今日、東京代官山の蔦屋書店で、TSUTAYA(ツタヤ)を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)との間で、武雄市図書館の企画・運営に関する提携で基本合意した旨、会見しました。夕方、古川知事のご厚意で、佐賀県庁会見室において、同内容の会見。そして、サガテレビに生出演しました。
午前の会見はこちら。 午後の会見はこちら。 ● 共同通信は既にこのように配信しています。 一言で言えば、言いたい放題。痛快な日でした。僕の持論である「地域が元気になれば、日本が元気になる。私たちはそのロールモデルになりたい。」と。これから進むのは前例もないですし、道無き道を歩んでいくことになります。そういった中で、ご批判を含む意見をぜひお寄せください。 私は、現在1億4500万円の年間予算を最低でも1割削減し、その上で、抜本的に図書館サービスを向上させる、その決意です。その中で、企画会社としてのCCCのノウハウを公立図書館である公共施設に浸透させたい。そのことによって、市民福祉の維持向上を図る、そういった思いで、来年4月1日のリニューアルオープンに向けて、CCC、市民、議会と連携していきます。ご期待ください。
今日(4日)午前11時からの記者会見します。TSUTAYAを運営するCCCの増田社長と一緒です。会見内容は、武雄市立図書館の企画・運営に関する提携基本合意について。武雄市立図書館を指定管理者制度を活用して、CCCにその運営を委託するものです。
もともと、このblogにも何度も書きましたが、6年前の市長就任時から、「図書館はTSUTAYAのように休みなく運営してほしい。」と唱え続けていました。しつこく言い続けていたこと、そして、図書館職員の頑張りによって、現時点でも佐賀県では最も休みの少ない図書館になったことは事実だし、一定の評価を頂いています。 しかし、これに止まってはいけない。前に、もっと前に。 また、このことについては、経緯も含めて詳しく書きます。きっかけを作ってくれたのは、私の小学校時代からの同級生で、現在、デジタルハリウッド社長兼CEOの古賀鉄也、てっちゃんです。これもまた後日書きますが、本当に彼のプッシュなくしては、この夢のような話はなかった。ありがとう。 ● 今日、午前11時から代官山T-SIGHTで会見します。終わり次第、佐賀に戻り、古川佐賀県知事のご厚意で、17時から佐賀県庁会見室で会見します。18時からサガテレビのスーパーニュースに生出演して、この武雄市立図書館+CCCのお話をします。 11時と17時の会見の模様は、ユーストで配信しますので、よかったらご覧ください。 リンクはこちらです。
今日(2日)午前、御船山楽園にて、奈良市の仲川げん市長と私とで記者会見を行いました。奈良ホテル側も同席頂きました。
奈良ホテル、武雄温泉楼門は辰野金吾博士の作品の中でも和風建築、取り分け、木材を多用したという意味で極めて珍しい建築物となります。辰野博士と言えば、東京駅や日本銀行本店の建築でも知られ、東京駅は今年リニューアルされます。今年の秋、再オープンした際に、奈良市と一緒に東京駅でプロモートを行います。 ● 奈良市と私たちの間では、近代建築つながりで広域連携を図り、両地域に眠る観光資源の掘り起こしを行い、協同で情報発信を行いますが。単に両市の交流に留まらず、この広域周遊連携プランを、奈良市の力を借りて、特にアジアに向けて発信したいと考えています。 具体的な取組は、実行委員会でいろいろ考えていきますが、大正時代のパスポートをモチーフに、周遊パスポートやこの周遊ツアーでしか味わえない体験を入れていきたいと思っています。ご期待ください。 昨晩から、仲川奈良市長とずっと一緒でしたが、昭和51年生まれで、民間企業、NPO活動を通じ、市長へ。僕は官僚出身で出自は大分異なるんですが、物腰の柔らかさ、ジョークの切れの良さ、スピーチのインパクトは、これからの首長という気がしました。また、同行されていた観光担当の職員の方も公務員離れしていて、とっても好感を持ちました。仲川市長を見習いたいと思います。 ● さあ、明日から東京です。2日かけて、4日(金)の記者会見に向けて準備します。
下町ロケット。題名もジャケットも素晴らしい。
第145回(平成23年度上半期) 直木賞受賞 「その特許がなければロケットは飛ばない――。 大田区の町工場が取得した最先端特許をめぐる、中小企業vs大企業の熱い戦い! かつて研究者としてロケット開発に携わっていた佃航平は、打ち上げ失敗の責任を取って研究者の道を辞し、いまは親の跡を継いで従業員200人の小さな会社、佃製作所を経営していた。 下請けいじめ、資金繰り難――。 ご多分に洩れず中小企業の悲哀を味わいつつも、日々奮闘している佃のもとに、ある日一通の訴状が届く。 相手は、容赦無い法廷戦略を駆使し、ライバル企業を叩き潰すことで知られるナカシマ工業だ。 否応なく法廷闘争に巻き込まれる佃製作所は、社会的信用を失い、会社存亡に危機に立たされる。 そんな中、佃製作所が取得した特許技術が、日本を代表する大企業、帝国重工に大きな衝撃を与えていた――。 会社は小さくても技術は負けない――。 モノ作りに情熱を燃やし続ける男たちの矜恃と卑劣な企業戦略の息詰まるガチンコ勝負。 さらに日本を代表する大企業との特許技術(知財)を巡る駆け引きの中で、佃が見出したものは――? 夢と現実。社員と家族。かつてロケットエンジンに夢を馳せた佃の、そして男たちの意地とプライドを賭した戦いがここにある。」 面白そうな内容でしょ。傑作です。前半の「法廷戦略」と次の「帝国重工とのドラマ」、どちらも面白いのですが、唯一惜しいのは、ストーリー展開に断層があること。 今、手元にある本が23冊。それでも、次々におすすめ本を教えてもらいます。この本は僕が信頼する数少ないジャーナリストのおすすめ。中小企業のオヤジが大企業の頭が固い連中の鼻をあかすっていうのもそれはそれでいいんですが、僕が痺れたのは、特許技術(知財)というもののダイナミックさと自分の会社に対する誇り、プライド。それが、うまく小説という形で分かりやすく生きている。 ラストでこれほど爽快感のある小説はなかなか珍しい。面白い本を紹介してくださり、ありがとうございました。
僕はあんまり人から影響は受けませんが、それでも、強い影響を受けた人間に、大阪府高槻市の北川潤一郎がいます。じゅんちゃんと言われて地元で親しまれていますが、この人が、最初たった数人で始めた高槻ジャズストリート。
すっかり、たった2日で10数万人集まる高槻どころか日本の名物イベントになりました。今年は、3日(木)・4日(金)に高槻市内がジャズ一色になります。屋外、屋内、路上、高架下、いろんなところがステージに。 この高槻ジャズストリートなんですが、今から9年前、高槻市役所に総務省から出向した際に、腰抜かした記憶があります。それは、この運営がフラットな市民ボランティアでなされていること。かっこいいTシャツを着た老若男女の皆さんが、交通整理、駐車場整理から誘導から何から何まで嬉々として活動されていたこと。その中心人物が、じゅんちゃん。 もともと、GWとなると高槻市民が、もともとの地元に戻ったり、大阪市内に遊びにいったり、高槻の商店街、高槻市内が閑散となることががまんならんということで、あえて、最も不利なGWにビッグイベントを開催したとじゅんちゃん、僕らに言ってました。 このイベントに行くために、飛行機に乗る価値があります。ぜひ、高槻にお越しください。ジャズはもちろん、これほど、まちづくりが楽しくできる、って実感できるイベントは僕は他に知らない。 ● そうは言いながら、私は、4日(金)11時に東京で会見、17時に佐賀県庁で会見、その後、地元佐賀のテレビ局に生出演しますので、高槻に伺うことはできませんが、じゅんちゃん、そして、高槻ジャズストリート実行委員会の皆さん、心から応援しています。
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私のあれこれ
現在42歳。以前の勤務地は東京、大阪高槻、沖縄でした。 ご意見等はhiwa1118@yahoo.co.jpまでお願いします。 ★プロフィール★ 1969.11朝日町生れ 1988.03武雄高校卒 2005.12総務省退職 2006.04武雄市長(現在2期目) ★趣味★ 料理(イタリア・タイ料理) 旅行(延べ40か国) 音楽(何でも。CD1000枚以上) ★好きな言葉★ 皇国の興廃此の一戦に在り。各員一層奮励努力せよ ★愛読書★ ローマ人の物語(塩野七生) 万葉秀歌(齋藤茂吉) 深夜特急(沢木耕太郎) サイゴンから来た妻と娘(近藤紘一) 人間の絆(ウィリアム・サマーセット・モーム) ★好きなアーティスト★ マネ フェルメール 小堀遠州 ローリング・ストーンズ U2 スガシカオ チャーリー・パーカー カルロス・クライバー ハンス・クナパーツブッシュ 中東久雄 以前の記事
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