4月からの放射線の新基準値。厚労省はどこまで劣化した役人の集りなのか。そして全ての原因は民主党政権。
またまた、マスゴミの煽った”放射線怖い”から来る様々な被害の話なのだが。4月より厚労省は、原発事故発生以来、農産物のセシウムの放射線の暫定数値としてきたのを改正して、より厳しい新基準値で、出荷制限にも踏み込むことになったとか。いままでの暫定基準値より数値とすれば、おおよそ1/5という厳しさとなる。いかにも厳しくしておけば、あとから文句は付けられないだろうという役人的思考のようだ。
基本となるのが、年間累積1㍉シーベルトを基準に、各農産物や食品をベクレル換算で基準値として発表している。年間累積計算でその100倍、100㍉シーベルト/年で放射線に依る人体に悪影響が世界中の臨床例で明確になっていないのにもかかわらず、ただICRPの勧告だからと、これを押し頂いて、愚民どもに徹底する。この責任は厚労省にあるのか?内閣府にあるのか?
先日、オイラの地域の部農会というのがあって、そこで連絡があったのだが。従来各戸が自家用にお茶の木を栽培していて、それを製茶にするのに、JAを通して製茶工場で加工してもらっていたのだが、4月より新基準となり100ベクレル/㎏越えは出荷できなくなったので、もともとサービスの類で加工していたので、何かこの問題で巻き込まれるのはゴメンだと、加工の受付は中止となったようだ。まぁ、オイラは数年前から自家用の新茶を電子レンジで製茶にしているので、別にどうでもいいのだが。・・・・・・・・
隣町の神奈川県真鶴町では、生シイタケが、141ベクレル/㎏が検出され、出荷停止となった。この町ではほとんどが自家消費用栽培なので大きな問題にはならないが、相模原や南足柄などの生産に風評被害に発展などという可能性を秘めている。
そもそもこの新基準はどのようにして決められたのか。これを調べるとまったく 馬鹿らしい根拠で数字遊びの結果のような。
ここで、まったく臨床学的に人体の被害なぞ認められていない1㍉シーベルト/年を基準において計算は出発している。もちろん自然放射線を我々、毎日浴びているわけで、花崗岩質の多い地盤では、その放射線は強くなる。ここでは食品からの被爆限度を1㍉シーベルト/年としているが、100㍉シーベルト/年以下で顕著な影響の臨床例がないなかで、この決め付けは、政治的基準値なだけで実態はなんら関係ないだろう。
100㍉シーベルト/年を限度値として、安全率を十分見て、50㍉シーベルト/年。これを食品からの被爆限度とすると、単純計算では、この新基準値は50倍の5000ベクレル/㎏となる。5000ベクレル/㎏というと、今の時勢ではとても大きいと怒る人もいるかもしれないが、人間の体自体今回の放射線被爆と関係なく、5000ベクレル前後の放射線(カリウム40など)を放っているのは常識なのだ。
そして、新基準では
また、主食である米や牛肉、大豆などは経過措置が取られます。 米と牛肉は9月末まで、大豆は12月末まで、暫定規制値が適用されます。米と大豆は年1回の収穫であり、牛肉は冷凍保存で流通するので、すぐに新しい基準値を適用できないためとされています。摂取量が多い品目ですが、現行の暫定規制値でも安全性が確保されていると厚労省は考えています。
さて、こうした新基準値の導入で、茨城県が最も影響を受けるのは農林水産業の現場です。 茨城県漁政課によると、今年に入って検査をした75種類の魚類のうち、新基準の100ベクレルを超えた事例は、スズキ、ババガレイ、ヒラメ、ヤマメなど13魚種もありました。 全頭検査を実施している県産牛は、昨年8月からこれまで約1万2800頭を検査した結果、17頭で1キロ当たり100ベクレルを超える放射性セシウムが検出されています。
ここまで厳しく国によって管理されることになった。新たな放射能汚染はもう発生しないとしても、現在散在している放射能物質の影響で、これを基準とされたら、福島・宮城・茨城・千葉・神奈川・静岡の農産物は軒並み出荷制限となるかもしれない事態となる。漁業も厳密に調べればクリアーしないで廃棄処分となることになろう。これから次々問題は起こっていくであろう。今のところ各生産者は出荷制限を受けたら、東電と国がその分を補償してくれると思っているからで、先々そのようなわけに行かなくなったら、百姓一揆、漁師一揆が起こるだろう。
仮に上記に沿って、50㍉シーベルト/年を根拠とすれば、単純計算では、50倍となるので、飲料水=500ベクレル/㎏、牛乳2500ベクレル/㎏、一般食品5,000ベクレル/㎏、乳児用食品2500ベクレル/㎏となる。別に架空な数字ではなく、過去からの臨床例を根拠にすれば、この当たりが妥当な数字であろう。また単位が㎏である。牛乳を毎日1㎏=1リットル=1000㍉リットル飲む人は珍しい人でしょう。コップ1杯が200CC=200mL=0.2㎏とすると、500ベクレル/コップ1杯となる。バナナ等価線量を参考にすると
カリウムとセシウムの違いといっても、放射線についてはたいした差はない。人類発祥のころから我われは これら食べ物と一緒にカリウム40の自然放射能をパクパク食べてきたのだ。生シイタケが100ベクレル/㎏超えたから出荷停止?じゃあ干しシイタケは昔から700ベクレル/㎏あるんじゃい!
この矛盾について、”放射線怖い”を煽っている反原発団体・非専門家たちよ、ジジババでも理解出来るように、その云っている危険性を解説しておくれ。
そして、一番のこの問題の主犯は厚労省の担当役人どもと、もともと野党時代から反原発で来た民主党の執行部だ。集める専門家も、児玉とか小佐古だとか、とにかく1㍉シーベルト/年でも危険だと煽り続けた結果、今回の新基準値にはそれが繁栄されている。
まぁ、この新基準値でこれから多くの混乱は起こり、特に福島の1次産業は再起できず、復興とはほど遠い結果になっていくであろう。
5月には、原発は全て停まり、再稼動は当分無理なようだ。この際、反原発派の主張通り、原発なしで電力を賄ってみようじゃないか。関西電力も橋下徹の主張通り、原発を再稼動しないで、高いまた調達の安定性のない燃料の火力発電で突き進んで行ってみればいい。その結果、停電頻発、計画配電で、産業・サービスがどのくらい打撃を受けるのか、日本の歴史的実験をしてみたらいい。
今の世の中、誰がどのように主張してきたか、動画・画像含めて言質は山のように残っている。これだけ橋下も原発廃絶を市長として、関電の大株主として発言をしているのなら、もう引っ込みは付かないし、付かせない。
テレビのみのもんた、古舘伊知郎もこれだけマッチポンプで煽って来たのだから、何らかの責任を持って主張していると考える。山田太郎なんていうバカタレントもだ。
さあ、今年1年この新基準値の放射線規制の影響と、原発無しの電力発電の結果、どこまで日本の産業が落ちて行くのか、歴史的実験を見てみたい。
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コメント
放射線怖いを煽る人たちや、原発廃絶、反原発の人たちの発言・行動には、逆に当事者意識が薄いように感じる。
原発を止めても、電力会社はなんとか別で電力発電をするだろう。放射線は限りなくゼロのほうが良いだろう。産業が電力不足で問題を起こしても、自分には関係ないだろう。
なあに、数年経てば、原発なしでも新たな発電システムが構築され、逆に今より安いコストで電力が賄えられるようになる。
これらが実現しなかったら、または今の現状から推定して、そんなことは無理だったら、どうなるのかという想像力は殆どない。
反原発、反原発と、唱えれば。平和平和と唱えれば。これと同じだね。おっと福島瑞穂、大江健三郎は相変わらずこの線ですな。
投稿: 陳湖臭 | 2012年4月16日 (月) 17時57分
天然放射能の食品含有量
http://www.rist.or.jp/atomica/data/pict/09/09010403/01.gif
これでみて、これまで問題になったセシウムの量などゴミみたいなものだ。問題は、利口そうに発言している文系の女だと思う。自分の小さい小さい頭で理解できる”放射能は子供に毒”というフレーズだけで主張しまくる。朝日新聞なども同じで、それを煽ることを”正義”の側についたと勘違いしている。再生紙はエネルギー節約?、スーパーのプラ袋省略はそれ程有効?(万引き天国にしただけ?)、天ぷら油の廃油で石鹸は役に立つ?地球温暖化でなく寒冷化が問題なのでは。。。。
こいつらには痛い目を経験させないと理解できない。今夏、大阪で”大停電”。札幌で”大停電”など起これば少しは目がさめよう。
投稿: 専門家は必要 | 2012年4月16日 (月) 20時18分