韓国のSKハイニックス、エルピーダ入札から撤退

2012年 05月 4日 15:10 JST
 
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[ソウル 4日 ロイター] 韓国のSKハイニックス(000660.KS: 株価, 企業情報, レポート)は4日、会社更生手続き中のエルピーダメモリ支援企業選定に向けた第2次入札に参加しないと表明した。

SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長は取締役会後に記者団に対し、エルピーダ入札から撤退した理由について「戦略的にプラス面がない」ため、と語った。それ以上の詳細は明らかにしなかった。

SKハイニックス株はこのニュースを受けて急伸し、一時6.1%上昇。4月19日以来の高値を付けた。

エルピーダに対しては、米マイクロン・テクノロジー(MU.O: 株価, 企業情報, レポート)、SKハイニックスのほか、関係筋によると、TPGキャピタルと中国のホニーキャピタルが共同で応札する意向を示していた。

*内容を追加して再送します。

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5月4日、韓国のSKハイニックスは、会社更生手続き中のエルピーダメモリ支援企業選定に向けた第2次入札に参加しないと表明した。写真は4月撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai)

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