廿日市市宮島町の宮島水族館（みやじマリン）のペンギンなどを題材にした絵画の作品展が、同町内の厳州ギャラリーで開かれている。６日まで。

　広島市立大（広島市安佐南区）芸術学部アシスタントで画家の橋本健佑さん(27)＝安佐南区＝が制作した１３点を展示。写真のコピーを木製の板に転写して、卵の黄身と顔料を混ぜた絵の具「テンペラ」と、油絵の具を交互に塗り重ねた。

　水槽の中を涼しげに泳ぐフンボルトペンギンや、川魚など題材となった写真は、昨夏の同館リニューアル後に橋本さんが撮りためた中から選んだ。

　橋本さんは「立体感や色の深みが出る技法。水族館の生き物たちの魅力を感じてほしい」と話している。入場無料。正午〜午後６時。厳州ギャラリー＝電話０８２９（４４）０００３。

【写真説明】みやじマリンのペンギンなどを描いた作品展