報道発表
第2回アジア開発フォーラムが開催されました
平成23年6月1日
財 務 省
アジア諸国を中心に開発やODAに関する諸課題をハイレベルの実務者間で議論する、第2回アジア開発フォーラムが、財務省・外務省・国際協力機構(JICA)の共催により、本日、東京で開催されました。
本会合は、昨年11月に韓国・ソウルにおいて第1回会合が開催され、今回が2回目となります。今回の会合にはアジア諸国を中心に15カ国(欧州連合(EU)を含む)から、31名の参加がありました。また、アジア開発銀行、世界銀行、アフリカ経済改革センター(ACET)などの国際機関からも13名の参加がありました。
今回の会合では、まず緒方貞子・国際協力機構理事長のオープニングスピーチがあり、次いで黒田東彦・アジア開発銀行総裁がキーノートスピーチを行いました。それに続き、これまでの数十年間のアジアにおける開発援助の経験を踏まえ、今後のアジア地域および他地域への開発援助のあり方を探るべく、(1)アジアの経済発展・開発協力経験の共有とODAの役割、(2)アジアにおける残された開発問題や新たな課題への対応、(3)開発援助の国際コミュニティにおけるアジアの役割、の3つを主な議題とし、活発な議論が行われました。
参加者からは、「アジアにおける開発協力分野のハイレベルの実務家が率直な意見交換ができる数少ない場であり、今後ともこのような会合を継続的に行っていくことが有益」との声があり、また、今回、震災後の我が国が第2回会合を主催したことへの謝意が示されました。
(別添資料)中尾財務省国際局長による議長総括 / 【英文】
問い合わせ先
氷海(ひょうかい)・千田(ちだ)
TEL 03-3581-4111
内線2907・2903