Windows XP SP3 のサポートは 2014 年 4 月 8 日 (米国時間) で終了します。サポート終了後は、セキュリティ更新プログラムを入手できなくなりますので、Windows 7 などの新しいバージョンの Windows へのアップグレードをご検討ください。 詳細は Windows サポート終了情報をご覧ください。 文書番号: 821737 - 最終更新日: 2007年12月3日 - リビジョン: 6.3 フォルダ属性を変更する権限を持つユーザーがフォルダの暗号化属性を変更できる概要
Microsoft Windows では Windows シェル (Explorer.exe) によってフォルダの暗号化属性が処理されます。この資料では、フォルダの暗号化属性の処理方法に関する Microsoft Windows 2000 と Microsoft Windows XP (以降) との相違点について説明します。
詳細
Microsoft Windows 2000 では、有効な暗号化解除キー (回復キー) を保持し、かつ (フォルダの [プロパティ] の [内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する] チェック ボックスをオンにして) フォルダに暗号化属性を設定したユーザーのみがその属性を解除できます。
Microsoft Windows XP 以降 (たとえば Windows Server 2003) では、現行のファイル システムをより正確に反映した仕様変更によって、フォルダ属性を変更する権限を持つすべてのユーザーがフォルダのプロパティの [内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する] チェック ボックスをオフにできます。デフォルトでは、フォルダの属性の書き込みアクセス許可は Creator Owner、Administrators、および System アカウントに付与されるか、または親フォルダから継承されます。 暗号化ファイル システム (EFS) では、フォルダは暗号化されません。フォルダに含まれるファイルだけが暗号化されます。フォルダのプロパティにある [内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する] チェック ボックスでは、EFS がフォルダ内のすべてのファイルを暗号化する必要があることをファイル システムに通知するフォルダ属性 (FILE_ATTRIBUTE_ENCRYPTED) の設定だけを行います。 [内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する] チェック ボックスは単なるフォルダ属性であるため、オペレーティング システムの正しい動作は、フォルダ属性を変更する権限を持つユーザーが、このチェック ボックスの設定を変更することを可能にすることです。ただし、属性の書き込みアクセス許可を持つユーザーがフォルダの暗号化属性を解除しても、別のユーザーによって暗号化されたフォルダ内の既存のファイルは暗号化解除されず、フォルダ属性だけが変更されます。 Windows XP 以降で Windows 2000 の動作をエミュレートするには、フォルダの有効な暗号化解除キー (回復キー) を保持していないユーザーに対して、[属性の書き込み] アクセス許可に拒否を設定します。 注 : Windows XP で以下の手順を実行するには、フォルダのオプションで [表示] タブをクリックし、[詳細設定] ボックスの [簡易ファイルの共有を使用する (推奨)] チェック ボックスをオフにする必要があります。
Microsoft Windows XP および Windows Server 2003 http://www.microsoft.com/technet/security/guidance/cryptographyetc/efs.mspx (http://www.microsoft.com/technet/security/guidance/cryptographyetc/efs.mspx) Microsoft Windows 2000 http://www.microsoft.com/japan/technet/security/prodtech/windows2000/w2kccadm/secfunc/w2kadm21.mspx (http://www.microsoft.com/japan/technet/security/prodtech/windows2000/w2kccadm/secfunc/w2kadm21.mspx) この資料は以下の製品について記述したものです。
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