この項目ではシリーズ全般について記述しています。
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概要
この世界に住むふしぎな生き物、どうぶつずかんにはのっていない、『ポケットモンスター』、ちぢめて『ポケモン』。
『ポケットモンスター』(通称:ポケモン)とは、開発・ゲームフリーク、発売・株式会社ポケモン、販売・任天堂の携帯ゲーム。およびそれらに登場する架空の生物の総称である。
海外での正式名称は『Pokémon』(ポケモン(発音:ポキモン))となる。これは世界共通語である。ただし、近年では日本においても『ポケモン』の方が正式名称よりも認識されやすい。アメリカ・イギリスで「ポケットモンスター」と言うと、卑猥な内容と認識されるため注意が必要である。
RPGをベースに「交換・収集・対戦」の要素を加え、MMORPG登場以前に現れた通信ゲームの新たな方向性を打ち出した作品となった。
生みの親である田尻智によれば、自身が少年時代に熱中した虫取り遊びと、『ドラゴンクエストII 悪霊の神々』で入手できなかった「ふしぎなぼうし」を、ダブってる友人から貰う事が出来ないだろうか、という発想に基づいたものが基幹となっている。RPGとしての世界観は田尻が好きだった『MOTHER』の影響を受けたもの。
元々は全ROMカートリッジをID制にして、全ソフトでそれぞれポケモンの入手率を変化させたいというアイデアもあったが、複雑になりすぎる事が懸念され、宮本茂のアイデアで二種類のソフトで分ける方式が採用された。
始まりは1996年2月26日に発売されたゲームボーイ用ソフト『ポケットモンスター 赤・緑』である。当時既に斜陽にあった同ハードにおいて発売され、プレイヤー達の口コミで徐々に広まっていった結果日本一売れたソフトになって社会現象にまで発展、同時に売れまくったゲームボーイの救世主的存在になっていたというウソのようなホントの話。
以降15年間に渡り新作がリリースされ続け、最新作『ポケットモンスター ブラック・ホワイト』までの17作品で1億6000万本を売り上げ、これは業界内世界第二位の記録となる[1][2]。更にTVアニメも10年以上主人公が替わらないまま現在も放映中という長寿アニメになっている(ゲーム新作の主人公はサトシのお供になるケースが多い)。
なんやかんやで現在では、ポケモンのみの市場規模だけで3兆5000億円市場になっており(総売上ではなく"年間")、実はこれだけで、国内のゲーム市場とアニメ市場を合わせた数字の4倍以上の市場規模にあたる。
以下に記される項目は余りにも多種多様ではあるが、「ポケモン」というジャンルは、アニメを視聴して喜ぶ小さなお子様から、個体値・種族値・努力値といった隠しパラメーターの調整に膨大な時間を掛けるガチ廃人まで幅広く楽しめるといっても過言ではない(後者の影響でWi-Fi対戦が廃人巣窟・まともな小学生は手も足も出ないという状況になっているが…)。
ゲーム作品一覧
「ポケモンソフト一覧」を参照。
ポケモン一覧
「ポケモンずかん」を参照。
テレビアニメ
「ポケットモンスター(アニメ)」を参照。
関連項目
「ポケモンの関連項目一覧」を参照。
関連動画
ポケモンに関する動画は大変多くあるが、主に以下の通りに分けられる。
- プレイ動画
- ポケモンを通常プレイする動画、その中でもさらに「ストーリー」と「対戦動画」に分かれる。
ポケモンバトルレボリューションで対戦した動画には別に「バトレボ」タグがつけられている。 - 改造動画
- ポケモンROMをチートコード、またはバイナリを直接改造することによって動画の作成者が独自の世界観をアピールする動画。
「萌えもん」・「友人ポケモン」「ヤンデレブラック」等が有名動画としてあげられる。なお権利者的には削除対象となる可能性が高いのでご注意。 - BGM・芸術関係動画
- ポケモンのBGMは他のゲーム作品と比べて大変多く、「歌ってみた」・「演奏してみた」等でも見ることができる。
またそれらのBGMを紹介、zip配布する動画等もあるがそれはグレーゾーンに値する。 - アニメ
- ポケモンのアニメは削除対象であるが今なおそのアップロードは絶えない。
最近のシリーズでは明らかにネットの世論を反映した内容も見られるためニコニコでも人気は高い。 - 音楽
- アニメ主題歌等をまるごと上げる動画。昔は放置されている事が多かったが、現在は完全に削除対象。
- MAD
- ポケモンにもMADは多く見られる。
特にアニメの主人公「サトシ」とアニメ遊戯王の「バクラ」の中の人が同じなため、それに対するネタが多い。
これらは主に「闇サトシ」と言われ、ニコニコを代表するキャラの一人となっている。 - 擬人化
- ポケモンを人間風にアレンジした絵を「ポケモンいえるかな?」等をBGMにしてスライドショー化してる動画。
- 中にはプロの仕業とも思える絵柄も多数。
- 代表的作品に「萌えっ娘もんすたぁ」がある。
- その他
- 「ポケモン描いてみた」、ポケモン図鑑系、ポケモン動画のランキング、アンケート・検定系 等。
他にはかつて『ポケモン☆サンデー』内の対戦コーナーだけがうpされていたが、現在はアニメ本編同様削除対象。
関連商品
ゲーム
各世代間では通信交換は各種制限を受け、通信対戦は不可能。特に第二世代以前・第三世代以降ではプロトコルが変わってしまったため、通信は一切できない。
第一世代(GB・1996-1998)
通称初代。
記念すべき第一作で、それまでのゲームにはなかった収集・育成・対戦のシステムは当時の子供達の間で爆発的ヒットをもたらした。当時は解析が未発達でネットも存在しなかったため殆ど知られていなかったが、所謂種族値・努力値・個体値はこの頃から既にあった。
メガヒットタイトルである一方バグの宝庫としても知られる。
青・ピカチュウは赤・緑のマイナーチェンジ版。
ポケモン数は全151種。
第二世代(GBC・1999-2000)
通称金銀。ゲームボーイカラーに対応し、画面がカラーに。
あく・はがねタイプ、ポケモンの「持ち物」システムが追加。ポケモンにオス・メスの区別ができ、育て屋でタマゴが発見されるようになった。また、ポケモンのステータスの「とくしゅ」が「とくこう」と「とくぼう」に分離した。
クリスタルバージョンは金・銀のマイナーチェンジ版。クリスタルバージョン以降は物語開始時に主人公の性別を選べるようになった。
ポケモン数は全251種。
第三世代(GBA・2002-2004)
通称ルビサファ、RSE。
GBAに対応し、グラフィック・音源が一新された。システム面では特性・性格が追加された。
第二世代以前とは全く通信が出来ない。
エメラルドは、ルビー・サファイアのマイナーチェンジ版。
ポケモン数は全386種。
赤・緑リメイク版(2004)
通称FR・LG。初代赤・緑のリメイク作。
第三世代のシステムに準拠しているので、ルビー・サファイア・エメラルドとも通信対戦・交換ができる。赤・緑には無かったマップも追加されている。
第四世代(DS・2006-2008)
通称ダイパ、DPPt。
プラットフォームがDSに移り、フィールドマップが3Dになった。また、DSの無線通信機能により無線で通信対戦・交換ができるようになった。
本作から物理・特殊攻撃の区別がタイプ依存ではなく個々の技に依存するようになり、対戦で活躍するポケモンがぐっと増えた。
ハードが変わったため、やはり第三世代以前との通信は不可能。
プラチナは、ダイヤモンド・パールのマイナーチェンジ版。
ポケモン数は全493種。
→ポケットモンスターダイヤモンド・パール
→ポケットモンスタープラチナ
金銀リメイク版(2009)
通称HGSS。
金・銀のリメイク版で、システム面は第四世代に準拠している。容量的な問題により金銀では縮小、廃止されていたカントー地方のダンジョン等も復活・追加された上に、バトルフロンティア等の新施設も追加されている。また本作のみ全ポケモンの「連れ歩き」ができ、手持ちの先頭のポケモンが主人公の後ろをついて歩く。更に、モンスターボール型万歩計「ポケウォーカー」が付属し、好きなポケモンを転送してリアル世界でも一緒に連れ歩くことができる。
第五世代(DS・2010-現在)
最新作。通称BW。
フルモデルチェンジを掲げ、新しい舞台やポケモンを意欲的に用意した。
第四世代ではWiiソフト「ポケモンバトルレボリューション」がないとWi-Fi対戦ができなかったが、本作はソフト単体でWi-Fii対戦に対応し、世界中の人と手軽に対戦できるようになった。また、地味にテキストで漢字表現ができるようになった。
ポケモン数は現在646種。
また、シリーズでは初めて、2バージョンに分かれた続編が発表された。
2012年6月発売予定。
パッケージモンスターはどちらもキュレム。『ブラック2』のパッケージには、ゼクロムの意匠を濃く含んだブラックキュレム、『ホワイト2』のパッケージには同じくレシラムに似たホワイトキュレムが写っている。
グッズ
ゲーム、アニメ双方が大ヒットしたため数え切れないほどのキャラクターグッズが出ている。ライセンシー会社はバンダイをはじめ200社以上、グッズ点数は3500点。
関連コミュニティ
外部リンク
脚注
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%83%A2%E3%83%B3
読み:ポケモン
初版作成日: 08/05/20 01:28 ◆ 最終更新日: 12/04/24 12:44
編集内容についての説明/コメント: 最新作をブラック2・ホワイト2に変更
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