魔法戦記リリカルなのはForce
配役表(♂:6 ♀:6 被り:3)
トーマ・アヴェニール(男)【LV.31】
スティード(男)【LV.16】
ディバイダー(男)【LV.1】(研究(男)と兼ねてください。)
リリィ・シュトロゼック(女)【LV.6】
フェイト・T・ハラオウン(女)【LV.2】
ティアナ・ランスター(女)【LV.2】
シャーリー(女)【LV.1】(シスターと兼ねてください。)
シスター(女) 【LV.3】
研究員(男)【LV.5】
研究員(女)【LV.4】
ナレーション→トーマと兼任 【LV.3】
アナウンス(男) 【LV.6】
トーマ・アヴェニール→15歳。次元世界「ヴァイゼン」の出身の少年魔導師。7年前の「ヴァイゼン遺跡鉱山崩壊事故」で一人生き残り孤児となる。
スティード→感情豊かなトーマのデバイス
ディバイダー→謎のデバイス。
リリィ・シュトロゼック→年齢、出身ともに不明の謎の少女で、「銀十字の書」を使った違法研究の実験体らしく、違法研究者達は「シュトロゼック-4th」と呼んでいる。
フェイト・T・ハラオウン→エクリプス関連事件の捜査に従事する執務官。補佐官は引き続きシャリオ・フィニーノ。かつての副官であり現在では執務官として独立しているティアナ・ランスターと共同捜査にあたっている。
ティアナ・ランスター→本局警防部に所属する執務官として、フェイトらと共にエクリプス関連事件に協力している。スバルを通じてトーマと面識があり、彼からはティアさんと呼ばれている。
シャーリー→執務官補佐としてフェイトと共に行動中。
シスター→ルヴェラのシスター
研究員(男)→リリィの研究実験の指揮者。
研究員(女)→男の補佐官。
ナレーター→トーマ兼任で。
ナレ「人と魔導との出逢いは、果たして幸福であったか否か。
かつて、世界に争いを起こしたのが強大な魔導の力ならば、争いを止めたのもまた、同じ魔道の力だった。世界は今、片時の平和の中にあり。答えは未だ出ていない。」
シスター「はい・・・ミッドチルダ宛の電信絵葉書の送信ね。」
トーマ「うぃっス」
シスター「旅行中?」
トーマ「はい。」
シスター「いいわね。今日はどこまで?」
トーマ「この先の鉱山遺跡で宝探しと」
スティ「写真撮影を」
ナレ「Record1. Engage」
ナレ「前略、スゥちゃんお元気ですか?俺は一昨日からルヴェラの文化保護区に入りました。
ワガママ言って許してもらった一人旅も残り後3ヶ月。
保護区内は次元間通信が不自由なので、あんまり連絡できませんが。
俺は元気でやってます。スティードに教わって勉強もちゃんとやってます。約束どおり旅行の間に世界を見て回って、自分の答えを見つけます。」
トーマ「なー、スティード。到着は夜になるかな。」
スティ「そうですね、トーマ。食料の準備は充分で?」
トーマ「とーぜん。」
鉱山
トーマ「おー!やっと見えた!」
スティ「お目当てのルヴェラ鉱山遺跡ですね。」
トーマ「うん。」
スティ「ですが、もう夜です。野営できる場所を探しましょう。」
トーマ「だな。(周りを見渡して)
先客かな。今、明かりが見えたような。」
スティ「こんな辺鄙な場所に?」
研究(女)「機材とデータの搬出は終了です。あとは、マテリアルですが・・・」
研究(男)「廃棄処分だ。ここに捨てていく。」
研究(女)「献体はともかくシュトロゼックもですか?」
研究(男)「出来損ない一基にいつまでも関わっておれんよ。
向こうで銀十時(こいつ)の保有者を書き換えれば済む。」
スティ「引越しにしては物騒ですね。」
トーマ「関わり合って得はねーな。このまま、こっそり・・・」
リリィ「痛イよ。苦シい、ヨ」
トーマ「あ・・・・っ!!」
スティ「トーマ?!」
トーマ「いて、いてて・・・っ。この声、念話・・・?!」
スティ「?!私には何も」
トーマ「あの奥・・・・助けてって言ってる!」
スティ「トーマ、あなたまさか」
トーマ「助けてって言ってる。」
スティ「ですよね。ただ、あなたがケガでもすると、わたしが彼女に怒られますので。」
トーマ「オーライ、相棒(バディ)。うまくやるさ.」
内部
トーマ「うお・・・ッ!ここ、研究施設・・・?」
スティ「それも、だいぶヤバイ方向の。」
リリィ「痛い、よ」
トーマ「待ってて、痛いの、すぐに止めてあげるから。」
トーマ「解け!!」
解除した部屋
トーマ「?!あッ!づ・・・・っっ!」
鉱山
研究(男)「侵入者?!」
研究(女)「何者かがシュトロゼック4 thに接触!それにこれは、リアクトの反応?!」
内部
リリィ「だめ。痛いよ、怖い。寂しいよ。来ちゃだめ。」
トーマ「大丈夫・・・泣かないで。俺が今すぐ、助けるから。」
拘束が解けて、リリィが落ちてくる。
トーマ「!!てて・・・っ、大丈夫ッ?! !!!!全裸?!
き・・・・!着る物!!スティードなんか服っ!!」
スティ「それらしきものなら、そこに。」
鉱山
研究(男)「失態だ。安置室を熱焼却処分!シュトロゼックと侵入者ごとだ!!」
室内
アナ「警告、警告。感染災害の危険発生。これより熱焼却処理を行います。」
トーマ「しょ、焼却ッ?!」
スティ「困りましたね。熱いのは苦手です。」
アナ「近隣ブロックの職員は至急非難を。」
トーマ「手伝えスティード!」
スティ「オーライ、トーマ」
アナ「カウント6」
スティ「Protection」
トーマ「あの、いきなり飛び込んできてこんなことになっちゃって本当にゴメン。」
アナ「5」
トーマ「でも大丈夫。きっと助けるから。」
アナ「4 3 2 1」
リリィ「誓約(エンゲージ)」
アナ「0」
鉱山
研究(男)「やったか?!」
アナ「プラズマアーク正常作動!」
研究(女)「いかなる防御をしようと人間(ひと)が生存することなど・・・・」
男、画面を見つめる。
研究(男)「生きている・・・・・。あれが完成したのなら!金属が沸騰する温度の中でも活動しうるッ!!そういうものを!我々は!造り出そうとしていた」
ディバ「E-C Divider Code-996.Start Up.」
トーマ「ディバイド、ゼロ」
リリィのエンゲージにより、砲撃脱出。
スティ「トーマ、トーマ!」
トーマ「んあ。え、あれっ?!」
スティ「大丈夫ですか、トーマ。それになんです?そのイカした格好は」
トーマ「うおおお!なんじゃこりゃあー!!」
リリィ「?」
トーマ「あ。おお!!あれ、何だこの腕輪?」
トーマ「ああごめん。大丈夫?俺、トーマ・アヴェニール。名前聞いても?」
リリィ「リリィです。リリィ・シュトロゼック。」
トーマ「リリィ。いいね。かわいい名前だ。」
トーマに飛び込むリリィ。
トーマ「と、とりあえず安全な場所まで出よう!スティード、周辺チェック!」
スティ「オーライ、トーマ」
同時刻
第12管理世界フレディキア St.ワレリー港
シャ「お疲れ様です。フェイトさん、ティアナ執務官。押収物には該当しそうな品ありませんでした。」
フェイト「そう。銀十時もディバイダーもここじゃなかったか。」
ティアナ「『エクリプス』の感染者を出すわけにはいきません。」
フェイト「うん。」
ティアナ「もしも感染者が出たのなら、なんとしても捕獲しないと。」