初期設定を控えておきましょう。
画面のプロパティの「設定」タブでは、画面の解像度の欄で、そのツマミをクリックして左右に移動させることにより、解像度が変更できます。また画面の色という欄で、最高(32ビット)、中(16ビット)など表示色数が、右横▼をクリックし選択することにより変更できます。
この「設定」タブの右下の方に、「詳細設定」ボタンがあります。
この詳細設定の「全般」タブで、上のほうに「画面」の欄があり、右横▼をクリックし、DPI設定を変更できます。画面の解像度を、例えば1024X768ピクセル以上と高くすると、文字が小さくなり、読みづらいという場合は、変更すると良いでしょう。
この「全般」タブの下側の欄「互換性」に、「256色モードでのプログラムの実行」のヘルプとサポートへのリンクが張られています。ゲームでは256色モードの指定のものがあり、もし動かなければ確認してください。
詳細設定の「アダプタ」タブで、ビデオカードのデバイスドライバの確認と変更ができます。もしドライバの変更の必要があれば、上記
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のデバイスマネージャの項目にも目を通してください。
詳細設定の「トラブルシューティング」タブでは、ハードウェア
アクセラレータの設定を変更することができます。マウスポインタの動作がおかしいという場合は、まずマウスを掃除すべきですが、それでも直らない場合は、グラッフィックス
アクセラレータの問題があることもあり、通常は「最大」の位置にあるツマミをマウスでクリックして左に移動させ、レベルを下げると解決する場合があります。
[スタート]→「プリンタとFAX」をクリックすると、ダイアログボックスが表示され、左側一番上の「プリンタのタスク」の「プリンタのインストール」をクリックするとプリンタの追加ウィザードが表示されます。
「次へ」をクリックし、「このコンピュータに接続されているローカルプリンタ」と「プラグアンドプレイ対応プリンタを自動的に検出してインストールする」の両方にチェックして、「次へ」をクリックすれば自動的に検出してインストールされます。
しかし最近のプリンタは、メーカーの提供する最新のドライバと専用ユーティリティーを、プリンタに付属のCD-ROMからインストールする方法がむしろ一般的であり、この場合は、付属のCD-ROMを挿して、表示される画面に従いインストールします。
プリンタに付属のCD-ROMがあれば、それを使ってインストールしないと、そのプリンタの最新の便利な機能が使えないことがありますので、必ず付属のCD-ROMを使用してください。
<プリンタの使い方>
プリンタの電源を入れてから、パソコンの電源を入れる、これがプリンタを使う場合基本です。
そのため、パソコンを使用していて、後からプリンタを使いたいときは、Windowsを再起動する必要があります。なお最近のUSB接続のプリンタの場合は、パソコン使用中にプリンタの電源を後から入れても認識することがあります。
「通常のプリンタとして使う」ことになっていれば、印刷したいときには何も難しくはないでしょう。例えば、今見ているこの「Windowsの機能と設定」というファイルが印刷したければ、最上段のタイトルバーの下のメニューバーの左の「ファイル」をクリックし、「印刷」をクリックすると、「印刷のダイアログボックス」が表示され、「OK」をクリックすれば印刷できます。
Windowsのアプリケーションでは、この「ファイル」メニューの中に、「印刷」という項目がある場合が多く、主なものでもワード、エクセル、インターネットエクスプローラ、ペイント、メモ帳、ワードパッド、フロントページエクスプレスなど「ファイル」メニューから印刷できます。
これらのアプリケーションの中には、「ファイル」メニューの中に、「印刷プレビュー」という項目がある場合があります。「印刷プレビュー」では、あらかじめ印刷結果を確認できるため、印刷の失敗や用紙の無駄を省くことでき便利であり、まず「印刷プレビュー」で確認すると良いのです。
この「Windowsの機能と設定」というファイルの「ファイル」メニューの「印刷プレビュー」をクリックして見て下さい。
全部で14ページあり、この<プリンタの使い方>は
8ページ目です。この「印刷プレビュー」画面の左上「印刷」をクリックして、中段の「印刷範囲」の「ページ指定」の左のチェックボックスをチェックし、ページ範囲を指定すれば印刷したいページのみ印刷できます。是非試しに、印刷して確認してみてください。またその右側では印刷部数を指定でき同じ物を何枚か印刷することもできます。
なおデジカメで撮影した写真の印刷は、プリンタメーカーの専用ユーティリティーソフトを使って印刷することが一般的です。
WindowsXPでは、[スタート]→「コントロールパネル」→「ネットワークとインターネット接続」をクリックして、「インターネット接続のセットアップや変更を行う」をクリックすると、「インターネットのプロパティ」が表示されます。この「接続」タブをクリックし、上部の「セットアップ」ボタンをクリックすると「新しい接続ウィザード」が表示され「次へ」をクリックします。
この後、「インターネットに接続する」をチェックして「次へ」をクリック、「接続を手動でセットアップする」をチェックして「次へ」をクリック、ADSLの場合は「常にアクティブな広帯域接続を使用して接続する」をチェックして「次へ」をクリック、「完了」ボタンを押して設定終了です。
最近ではダイアルアップ接続ではなく、ADSLやCATVなどブロードバンドによる常時接続環境にあることが多く、ADSLの場合のウィザードによる接続方法は、上述のとおりですが、やはり個々のプロバイダの指定する方法でマニュアルを確認して設定してください。
確認の要点は、TCP/IPの設定と、プラウザの接続設定です。
まず「ネットワークとインターネット接続」の下段の「ネットワーク接続」という項目をクリックすると、LANまたは高速インターネットのローカルエリア接続のアイコンが表示されます。このアイコンを右クリックし、「プロパティ」をクリックすると、枠内下の方に「インターネットプロトコル(TCP/IP)」があります。
この「TCP/IP」をクリックして選択し「プロパティ」ボタンをクリック、表示された「TCP/IPプロパティ」の「IPアドレスを自動的に取得する」と「DNSサーバーのアドレスを自動的に取得する」という項目、および下の「詳細設定」ボタンを押して表示された「IP設定」タブの「ゲートウェイ」の欄が、プロバイダの指定どおりに設定されているかどうかが問題です。
次に「インターネットオプション」という項目をクリックすると、設定画面が表示されます。ブロードバンドによる常時接続の場合は、この「接続」タブをクリックし、中段の「ダイヤルしない」の左のチェックボックスにチェックしてあること、また下の方の「LANの設定」ボタンをクリックし、「自動設定」欄と「プロキシサーバー」欄を確認することです。
この他のADSL接続の問題は、「ADSLコーナー」の各ファイルを参考にしてください。
マイコンピュータをクリックすると、まず初めにドライブが表示されます。
Windowsをインストールするときに、あえて別のドライブを指定してなければ、通常はCドライブにWindowsが入っています。
<WindowsXP>
このCドライブは、一般的にはプライマリーのマスターに接続されているハードディスク(要するに1台目)の基本MS−DOS領域です。
最近の大容量のハードディスクは、1台のハードディスクでも、CドライブとDドライブなど複数のドライブに分けて使用されていることが普通です。
また、ハードディスクを増設(プライマリーのスレーブ、セカンダリーのマスター、セカンダリーのスレーブのいずれかに接続)した場合も、増設ハードディスクのドライブを分けて使用していることが多いでしょう。
2台のハードディスクを、それぞれ3つのドライブに分けてからWindowsXPをインストールたときの構成は、次のようになります。
プライマリー・マスターHDD ・・・ Cドライブ Eドライブ Fドライブ
その他に接続されたHDD ・・・ Dドライブ Gドライブ Hドライブ
マイコンピュータの画面で、メニューバーの「表示」をクリックし、「詳細」をクリックすると、ドライブの容量、空き容量が確認できます。
この空き容量が少ないドライブは、ファイルの削除や他のドライブへ移すことで空き容量を増やすか、ハードディスクの増設など、どうするか対応を考えなければならないのです。
ファイルの削除は、それぞれのドライブで右クリックし、「プロパティ」をクリックすると、「全般」タブで「ディスクのクリーンアップ」が、「ツール」タブで管理用のツールが用意されています。
この「ディスクのクリーンアップ」は、不要ファイルの削除に使うことができます。
しかし、空き容量がほとんどない場合は、やはり不要かどうか自分で確認して、削除なり他のドライブへ移す必要があり、ドライブ内のフォルダの構造を見るには、「マイコンピュータ」を右クリックし、「エクスプローラ」を選択してエクスプローラを使うと便利です。
「ツール」タブでは、ドライブのエラーチェックと、最適化するツールが利用できます。WindowsXPで普通にNTFSファイルシステムを使用していれば、それ程頻繁に最適化する必要はありませんが、空き容量が少ない状態でファイルの保存と削除を繰り返していれば断片化するため最適化した方が良いでしょう。
ドライブのフォーマットをすると、ドライブ内の全ファイルが消去されます。
そのためWindowsがインストールされているドライブ(通常はCドライブ)は、Windows上からはフォーマットできませんが、その他のドライブは一括消去するためには、再フォーマットは便利です。ただしフォーマットの前に、重要なファイルはバックアップしておくことが大切です。
フォーマットは、マイコンピュータをクリックして、フォーマットするドライブを選び、右クリックして表示されるからメニューから「フォーマット」を選びクリックすれば可能です。
<フォルダの作成>
アプリケーションをインストールすると、多くの場合は、Cドライブの中の「Program
Files」というフォルダの中に、そのアプリケーションのフォルダを作成してファイルが収納されます。
自分でワードやエクセルで作成した文書や表のファイル、またインターネットで閲覧したファイルなどは、保存するときに、後で探しやすいように整理してないと行方不明になってしまうおそれがあります。
そのため、重要なファイルを分類して、自分であらかじめ、それぞれのフォルダを作成しておくと便利です。インターネットからファイルを取り込むことが多い場合は、仮に保存するフォルダを設けておくのも使い易いでしょう。
<WindowsXP>
また、デスクトップのアプリケーションのショートカットなども、種類ごとにフォルダに納めておくと使い易い上に、Windows98やMeではリソースの消費を抑えるために好ましいのです。
新しくフォルダを作成するためには、フォルダを作りたい場所で右クリックして、表示されるメニューから「新規作成」→「フォルダ」をクリックし、フォルダの名前を入力して作成できます。
例えば、デスクトップ上のアイコンなど何もない位置、DドライブをWクリックして開いて何もない位置、マイドキュメントをWクリックして開いて何もない位置で、右クリックすれば、メニューに「新規作成」→「フォルダ」が表示され、いずれもフォルダを作成することができます。
さらにフォルダの中に、フォルダを作成することも同様に可能であり、新しく作成したフォルダや既存のフォルダの中に上手にフォルダを作って分類していくことが賢い使い方でしょう。
<ファイルのコピー・移動・削除>
ファイルのコピーの方法は、何種類かあります。
(1)
右クリックのメニューの「コピー」と「貼り付け」を使う。
コピー元のファイルを右クリックし、表示されるメニューの「コピー」をクリック、
コピー先のフォルダのアイコンを右クリック、「貼り付け」をクリック。
または
コピー先のフォルダを開き、何もないところで右クリック、「貼り付け」をクリック。
(2)
メニューバーの「編集」メニューの「コピー」と「貼り付け」を使う。
コピー元のファイルを左クリックし、上部メニューバーの「編集」をクリック、
表示されるメニューの「コピー」をクリック、
コピー先のフォルダを開き、上部メニューバーの「編集」をクリックし、
表示されるメニューの「貼り付け」をクリック。
(3)
右クリックでドラッグアンドドロップを使う。
コピー元のファイルを右クリックし、クリックしたまま(ドラッグ)、
コピー先のフォルダのアイコン上でドロップ、「ここにコピー」をクリック。
ファイルの移動の場合は、上記の「コピー」の変わりに、「切り取り」を選べば、後の「貼り付け」の要領は同じです。
さらに移動の場合は、
(4)左クリックでドラッグアンドドロップを使う。
移動ファイルを左クリックしたまま、移動先のフォルダのアイコン上でドロップ。
さらに、マイドキュメントやフロッピーディスクなど特定の場所への移動やコピーは、そのファイルを右クリックして、「送る」でも可能です。
しかしビギナーの方には、誤操作を防ぐため、特に(1)の右クリックのメニューの「コピー」あるいは「移動」と「貼り付け」を使う方法がお勧めです。
また、ファイルの削除は、削除するファイルで右クリックし、表示されるメニューの「削除」をクリックすれば、ごみ箱に捨てることができます。
なお、フォルダもファイルと同様の方法で、コピー・移動・削除ができます。
もちろん複数のファイルやフォルダを選択して、同時にコピー・移動・削除ができます。
複数のファイルやフォルダを選択する方法は少しコツがあり、最初のファイルの少し右横の空欄の部分で右クリックしたままカーソルを一旦左に滑らせ、対象のファイルの数だけ下にカーソルを移動させれば、複数のファイルが選択された状態(紫色)になるので、その後は、(1)と同じ方法で可能です。
小さなファイルを持ち運ぶには、今でもフロッピーディスクは便利です。
店で購入したフロッピーディスクがフォーマットしてない場合や、一度使ったフロッピーディスクを一旦データを消去して再度使う場合は、フォーマットをします。
フォーマットの方法は、「マイコンピュータ」をWクリック、3.5インチFD
(A:)を右クリックし、表示されたメニューから、「フォーマット」をクリックします。フォーマットのダイアログボックスの開始ボタンをクリックすれば自動的に完了します。
なおフォーマットの種類の欄は、「クイックフォーマット」でも「通常のフォーマット」でも、一般的にはどちらでも構わないので、もしクイックフォーマットで使えないときに、通常のフォーマットを試すと良いでしょう。
フロッピーディスクへのデータの書き込みは、上述のファイルのコピー・移動の説明と同じ方法で可能です。
ただし、フロッピーディスクが書き込み禁止になっていると、データを書き込めないので、プロテクトノッチ(差し込む方を下にして右上の小窓)の窓が空いてないか確認してください。
2枚のフロッピーディスクがあり、全く複製をつくることは、3.5インチFD
(A:)を右クリックし、表示されたメニューから、「ディスクのコピー」をクリックします。まず、元のフロッピーディスクを差し「開始」ボタンをクリックし、読み取りが終わった後、新しいフロッピーディスクを入れて「OK」をクリックすれば書き込みが完了します。
フロッピーディスクは、それ程丈夫なものではなく、中身のデータも破損することがあり、重要なデータであれば、ハードディスクやCD-ROMに落としてバックアップしておくことが大切です。
削除したファイルは、いきなり記憶領域であるハードディスクから消去されるのではなく、一旦ごみ箱に捨てられることになります。
ごみ箱を右クリックし、表示されるメニューから「開く」をクリックすると、以前に捨てたファイルを確認することができます。もし間違って削除したとか捨てたくないファイルがごみ箱に入っていれば、そのファイルを左クリックで選択して、「元に戻す」をクリックすれば、ごみ箱に捨てる以前にあった場所に戻すことができます。
また「ごみ箱を空にする」をクリックすると、ごみ箱に入っている全てのファイルが消去されます。
すぐに、ごみ箱からも捨てたくなるものですが、間違って消去してしまわないように、せっかく安全のために用意されているごみ箱ですから、余裕のあるときに中身を確認して、ごみ箱を空にする習慣を身に付けると良いでしょう。
しかし、ごみ箱は容量の制約があり、ごみ箱に納まりきらない大きなファイルは直接消去されてしまいます。その場合、通常の設定では警告が表示されますので、削除して構わないか注意が必要です。
また、ごみ箱の容量は、右クリックし、表示されるメニューから「プロパティ」をクリックし、各ドライブのごみ箱に割り当てる容量の割合を変更できます。
稀に、ごみ箱のアイコンが変わってしまうという小さなトラブルがあります。アイコン自体は何でも好きなもので構わないのですが、気になるようであれば、規定のアイコンに戻せば良いでしょう。
戻し方は、前述の2-3または3-4で説明した「画面のプロパティ」シートで可能です。この「効果」タブをクリックし、上部枠内の「ごみ箱(いっぱい)」と「ごみ箱(空)」をそれぞれクリックし、「規定のアイコン」ボタンをクリックすれば戻ります。なおこの枠内の他のアイコンも、同様に規定のアイコンに戻すことができます。
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